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2020年11月

2020年11月30日 (月)

鎌田實の絵本ベスト10

佐賀にある「まちなかライブラリー鎌田文庫」では、
ぼくが選ぶ絵本ベスト10を展示しています。

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1位 「100年たったら」(アリス館)
    絵がとてもいいです。ライオンと鳥の友情がすばらしいです。
2位 「100万回生きたねこ」(講談社)
    佐野洋子さんの有名な作品です。
3位 「3つのなぞ」(フレーベル館)
    人生とって一番大切なものは何か、一番大事な人は誰か、など3つの謎に挑戦していきます。
4位 「なまえのないねこ」(小峰書店)
    ひとりぼっちの猫が最後に見つけた本当に欲しかったものとは。グッときます。
5位 「ヤクーバとライオン」(講談社)
   「勇気」と「信頼」とは何か語られます。

ぜひ、佐賀へ行く機会があれば、鎌田文庫を訪ねてみてください。

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2020年11月29日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(486)

「燃ゆる女の肖像」

美しい映画だ。
見応えたっぷり。
18世紀フランス、望まぬ結婚を控える貴族の娘と、彼女の肖像画を描く女性画家のラブストーリー。

死ぬ前に大切なものはと聞かれたら、思い出、好きな人、友だち、一冊の本、そう答えている。
大切な友だちでもあり恋人でもあり、生涯の思い出になり、ギリシャ神話のオルフェウス。
オルフェウスは毒蛇に噛まれた妻を冥土に奪還に行くが、振り向いてはならないと言われたにも関わらず、地上に上がる瞬間、妻がついてきてるかどうかを確認しようと後ろを振り返ってしまう。
妻を冥土から救い出すことができなかった。
思い出は大事なのだが、振り返らないことの大事さ。
熱烈な愛と美しい記憶。

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主演はセザール賞を2度受賞している女優のアデル・エネル。
とにかく美しい。
この映画の監督シアマは、元パートナーだからこそわかる、微妙な唇の動きや目の動きや髪の毛のほつれをとらえている。
海の前に立った彼女の強烈な美しさ。
これぞ映画。

12月4日ロードショー。

 

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2020年11月28日 (土)

コロナと音楽

バイオリニスト古澤巌さんのコンサートに、山梨県立文化ホールへ行ってきました。
2000人の会場で、お客さんは300人程度。
おそらく50%は入れたかったと思いますが、まだみんな音楽を聴く気持ちになっていないのかもしれません。
音楽家は大変だなと思いました。
しかし、コンサートが減り、貴重な演奏の機会を古澤さんは楽しんでいるように見えました。
瞑想曲は素晴らしかった!

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声を出さないコンサートや観劇、講演会などは、それほどリスクは高くないと思われます。
3密にならない工夫や、換気を工夫した会場ならば、十分に気を付けながら参加し、音楽家の生きる喜びを守ってあげたいなと思っています。

 

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2020年11月27日 (金)

日曜はがんばらない

11月29日の「日曜はがんばらない」(文化放送、朝6時20分~)は、
新刊『鎌田實の人生図書館』(マガジンハウス)について語ります。
この本がなぜできたのか。
どんな本を紹介しているのか。
絵本大好きな村上信夫さんのツッコミもあります。
チョコ募金の話も少しする予定です。

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この番組、朝早い時間になってから、むしろリスナーが増え、お便りも多くなりました。
人生とは何か、本や絵本、音楽、映画などの話題を掘り下げる番組です。
朝早いですが、ぜひ、聞いてください。
お便りもいただければうれしいです。
29日は、『鎌田實の人生図書館』のプレゼントもあります。

聞き逃した方は、番組ホームページで翌日から公開しています。

http://www.joqr.co.jp/kamata/

Radikoでも、1週間以内なら全国どこからでも聞くことができます(一部有料)。

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2020年11月26日 (木)

遅筆堂文庫

東ソーアリーナに併設されている遅筆堂文庫は、作家・井上ひさしさんの蔵書を閲覧できます。
蔵書は2万5000冊。
チロリン村の絵やNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」の人形などが飾られています。

