« 2021年3月 | トップページ

2021年4月

2021年4月17日 (土)

鎌田實の一日一冊(389)

「僕らは風に吹かれて」(河邉徹著、ステキブックス)

著者はバンドWEAVERのドラマーとして2009年にメジャーデビュー。
バンドでは作詞を担当しており、いくつかの小説も発表している。

主人公は、メジャーデビュー間近かベーシスト。
インスタグラムでは5万人のフォロワーがいる。
大きなツアーが企画されているさなかにコロナが始まり、とんでもない壁が立ちはだかる。
おそらくこの1年、多くの若者や音楽家たちがこの壁にぶつかっていたのだと思う。
小説の中で何度も、ボブディランの「風に吹かれて」が流れる。
久しぶりにボブディランを聴いてみたくなった。
WEAVERの曲も聞きながら、この小説を楽しく読んだ。

Photo_20210417122401

洒落た言葉に出会った。
「2020年、ボブ・ディランが新しい CD を出した。そんなに悪くない年だったんじゃないか。
完璧な年なんかない」
いいなと思った。
そう、どんな年も完璧な年なんかないのだ。
もう一つの言葉は
「元の世界なんてもう存在しない。コロナ前の世界に戻ろうなんてを思わないこと」
これもいいなと思った。
コロナの前から、僕たちの世界はどうしても戻らなければいけないほど素敵ではなかったはず。

音楽好きの若者がうれしくなるような本だ。
ぼくのような年代でも、全編にボブ・ディランが流れているような感じがして、いい時間をもらった。

|

2021年4月16日 (金)

春を感じながら、心もストレッチ

茅野にあるイングリッシュガーデンにも春がやってきました。
時々、この美しい庭園の中を歩かせていただいています。
気持ちがいいです。

Img_6219


ソーシャルディスタンスを守れるところで、体を動かしたり、季節の変化を感じたり。
コロナの第4波のなか、自分の心と体をいたわることがとても大事です。

 

|

2021年4月15日 (木)

小室等さんとトーク&フォーク

「鎌田實×小室等」トーク&フォーク
2021年6月12日 14時開演
会場 山形市・東ソーアリーナ

小室等さんとは何度か、トークとフォークライブでご一緒したことがありますが、今回は10年ぶりになります。
JCF で、一緒にチェルノブイリを訪ねたこともあります。
「ベラルーシの少女」と「雨のベラルーシ」という素敵な曲をつくってくれました。
東ソーアリーナでは、小室さんがどんな楽曲を歌うか分かりませんが、
この2曲のどちらかを歌ってもらおうとお願いをするつもりです。

Img_6217

東ソーアリーナは、以前は「シベールアリーナ」と言いました。
株式会社東ソーが命名権を得て、社会貢献で地域の文化を繋いでいこうとしています。
元を正せば、作家の井上ひさしさんが、芝居の町を作りたかったということで、
地元のお菓子屋さん「シベール」の社長、熊谷眞一さんが応援してきました。
社長を辞めた後も、アリーナを運営する地域文化支援財団の理事長を務め、私財を投入しています。
本当に素敵なホールと、井上ひさし文庫なのです。
ぼくも、一度行って魅了され、以来、東ソーアリーナを応援をしています。

車で10分ほどのところに上山温泉もあります。ホテル古窯も気に入っています。
ぜひ、山形と温泉と文化に浸りながら、小室等さんのフォークソングを聞いてみませんか。

詳しくはこちら↓

http://www.gen.or.jp/event/

|

2021年4月14日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(505)

「茜色に焼かれる」

監督は、「舟を編む」で日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞してた石井裕也。
主演は尾野真千子。
ロックシンガーの夫が交通事故で亡くなってしまった。
まず謝ってくれなかったことにこだわって、賠償金も拒否。
夫の愛人の子どもの養育費まで払い続けている。

Photo_20210414101001

不器用で、めんどくさいお母さん。けれど、必死に大切なものを手放さないように生きる姿は好感が持てる。
息子を守りながら、息子に守られて必死に生きる姿が美しい。
多くの日本人が忘れた生き方が小気味良い。

 

|

2021年4月13日 (火)

ワクチン接種

イラクのアルビルにあるナナカリ病院で、医療者のワクチン接種が始まりました。
拒否する人が何人か出たため、病院敷地内にあるJIM-NETハウスのスタッフの希望者に接種するという話になりました。
ありがたいことです。

Photo_20210413103801
日本から行っている牧野アンドレイ君も受けることになりました。
ワクチンはイギリスのアストラゼネカのものだそうです。
写真は、JIM-NETの現地スタッフのドクター・ヒワが
ワクチンを受けているところです。

 

|

2021年4月12日 (月)

子どもは日本の宝

千葉県の南流山中学校の図書館に、鎌田實コーナーができました。
この学校で教師をしている山田先生は、とても教育熱心。
ぼくは彼が務める中学校に、ボランティアで「教科書にない一回だけの命の授業」に行ったこともあります。
日本テレビの「every.」でも取材をさせてもらいました。

