鎌田實の一日一冊(387)
「東川町 椅子 コレクション6」(発行;写真文化首都「写真の町」東川町、かまくら春秋社)
香山リカ、窪島誠一郎、平田オリザ、千住博、高樹のぶ子など、
そうそうたるメンバーが椅子にまつわる物語を書いている。
君の椅子運動というのがある。
なかなか凄い。
赤ちゃんが生まれて2歳か3歳になった時に、君の椅子だよと言ってプレゼントする。
自分の椅子ができたことで、自分がどれだけ大事にされているがわかる。
君の椅子は、東川町の木工の人たちが作っている。
なかなか洒落た運動だと思う。
ぼくは、諏訪湖畔にある原田泰治美術館にある赤や青、紫、黄などカラフルな芸術品のような車椅子のことを書いた。
スキーで骨折をしたとき、泰治さんがこの車椅子を貸してくれた。
ぼくはその紫色の車椅子に乗り、さだまさしさんとチャリティートーク&コンサートを豊田市で行った。
「車椅子って無味乾燥。障害のある自分としては車椅子を利用する人にあったかい感じになってもらいたいと思った」
そんな泰治さんとの椅子物語を書いた。
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