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井上ひさしさんの代表作といえば「父と暮らせば」。井上さんの芝居を上演するために、500人ぐらいの規模の芝居小屋が理想的ということで、このアリーナが作られました。

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今、弦地域文化支援財団の代表をしている遠藤さんは、井上ひさしさんの弟子みたいな人。
今年春に佐賀市にオープンした「まちなかライブラリー鎌田文庫」のことを知っていて、鎌田文庫を参考にしたい、少しずつお金が貯まれば、遅筆堂文庫の雰囲気も変えていきたいと話していました。

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2020年11月25日 (水)

坂田明さんと

山形の東ソーアリーナは、井上ひさしさんゆかりの文化ホールです。
500人規模で、素敵な芝居小屋といった雰囲気。
隣に遅筆堂文庫を併設しています。
このホールを経営していたお菓子屋さんが経営困難になり、存続の危機に陥りましたが、東ソーという化学製品メーカーが3年間、2000万円を支援することを決め、何とか灯をともし続けられています。

ぼくも以前、永六輔さんや加藤登紀子さんからも「いいホールだから行って、応援してほしい」と言われていました。
今年初夏には、ジャズの中本マリさんとともに公演。
11月20日は、坂田明さんと公演しました。
このホールで坂田明さんとは2回目。240人が入りました。
GOTOを使うと4000円のチケット代が半額になったといいます。

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坂田さんは読書家で、「本よみうり堂」のMCを長年務めています。
とても気があって、チェルノブイリへ行ったり、日本中いろんなところを公演して歩いきました。
JCFから出したCD「ひまわり」は大ヒット。
年に一度くらいは、一緒にコント―サ&トークのイベントをしたいというふうに思っています。

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いつもなら、一緒に食事をしたいところですが、
今回は、旅館の食事も一人で食べることに。
寂しい食事でしたが、感染予防のために細心の注意をはらってイベントに臨みました。
東ソーアリーナ、なんとか今後も応援を続けたいと思っています。

 

 

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2020年11月24日 (火)

古窯

山形県の上山温泉に古窯という有名な旅館があります。
温泉旅館ナンバーワンになったこともあるところです。
作家や歌舞伎役者や俳優らがよく宿泊しており、絵皿が所狭しと飾られています。
ぼくも2枚ほど絵皿をかかされました。

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日本有数の旅館にするためにどんなことを心掛けたのか、女将さんにインタビューしたいと思っています。

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2020年11月23日 (月)

iPhone 12

病院の庭もずいぶん秋が深まってきました。
iPhone 12 promaxで撮りました。
うわさ通り、カメラ機能がとてもよくなっています。

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ぼくの事務所は9割方オンライン。
連絡事項も原稿確認のやりとりはもちろん、打ち合わせや対談、インタビューなどもオンラインでつないでやっています。
iPhone や iPadが大活躍です。

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本当は、対談やインタビューは実際にお会いしたほうがいいのですが、
コロナの間はオンラインでできることはオンラインで、と考えています。

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2020年11月22日 (日)

チョコ募金、好調スタート

チョコ募金がスタートして、はじめの2日間でなんと2万個の注文が入りました。
大口の申し込みも多いです。
日本はまだまだといわれていた寄付文化。
いま、第二波が起きているとぼくは分析しています。
第一の波は、2010年ごろ、伊達直人を名乗る人が児童養護施設にランドセルを寄付したことから、タイガーマスクブームが起こりました。
そこらじゅうで寄付が増えたというふうに言われています。
そして、今。
JIM-NETへのご寄付やクラウドファンディングにも予想外の反応のよさで、たくさんの人に協力をいただいています。
「かわいくて、プレゼントしやすい」というチョコ募金のチョコ缶。
なかなか会えないけれど、気持ちを伝えるにはちょうどよいプレゼントになります。

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アルビルのJIM-NETハウスでは、白血病の子どもたちが抗がん剤治療をしながら、ここで家族と一緒に寝泊りし、院内学級で勉強したりしています。
イラクでも評価が高まっています。
これも、チョコ募金のおかげです。
ぜひ、応援をお願いいたします。

