« 深まる秋 | トップページ | 筋肉、脳、こころを刺激しよう »
「この世界に残されて」
ハンガリー映画。ホロコーストを生き延びた16歳の少女と42歳の医師。2人が絶望の中で静かな温もりを探す。ナチスに代わって新しい権力として生まれてきたソ連共産党、そんなハンガリーで身を寄せ合って生きていく。民族や宗教や政治の中で生きづらくさせられている人々の苦難の静かに描かれている。
ホロコーストの話もほとんど出てこない、想像させるだけだ。2人はそれぞれ新しいパートナーを見つけて新しい人生に羽ばたいていく。希望があるような、希望がないような、とても深い映画。おすすめの作品です。
鎌田實 2020年11月 9日 (月) 10時45分 | 固定リンク Tweet