突然やってきた男
吉岡秀人さんから、突然、電話がかかってきて、会いたいと言われました。
ジャパンハートの代表、正確に言うと最高顧問。
この半年間、取材や打ち合わせなど、人と会う時は原村にある森のレストラン・カナディアンファームで会うようにしています。
吉岡さんとも、カナディアンファームで会うことにしました。
ハセヤンの作った、調理もできて床暖房にもなる、とんでもなく高機能のストーブを囲みながら、3時間近く話をしました。
それにしても、なぜ、超がつくほど忙しい吉岡さんがわざわざ一泊二日で会いに来てくれたのか。
理由を尋ねると、特に目的はないと言います。
ただ50代半ばになって、会ってみたいと思った人に会っておこうと思った、と。
「医療が届かないところに、医療を届ける」
吉岡先生は、この想いだけで国際医療支援ジャパンハートを率いてきました。
手術数は、16年間で23万件。
最近は小児がんの手術や心臓外科の手術、生体肝移植までやっているとか。
50代半ばになった吉岡さんは、多い時には1日25件もの手術をしています。
その根底にあるのは、助かる命を助けたいという思い。
ミャンマーやラオス、カンボジアで活動を展開しているのは、第二次大戦で民間人を含めて20万人の日本人が亡くなった一帯だから。
今も親日的なこの地域の子どもたちを20万人助けたい、それまでは頑張るということです。
23万件の手術の中には、ヘルニアなど簡単な手術もあるが、生きるか死ぬかの手術は20万人にはまだまだ道半ばだ、とか。
すごい男に会った!
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