詳しくはこちら↓ ↓ ↓

https://www.jim-net.org/choco/

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2020年11月21日 (土)

柳美里さん全米図書賞受賞

柳美里さんの『JR上野駅公園口』が、全米図書賞の翻訳部門に選ばれました。
1964年の東京五輪の前年、南相馬から出稼ぎに来た男の半生を描いた物語。
上野駅近辺でホームレスになった男を通して、日本の近代化の明暗を書き込んでいます。

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先日出たばかりの新刊『鎌田實の人生図書館』で、ほっとけない作家ベスト7に、柳美里さんを選びました。
南相馬に移住して「フルハウス」という書店を作った建築会社の社長は、ぼくの親友。
ぼく自身も、フルハウス応援講演会に行ったり、「鎌田實がもう一度10代に戻ったら読みたい本20冊」というコーナーを書棚に設けたり、と交流があります。
『JR上野駅公園口』に、「鎌田實様 時は過ぎない 時は終わらない」とサインして送っていただきました。

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2020年11月20日 (金)

増刷決定

『脱・呪縛』(理論社)が増刷になりました。
5刷です。

自由に生きるとはどういうことか、自由になるためにはどうしたらいいのか。
他人が自分を縛るだけではなく、自分が自分を縛っている現実。
この二つの呪縛からどうやって自由になるかを考えました。

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コロナ禍のなかで、ぼくの本が何冊か増刷がかかっています。
ありがたいことです。
少しでも、健康や生き方のヒントになればいいなと思っております。

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2020年11月19日 (木)

本日、新刊発売

『鎌田實の人生図書館』(マガジンハウス)本日、発売です。
発売前から大変好評です。
本と絵本と映画412点を紹介しています。
読書は僕の人生における羅針盤。
半年間、コロナ自粛の中で、本の宇宙や映画の宇宙にさまよってきました。

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映画を一本おすすするならとても迷います。
「第三の男」にしようか、それでもやっぱり「道」がいいかなと思ったり。
全然ヒットしなかったけど、ものすごい面白い映画もあります。
この頃はネット配信で見ることができます。
是非、『鎌田實の人生図書館』で、いい絵本探し、もう1度読み直したい本探しをしてみてはいかがでしょうか。


<お知らせ>


明日20日、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送、13:00~)に生出演します。
『鎌田實の人生図書館』のことも、話題になると思います。
ぼくの出演は14時25分から。
是非、お聞きください。

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2020年11月18日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(485)

「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」

1月8日ロードショー。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演。
とんでもなく激しい家族たち、みんな壊れている。
反目し合っているのに、愛おしい。
チャラいホームコメディではない。

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人間が生きるって大変だなと思わせながら、それでも家族と思わせてくれる深い作品に仕上がっている。
洒落たフランス映画です。

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2020年11月17日 (火)

紙芝居の新作は

僕の紙芝居の新作が決まりました。
「かまた先生のはだかのおうさま」
童心社から22年2月に発売します。
童心社は、毎月新作の紙芝居を発表をしており、早くも22年度のラインナップが決まりました。

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ぼくの初めての紙芝居は「かまた先生のアリとキリギリス」。
五山賞という栄誉ある賞をいただきました。

ぼくが描く裸の王様、はたしてどんな物語になるのか。
お楽しみに!

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2020年11月16日 (月)

増刷決定

『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)の増刷が決定しました。
5刷です。
読まれた方が口コミでじわじわと広めて下さっているようです。
ありがたいことです。

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新型コロナウイルスとの戦いも長くなりました。
内科外来にも、認知機能の低下が気になる人も時々出てきています。
是非、この本を読んでいただいて、コロナ後も要介護状態にならないようにしていただきたいと思います。

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2020年11月15日 (日)

チョコ募金、11/16スタート

今発売中の「週刊金曜日」に、JIM-NETのチョコ募金のことが詳しく紹介されました。
今年のテーマは「Justpeace」。
だれかを犠牲にした平和ではなく、みんなが等しく公正に平和であるという意味。
ジャスティスとピースを合わせた言葉です。
先日のキックオフイベントでは、俳優のサヘル・ローズさん、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんらが出演し、平和への思いを語りました。

