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2021年2月 2日 (火)

東日本大震災から10年、その記憶(4)

福島県の子どもたちのことを心配し、何度も保育所へ通いました。
初めは20 km圏内にある保育所が閉鎖され、圏外の公民館を使って合同で子どもたちを預かる仮の保育所ができました。
そこにも挨拶に行きました。

作家の柳田邦男さんや絵本作家の伊勢英子さんとともに、子どもたちのとろこへ絵本の読み聞かせにも行きました。
「ぼくをだいて」という絵本を読みました。
風ぼくをだいて、雲ぼくをだいて、空ぼくをだいて、と続いた後、最後に、「母さん、ぼくをだいて」というフレーズを終わります。
聞いている子どもたちのなかに、万が一、お母さんを亡くした子どもがいたら悲しい思いをさせてしまうと思い、ぼくの生い立ちのことを語りました。
おじさんは子どもの時、お父さんとお母さんがいなくなって、他の新しいお父さんとお母さんのところへ行きました。友だちのなかにも悲しい思いをしてる人がいたら、優しくしてあげましょう。
そんなことを話しました。

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読み聞かせが終わって、子どもたちはぼくにハイタッチをして帰っていきます。
最後の女の子が、「ぎゅっとしてあげる」と言って、ぼくをハグしてくれました。
子どもたちを励まそうと行ったのに、子どもに救われたような思いをしました。

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