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「ぶあいそうな手紙」
視力を失いつつある78歳の独居老人エルネストと、行き場をなくした23歳の女性ビアの心の交流が描かれる。ウルグアイの昔の恋人から手紙が届き、偶然知り合ったビアに、手紙を読んでくれるように頼む。それがきっかけで、仲違いして来なくなった息子の部屋に、ビアがやってくるように。78歳のエルネストが人生の決断をする。最後にビアに代筆を頼んだ手紙が感動的。
昨年見た「ナポリの隣人」や2017年の「はじまりの街」と感じが似ている。新しい人生を予感させてくれる映画だ。価値観が変わっていくコロナ禍の中で、生き方を変えるチャンス。誰もが、新しい人生を始められる。
鎌田實 2020年8月30日 (日) 10時37分 | 固定リンク Tweet