Imgp9033

中学生に向けて書いた『相手の身になる練習』(小学館)。
発売して間もないのに、すでに読みこんで、子どもたちに勧めてくれているのはとても嬉しいことです。
大人たちがこうやって子どもたちに愛情を注ぐことで、友だちを大事にする子どもたちが増えていく。
それは日本の宝になると思います。

|

2021年4月11日 (日)

リフレッシュの一杯

風に立つライオン基金に応援してくれている猿田彦珈琲。
猿田彦珈琲自慢の、エチオピアとイエメンの豆を購入しました。
どちらもコンテストで優勝した豆とのことです。

Img_6216

なんといっても、香りがすごい。
フルーティーなのに深みがあります。
5月に発売予定の「鎌田式健康手抜きごはん」と、7月に発売する「ミッドライフクライシス」の原稿書きに追われていますが、このコーヒーでリフレッシュしています。

 

|

2021年4月10日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(504)

「エヴァ」

4月16日ロードショー。
ジェシカ・チャスティン主演。
女性の暗殺者エヴァと、暗殺組織との戦いを描いている。
空前絶後のハードアクション。

54

コロナストレスを発散するにはおすすめの映画。
たった一人組織に立ち向かう反逆の暗殺者、壮絶な戦いの果てに待ち受ける運命とは。

|

2021年4月 9日 (金)

お知らせ

4月11日の「日曜日はがんばらない」(文化放送、朝6時20分~)では、
新刊『相手の身になる練習』(小学館)をご紹介します。

“相手の顔が見えにくい時代”といわれていますが、コロナはそれをいっそう加速しました。
感染した人や医療従事者への過激な誹謗中傷、差別は、そのことと関係があるように思います。

『相手の身になる練習』は、中学生を中心にした若い世代を対象にした小学館の「youthbooks」という新シリーズの第一弾。
まだまだ続くコロナの時代、世界の分断を防ぐためにも、子どもにも、大人にも、「相手の身になることの大切さ」を伝えたいと思っています。

Photo_20210409124701
リスナーへの本のプレゼントもあります。
ぜひ、「日曜はがんばらない」をお聞きください。

|

2021年4月 8日 (木)

古民家民宿の農地再生

長野県辰野町で、築150年の古民家を民宿にし、
耕作放棄地を再生しようという人たちが、
クラウドファンディングをしています。

「古民家民宿なないろ」では、地域住民と訪問者が交流し、学びあう場づくりをしようと考えています。
目標金額は300万円。
古民家のリフォームと、お米やブルーベリーを育てる農地再生のために使います。
完成したら、福島の子どもたちの保養や、都会からのリフレッシュなどに利用できれば、と考えているようです。

このプロジェクトの代表は、映画監督の鎌仲ひとみさん。
映画撮影の岩田まき子さん、古民家女将の飯田礼子さんと3人のグループで、辰野町に移住してきました。

 

◇クラウドファンディングはこちら↓
https://readyfor.jp/projects/nanairo2021

◇郵便振替の場合はこちら ↓

ゆうちょ銀行
普通口座
記号11140
番号42656011
口座名義 ナナイロ

他銀行からお振込みの場合
店名 〇一八 店番118
口座番号4265601

|

2021年4月 7日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(503)

「海辺の家族たち」

しみじみといい映画だ。
フランスのマルセイユ近郊の海辺の家に住む父親が倒れ、3人の子どもたちが集まってくる。
かつて栄えた町も、今はさびれている。
山腹に美しい高架橋があり、時々列車が走る。
入り江の町は、おとぎの国のように美しい。
監督はロベール・ゲディギャン。「キリマンジャロの雪」という作品が大好き。ヘミングウェイとは関係ない。
俳優も、「キリマンジャロの雪」に出演していたジャン・ピエール・ダルッサンがこの作品にも出ている。

Photo_20210407103801

バラバラになった家族が、父親が倒れたことをきっかけに、もう一回絆が結ばれ直していく。
壊れかかった街の中の、家族の再生の物語だ。
最後に家族をまとめ上げるのは、この小さな港に流れ着いた難民の子どもたち。
子どもたちを3人の兄弟が面倒を見始める。
ぼくもマルセイユに行ったことがあり、アフリカや中東から行ってくる難民たちのサポートする NPO 尋ねたことがある。
数年前までこの地域一帯は難民が上陸する地域だったのだろう 。
海や町、人間が上品に描かれている。
人間はこうやって生きてきたいと思わせてくれるような素敵な映画だ。
5月14日公開。

 

|

2021年4月 6日 (火)

鎌田劇場へようこそ!(502)

「ファーザー」

「羊たちの沈黙」でアカデミー賞に輝いた名優アンソニー・ホプキンスの“ 役者人生の最高傑作”と呼び声が高い。
自分の住んでいる場所が変わっていたり、出会った人が出会っていなかったり、なされた会話が実を全くなされてなかったり。
主人公の頭の中で、混乱が生じる。
記憶と時間の混乱という「迷宮」をスリリングに映し出していく。
やがて、彼が認知症になっているのが分かってくる。