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サヘル・ローズさんはイランで生まれ、イランイラク戦争で家族を亡くしました。
孤児になった彼女は、母となってくれた女性とともに日本にやってきました。
初めてイラクを訪ねたとき、イラクに対して憎しみがあったようですが、お母さんになってくれた人が、イラクもイランもみんな一緒、お互いが大事に想い合うことが大事とイラク行きを勧めてくれたようです。
サヘル・ローズさんは、イラクにあるぼくたちのJIM-NETハウスを訪ね、白血病の子どもたちや難民となった家族たちをふれあい、ジャストピースの大事さがわかったと言います。

湯川れい子さんは核のない世界をと思い描いてきましたが、ようやく核兵器禁止条約が来年1月に発効されます。
日本は後ろ向きだけども、それでも世界は一歩ずつ前進をしていることへの思いを語りました。
少しずつ「ジャストピース」、公正なる平和という言葉が広がっていくといいなと思っています。

いよいよ16日からチョコ募金の受け付けがスタートします。
例年16万個ですが、今年は10万個。早く売り切れる可能性がありますので、早めにお申込みください。
口コミやSNSでも広げてください。
お申込みは、JIM-NETのホームページから

https://www.jim-net.org/choco/

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2020年11月14日 (土)

どこでもジム

彫刻の森でも、縄文の森でも、どこでもウォーキング。
原稿を1本書き上げると気分転換に林の中へ入って歩き回っています。
ジムに通わなくなった今、意識は「どこでもジム」。

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対談や取材があるときは、森の中にあるカナディアンファームをよく使いますが、料理を待つ時間やちょっとした時間に、ワイドスクワットやランジなどをしています。

 

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2020年11月13日 (金)

11/19新刊発売

『鎌田實の人生図書館』(マガジンハウス)

コロナ自粛中の半年間、100本以上の映画を見直し、本や絵本などを読み直し、
ぼくの人生を作った作品を412点に絞り込みました。
さらに、ぼくが思うベスト10をいくつかのジャンルでまとめています。
自分で言うのもおかしいですが、労作です。

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イェール大学の論文によると、本を読む人は2年近く寿命が延びると言いいます。
大切な一冊を持っているような人生がおすすめです。

ぜひ、『鎌田實の人生図書館』をお読みください。

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2020年11月12日 (木)

ラジオ版 学問ノススメ

「FUTURESラジオ版 学問ノススメ」

ゲスト:鎌田 實

明日、11月13日(金)AM5:30−6:00
TOKYO FM(他)にて、放送予定です。

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3刷となった「それでも、幸せになれる」(清流出版)について、
パーソナリティーの蒲田健さんとたっぷり語ります。

「学問ノススメ」には、この10年くらいの間に、5回ほど出演させていただきました。
今回も、蒲田さんのイケボがしびれます。

放送日時:2020年11月13日金曜日、AM5:30−6:00

配信日時:2020年11月13日金曜日、AM7:00頃~

(放送ではお届けしきれなかった部分を含むノーカット版をnoteにて有料配信。https://note.com/gakumon_susume )
       

ネット局: FM青森、FM岩手、FM秋田、FM山形、FM仙台、FM福島、FM群馬、
FM栃木、TOKYO FM、K-MIX(静岡)、FM長野、FM新潟、FM富山、
FM石川、FM福井、FM岐阜、FM三重、FM滋賀、KISS―FM(兵庫)、
FM岡山、FM山陰、広島FM、FM山口、FM香川、FM徳島、FM高知、
FM佐賀、FM長崎、FM熊本、FM大分、FM宮崎、FM鹿児島、FM沖縄、
以上33局予定 

※アプリradikoでも聴取可能(放送後一週間、タイムフリーで聴取可能)

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八ヶ岳に雪

八ヶ岳に雪が降りました。
今年は、信州では雪が多いと予想されています。
スキーのチューニングのため、スポーツ店に板を持ち込みました。
富士見パノラマ3000メートルの滑降コースのシーズン券も買って準備万端。

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気持ちはすでにスキーシーズンに入りました。

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2020年11月11日 (水)

