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2020年8月

2020年8月 8日 (土)

イラク製油所の復興支援

日揮ホールディングスばイラク最大級の製油所の設備の復興支援を4000億円で受注しました。
資金は、国際協力機構(JICA)が円借款で提供します。
日本によるイラク戦争後の支援としては最大級だといいます。

JIM-NETでは15年間、イラクの白血病の子どもや難民キャンプの子どもたちの命を救う活動を続けてきました。
今回、JCFともに、イラクの3つの病院、難民キャンプの診療所などに新型コロナウイルスを防御するための消毒薬や手袋、サージカルマスク、ガウンなど送ることを呼びかけ、クラウドファンディングで寄付を募ってきました。
目標額140万円に対して、約240万円集まり、さらに、支援してきたバスラの小児白血病センターに感染防護の資材を送るよう、支援枠を広げました。

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長年の活動のなかで、イラクの石油が日本のエネルギーの生命線になるんではないかという思いもありました。
アメリカとイランの問題で、イランの石油が入らなくなり、石油埋蔵量では世界で5本の指の入るイラクの石油に、長期的に頼らなければならない可能性が強まっています。

たくさんの支援をいただいて、ぼくたちはイラクの子どもたちを救う活動をしていますが、これまでの支援や交流が、こうした流れの下支えになっているのではないかと思っています。

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2020年8月 7日 (金)

発達障害と落語

「日曜はがんばらない」(文化放送、朝6時20分~)
8/2のゲストは、落語家の柳家花緑さんでした。
人気落語家だけあって、ずっと笑わされ続けました。

まくらだけ集めた「柳家花緑特選まくら集 多弁症のおかげです!」(竹書房文庫)は、とにかくおもしろいのですが、運を身につけていく家族の人生哲学が展開されています。
花緑さんは子どものころ教科書が読めず、授業中もじっとしていられずしゃべってばかりの“落ちこぼれ”。
その理由を40代になってから知りました。
「僕が手にいれた発達障害という止まり木」(幻冬舎)には、そんな体験が書かれています。

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彼には10人の弟子がいます。
なかには、おしゃべりが苦手な発達障害の人もいるとか。
よく考えると、落語の中には発達障害ぎみの人たちがけっこう活躍しています。
花緑さんの祖父は、日本の落語界を背負って立っていた柳家小さんですが、やっぱり発達障害ぎみだったようです。
すっかり花緑ファンになりました。

「日曜はがんばらない」は、こちらから過去の放送を聞くことができます。

http://www.joqr.co.jp/kamata/

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2020年8月 6日 (木)

コロナとPCR検査

自宅でPCR検査をするサービスが始まっています。
夜間や休日などに訪問診療を行っているナイトドクターは、感染しているか心配、保健所に連絡してもなかなか対応してくれない、微熱がある、息苦しいなどの症状があるという人の自宅などを訪問し、PCR検査をするといいます。
ファストドクターでも、訪問PCR検査をスタート。
とてもいいことです。
最近は、診療所でもPCR検査を実施しているところが、わずかですが出てきています。
これらを、自治体や国のデータとうまくコンピュータで繋がるような形にすると、検査のデータが増え、陽性率も他の国並みになっていくでしょう。

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オリンピックをやりたいならば(今の状況では来年開催はかなり無理だと思いますが)、政府と東京都はPCR検査に本腰を入れて、一日5万~10万件にする必要があります。
外国からの選手やお客さんを迎える上では、検査態勢の拡充は必須であり、その拡充は間違いなく国民の命や経済を守っていくことになるはずです。
GoToキャンペーンでお金をジャブジャブ使うよりも、検査を拡充することで、コンサートや旅行に行っても大丈夫か一つの目安になり、経済も回りやすくなるでしょう。
検査をしても、翌日また感染してしまうので陰性証明にはならないという議論もありますが、感染の疑いがある時には再度検査をすることが自由にできるようにすることで、安心して経済活動ができると思います。
経済を守り、命も心も守っていく上では、検査の機会が増えることは大切なことだと思います。

 

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2020年8月 5日 (水)

コロナと介護崩壊

新型コロナの陽性者が増え続け、病院のベッドが逼迫しはじめました。
介護施設では静かにクラスターも発生し始めています。
荒川区での介護施設では入所者が25人、職員が7人、合計32人の感染者が出ています。
葛飾区の介護施設や江戸川区の介護施設でも、クラスターが発生しています。
このまま感染者が増加していくと、まず保健所がパンクし、次に病院のベッド不足が顕著になり、
介護施設で陽性者が出ても病院で受け入れることができなくなっていきます。
そして、介護施設で大規模感染が起きていくのです。
こうやって欧米では、第一波でたくさんの死亡者を介護施設で出してしまいました。

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風に立つライオン基金では、介護崩壊を防ぐために、もの、人、心を送るという支援を続けてきました。
ガウンやマスク、アルコール消毒液などの医療物資を送り、医師や看護師が感染予防のノウハウをレクチャーし、
さだまさしさんやぼくがリモートで介護スタッフにエールを送っています。
そんな活動について、毎日新聞が2回にわたって記事にしてくれました。

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2020年8月 4日 (火)

