鎌田劇場へようこそ!(478)
「ウルフウォーカー」
アイルランドのカートゥーン・サルーン・アニメーションスタジオの作品。
「ソング・オブ・ザ・シー海のうた」という作品を出してるが、とても素敵なアニメーションだった。
眠ると魂が抜け出してオオカミになるウルフウォーカー。
中世からアイルランドで密かに伝わってきた伝説である。
人間が森を開発したことで、オオカミの住処がなくなっていく。
オオカミと人間との戦い。
だが、オオカミがいつも悪者というわけではない。
このアニメを見ていると、そのバランスを壊しているのは人間だということが分かってくる。
お互いの生き方を認め合うことで、本当はオオカミも人間も共存ができるはず。
元々人間よりも先にウイルスがいた。
ウイルスと人間もある意味、共生している。
が、どこかでその共存のバランスが崩れる時がある。
今回のアニメでは、オオカミが新たな森を探して移住することで、問題の決着がつくが、人間が森を破壊し続け、人間自身が追い込まれていくのを予感させるようなアニメになっている。
音楽もいい。
自然を描いている森の絵がすごく素敵である。
素敵なアニメだ。
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