チョコ募金キックオフイベント

毎年開催している「チョコ募金キックオフイベント」。
今年は、「Justpeace!」(公正なる平和)をテーマにして、
11/6、オンラインで開催しました。

出演は、俳優のサヘル・ローズさん、ファッションブランドtenbo代表の鶴田能史さん、
ピアニストの堀江明子さん、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さん、
俳優の斉藤とも子さん、鎌田實です。

出演者全員によるトークショーや、サヘル・ローズさんのダンスパフォーマンス、tenpoさんのファッションショー、イラクのアルビルとつないで、牧野アンドレ君によるJIM-NETハウスの報告、ピアノコンサート・・・約2時間、もりだくさんの内容です。

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終演後も配信チケットやDVDのお申込みいただけます。
チケットは1000円~。
DVDのご希望の方は2000円。

詳しくは、↓ ↓ ↓ こちらからお申込みください。

https://www.jim-net.org/2020/10/09/6088/

 

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2020年11月10日 (火)

筋肉、脳、こころを刺激しよう

『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)の韓国版が出版されました。

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『鎌田實の大人の健脳ドリル101』(エイ出版)も好調のようです。
『それでも、幸せになれる』(清流出版)は3刷になりました。
コロナとの戦いがいよいよ長期戦になりました。
認知機能を低下させずに、将来、要介護にならないためにも、
これら鎌田の本で、筋肉や脳、心を刺激してください。

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2020年11月 9日 (月)

鎌田劇場へようこそ!(484)

「この世界に残されて」

ハンガリー映画。
ホロコーストを生き延びた16歳の少女と42歳の医師。
2人が絶望の中で静かな温もりを探す。
ナチスに代わって新しい権力として生まれてきたソ連共産党、そんなハンガリーで身を寄せ合って生きていく。
民族や宗教や政治の中で生きづらくさせられている人々の苦難の静かに描かれている。

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ホロコーストの話もほとんど出てこない、想像させるだけだ。
2人はそれぞれ新しいパートナーを見つけて新しい人生に羽ばたいていく。
希望があるような、希望がないような、とても深い映画。
おすすめの作品です。

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2020年11月 8日 (日)

深まる秋

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2020年11月 7日 (土)

紅葉

「鎌田實の人生図書館」(マガジンハウス)の原稿の最後の追い込みをしながら、
「にもかかわらず」をテーマにした新刊の原稿にも取り掛かっています。
煮詰まってくると、すぐに車で15分ほどのところにある彫刻の森に行って、スクワットやかかと落とし、ランジ、コグニサイズをやっています。
自然の中を歩き回ると、とても気持ちがいいものです。
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体重は波がありますが、だいたい72 kg ぐらいの理想体重になっています。
そろそろスキーシーズン。
しっかりと鍛えています。

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2020年11月 6日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(483)

「ソング・トゥ・ソング」

監督は僕の大好きなテレンス・マリック。
12月25日からロードショー。
とにかく映像が美しい。
4人の男女が不思議な恋愛関係を作り出していく。
訳のわからない恋愛模様を描いている。
生きるということは恋をすること、とミュージシャンたちが歌いながら、徐々に落とし穴にはまっていく。
愛と裏切りの中で歪みはじめていく4人の関係。
しかし、最後がかっこいい。

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映画賞を総ナメにしてきているマリック監督が、今回も美しい映像美をこれでもかと見せる。
映画好きにはたまらない映画。

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2020年11月 5日 (木)

八ヶ岳テイスト

八ヶ岳テイスト五感とコース料理が、テラス蓼科で始まりました。
諏訪中央病院の若い医師が、茅野市が目指している「スーパーシティ」を応援するため、地域のホテルのメニューのアドバイザー役をつとめました。
スーパーシティ構想とは、AIやビッグデータを活用した都市計画。
茅野市は、自治体アイディア公募をしています。

八ヶ岳高原の朝採りの野菜のスティック。
蓼科で温泉をいくつも見つけた武田信玄の戦の時のおにぎりをイメージして、
地元の謙太郎さんが作った謙太郎米と雑穀米の炊き込みご飯、きのこをバターと醤油でソテーし、信州牛をのせました。
雑穀米が微妙に絡み合ってとても美味しかった。