コロナと世田谷区

世田谷区では、PCR検査を一日150件から300件に増やしました。
さらに一日1000件やるといいます。
よい意気込みです。

PCR検査は、本当は陽性なのに陰性と出てしまうようなことがあります。
だから、検査をしても仕方ないという意見があります。
この議論は日本以外のところでは全くされていません。
国民全部に行っても意味がないという議論もありますが、国民全部にやろうなんて誰も考えていません。

PCR検査を受けようにも、いまだに保健所に相談する過程で待たされてしまうたり、
拒否される患者さんがいるということが問題なのです。
医師が必要と判断したものに関してはかなりスムーズに受け入れられるようになりましたが、
まだまだ少ないというのが現状です。

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今のような状況になれば、もうオリンピックの来年開催は難しいでしょう。
それでも、政府や都知事はやると言っています。
オリンピックをやる以上は、選手はもちろん、外国からのお客さんのPCR検査、
屋内競技の場合は観客にもPCR検査をするということも、検討されるかもしれません。
そのための準備も兼ねながら、2波3波のために、3万件で留めずにPCR検査の態勢を整える必要があると思います。
特に、医療関係者や介護関係者が容易にPCR検査を受けられるようにすることが、
医療崩壊や介護崩壊を招くクラスターの発生リスクを減らすことができます。
世田谷区にふるさと納税などをして応援したいものです。

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2020年8月 3日 (月)

コロナと少子化

新型コロナの陽性者が増え続けています。
その7割は若者といわれています。
若者は軽症ですむと高をくくってると、後でとんでもないことが起こります。
イギリスの論文によると、軽症の人でも3割に息苦しさなどの後遺症が残るといわれています。
嗅覚や味覚の障害は1割の人で、そのまま残り続けているといいます。
慢性疲労性症候群のような症状が残って、気力が出ない、働く気になれないという人たちもいます。
サイトカインストームで血管炎が起こり、静脈血栓から肺梗塞になったり、動脈に血栓が出来て、若くして脳梗塞になったりもしています。
そういうははっきりしたエピソードがなくても、10年後、20年後に脳梗塞が起きたり、解離性大動脈瘤が起きたりする可能性もあり得るのではないかといわれています。
軽症でも、いくつもの臓器に障害を残す可能性があることを忘れないようにしましょう。

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若い世代での感染拡大でいちばん心配なのは、少子化への影響です。
中国の論文によると、ACE2受容体があるため精巣にも炎症が起きていることがわかりました。
38人の若者の精液検査を行ったところ、精子が少なくなっていました。
新型コロナに感染した子どもに精巣の炎症が起きた場合、男性ホルモンのアンドロゲンの分泌が低下し、二次性徴が起きにくくなる可能性もあるのです。

思春期以降に流行性耳下腺炎にかかると、男性の不妊症になる場合がありますが、このやっかいな新型コロナウイルスでもその心配があることが少しずつわかってきました。
ソーシャルディスタンスで人とつきあいにくいという社会的な要因もあわせて考えると、新型コロナは少子化に拍車をかけるのではないかと心配をしています。

もちろん、若者が感染すれば、高齢者も感染者が増え、致死率を上げてしまうことも考えられます。
若者は軽症ですむから感染しても大丈夫と思わないことが大事です。

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2020年8月 2日 (日)

ショック療法

新型コロナ感染症の一日の新規感染者数が毎日のように「過去最多」を更新しています。
8/1、東京都では472人を数えました。

新型コロナウイルス感染症対策分科会は、31日の分科会で感染状況を4段階に分け、段階に応じた対策を国や都道府県に促すことで合意しました。
けれども、感染状況を4段階に分けて説明なんて、国民は望んでいないように思います。
それよりも国民はもっと具体的な方針を出して欲しいと思っているのに、政治家も専門家も腰が引けているように感じます。

今、緊急事態宣言を出すとか、再び全国的に自粛要請をするということを望んでいるわけではありません。
それでは経済へのダメージが大きすぎます。
GO TOトラベルキャンペーンは東京だけ除外されていますが、愛知、大阪、福岡も除外したほうが引き締めになると思います。

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3密を防ぎ、大声を出さない。
換気をし、常に手洗いを心掛ける。
こんなことは、もうみんなわかっています。
ただし、わかっていることと、きちんとやることは違います。
もう1回、やるべきことをやれるようにするには、ショック療法が必要です。
政府がGO TOキャンペーンの方向転換をすることはメンツに関わるのでしょうが、経済的なダメージができるだけ少ない形で、国民をその気にさせるには、何かショック療法になるものを打ち出す必要があるでしょう。
さらに、首相の感動的な演説で、国民をその気にさせることも大切だと思います。
感染状況4段階を作ったことで、お茶を濁さないでほしいと思います。

 

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2020年8月 1日 (土)

中高生のための文化講演会

昨日に続き、書斎の断捨離で、2004年1月1日の新聞の一面広告を見つけました。
集英社がもっている財団法人が、2003年、高校生のための文化講演会を主催してくれました。
このとき、兵庫と京都の四つの高校を、二日間で講演しました。
これを機会に、毎年、中高校生を対象に、10か所、講演に行こうと決めました。

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毎年続けていましたが、残念なことに今年はその連続が途切れました。
コロナのせいです。
中断されたことはとても残念ですが、この後、再開していくことが大事なことだろうと思っています。

             ◇
本日8月1日、「大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版」(TBSラジオ)に急きょ、出演します。
ぼくの出番は16時30分ごろから。

ぜひ、お聞きください。

 

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