考える絵本
地震の被害があった新潟を諏訪中央病院が支援したのがご縁で、
毎年、恩返しプロジェクト未来予想図実行委員会の人たちが、おいしいお米を送ってくれます。
ぼくは筆でその経緯を書いたメッセージを添えて、病院の入院患者さんたちに食べてもらっています。
とても喜ばれています。
もう13年も続いています。
今年はもう一つプレゼントがありました。
この未来予想図実行委員会の代表の下條茂さんが作った絵本です。
「考える絵本」(企画 下條茂 絵 長谷川恭子)
左のページから読むと「くまとうさぎ」、右のページから読むと「うさぎとくま」というタイトルで、
物語が始まります。
言葉はひとつもありません。
読者が自分で物語を考えられる、という絵本です。
天候不順が続き、冬眠に入る前のくまもうさぎもも食べ物がなくて困っています。
子どもたちに十分な食べ物を食べさせられないうさぎまのお母さんやクマのお母さんは
必死に食べ物を探します。
事情や立場は違うけれど、必死に生きようとしている、その相手の身になるということを自然に考えさせられます。
出版は株式会社エコール国際ネットワーク。
定価1200円(税別)
書店では手に入りにくいと思いますが、ぜひ、読んでみてください。
不思議な絵本です。
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