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諏訪中央病院の若手の医師がいろいろな形で健康や観光をまちづくりに生かそうとしています。
コロナで窒息しそうなところもありますが、諏訪中央病院の若手は元気でとても良いと思いました。

 

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2020年11月 4日 (水)

コロナ時代の野外フェス

アースガーデン主催のreLive東京フェスが、代々木公園で開催されました。
野外音楽堂でのコンサートと、同時開催のearth gardenのお店が100件ほど出て、賑わっていました。
ミュージシャンの佐藤タイジさんと加藤登紀子さんが2人で歌った後、
ぼくは登壇して、佐藤さんや加藤さんに鎌田式のワイドスクワットやランジ、コグニサイズなどをお教えしました。

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若い音楽家たちもたくさん出演しました。
コロナの自粛中にライブハウスが随分潰れ、ミュージシャンたちが活動する場がなくなりだしています。
音楽の世界を支えている裏方の人たちの生活も、厳しい状態になっています。
そうした音楽家たちの相談に、春からずっと相談に乗ってきました。

この日、ぼくはボランティアで参加。
元 J リーガーで日本サッカー代表の巻誠一郎さんと対談しました。
環境のいい、野外での対談は、とても気持ちのいいものでした。
そして、内容もたいへん面白いものになりました。
巻誠一郎さんの、セカンドキャリアについての話です。
サッカー選手を引退した後、ビジネスをやったけど失敗。
お金儲けは向いていないということに気がついた彼は、サッカーをやりながら自分自身の強みを生かそうと考えました。
サッカー選手は常に問題解決とか課題解決の訓練をしてきているので、こういうときの自己分析も慣れているそう。
お金儲けには向いていないと悟った彼は、人の役に立つビジネスを考えました。
経営していたフットサル場の近くに、発達障害の子どもたちが放課後デイサービスとして集まってきて、体を動かしたりチームプレーをすることで、障害を乗り越えていくきっかけが出来てくるといいます。
介護施設も運営を始めました。

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巻さんは、魅力的な人間であることが分かりました。
熊本出身で、熊本の地震の時から避難所や被災者に支援物資を配る活動を通して、新しい被災地支援のシステムを作り上げています。
今度一緒に活動しようということになりました。

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2020年11月 3日 (火)

たちまち3刷

緊急出版した
『それでも、幸せになれる ~「価値大短観時代の乗りこえ方」~』(清流出版)
3刷になりました。
好調のようです。
読売新聞朝刊の一面に広告が載りました。

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「四苦」を「四楽」に、など新しい時代の生き方が書かれています。
ぜひ、読んでみてください。

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2020年11月 2日 (月)

介護の日ライブ開催

11月11日は介護の日です。
介護の日を制定するかどうか議論された時、樋口恵子さんや堀田力さんらとともに、ぼくも委員に選ばれました。
介護している家族の方や介護のプロフェッショナルをリスペクトしよう、そして、介護を必要としてる人は上手にサービスを使って、最後まで自分らしく生きようという思いが込められています。

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介護の日に、がんばらない介護生活を考える会が YouTube で無料講演会を配信します。
大王製紙やいくつかのメーカーが協賛をしてくれています。
ライブで、ぼくやがんばらない介護生活を考える会のメンバーの看護師、心理療法士が介護でお悩みの方の質問に答えるコーナーもあります。
申込制ですので、お早めにお申し込みください。

申し込みはこちら

http://www.gambaranaikaigo.com/

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2020年11月 1日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(482)

「ホモ・サピエンスの涙」

スウェーデンの巨匠、ロイ・アンダーソン監督作品。
第76回ベネチア国際映画祭の最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞している。
映画好きにはこたえられないが、普通の映画を見たいと思ってる人には途方にくれるかもしれない。
人類の希望の涙と絶望の涙がうまく33のシーンで表している。
しかも、そのシーンはそれぞれワンカットという不思議な映画撮り。

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人類の幸福のための戦いを描いた傑作だ。

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