Photo_20210406104001

認知症の1つ、レビー小体型認知症ではいないはずの人がありありと見えたりする。前頭側頭型認知症では作話や、これまでの人格が変わったようなことをすることもある。
アルツハイマー病の初期には物盗られ妄想というのがある。
主人公は、何度も時計が盗られたと思い込む。
主人公から見た映像と娘が見ている映像とが交錯し、映画をみる者も 正常な世界と幻覚の世界の隙間に押し込まれるような不思議な感覚になる。
アカデミー賞有力候補と言われているが、テーマが重いだけに、アカデミー賞を取れるかどうかは分からない。
ただ、アンソニー・ホプキンスの演技は素晴らしい。
5月14日公開。

|

2021年4月 5日 (月)

鎌田劇場へようこそ!(501)

「いのちの停車場」

吉永小百合出演映画122本の中で、初めて医師役に挑む。
救急救命医だった、吉永さん扮する白石医師は、金沢の在宅医療を専門にしているまほろば診療所にやってくる。
そこでまず出会うのが、血圧を測ることも、全ての医療を拒否するゴミ屋敷の中で暮らす、末期がんの患者だった。
白石医師と、広瀬すず扮する訪問看護師は必死に部屋を掃除。
掃除をして環境がきれいになっただけで、病気との戦いがかっこよくなっていく。
注射よりも薬よりも、環境を整えることの大事さが分かる。
勘当した息子と、最後に会えない、その息子の役を演じてしたり。
とにかくみんながあたたかい。
小池栄子扮する芸者さんは、末期がんになりながらも仕事を続ける。
小児がんの子どもの最期を看取ったり、父親が痛みで苦しんで「安楽死をしたい」という思いに巻き込まれながら、
一人の在宅診療医が正解のない中で命と向き合っていく。
泉谷しげる、西田敏行、田中泯と、豪華キャスト。
生は何か、死とは何かをわかりやすく感動的に、美しい映像で見せてくれる映画だ。

Photo_20210405111301

「いろんな人生を生きることができるのは、役者との特権、役者の喜び」
先日、ぼくと対談したときは吉永さんは語っていました。
公開は、5月21日。
ぜひ、ご覧ください。

|

2021年4月 4日 (日)

読者と映画談義

朝日新聞夕刊に、映画「旅立つ息子へ」の広告特集が掲載されました。
「Reライフ読者会議」という企画で、
発達障害の子どもを育てている親御さんや、学校の先生ら読者3人とともに、
「旅立つ息子へ」をみて、感想を語り合いました。
映画のなかでは、発達障害の子どもだけではなく、父親もそれなりの生きづらさを抱えています。
その二人が素晴らしい魅力を持っていて、それぞれが“卒業”していくお話です。
エンディングが感動的です。

Img_6211

せひ、「旅立つ息子へ」をご覧ください。

|

2021年4月 3日 (土)

八ヶ岳に立つ野ウサギ

さだまさしさんのファンクラブの冊子で、「鎌田實八ヶ岳に立つ野ウサギ」というタイトルでたくさんの写真を使って、鎌田の活動を報告してくれました。


アルバム「日本架空説」の中に「八ヶ岳に立つ野ウサギ」という曲があります。
名曲です。
でも、さださんはコンサートではあまり歌いません。
鎌田と、諏訪の小松先生の二人を描いた地域医療の歌です。
諏訪中央病院が45周年を迎えた時、僕は院長をしていました。
当時、40周年とか節目のときには、市民に向けたイベントを行っていましたが、
45周年のときには、一生懸命頑張り続けている病院や福祉施設のスタッフに喜んでもらおうと思って、さだまさしディナーショーを蓼科のホテルを借り切って行いました。
その時、「八ヶ岳に立つ野ウサギ」をはじめて披露してくれました。
あのときの驚きと感動は忘れられません。
Amazon Music などで聞けると思います。いい歌です。

Img_4491

明日4日朝6時25分からの「日曜はがんばらない」(文化放送)は、さだまさしさんがゲスト出演してくれます。
ぜひ、お聞きください。

|

2021年4月 2日 (金)

応援に感謝

JIM-NETの「シリアを忘れない」というクラウドファンディングに、
目標額140万円を上回る、180万円以上のご支援をいただきました。
ありがとうございました。

早速3月第1週に、シリア人で今イラクで生活をしている、現地スタッフのリームが、
シリア国内に支援に入りました。
抗生物質や血圧の薬、その他感染対策に必要なマスクやグローブ、酸素濃度計などを、
サリカニキャンプなど4か所の難民キャンプに届けることができました。

Photo_20210402114501

ある難民キャンプでは6万4000人が暮らしていました。
国連や国際 NGO の支援も入っていましたが、今回のJIM-NETの支援は赤新月社病院から大変な評価をもらい、
お礼の言葉もいただきました。
クルド赤新月社の関係者やシリアの人たちから多くの感謝の言葉をもらい、
リームは正直ビックリしたと言っています。

Photo_20210402114502

シリア紛争から10年が経ち、シリア国内の生活状況は残念ながらますます悪化しています。
今後もJIM-NETはイラク支援を中心にしながら、
「シリアを忘れない」という思いを込めて、シリアで難民となった女性や子どもたちに手を差し伸べていきたいと思っています。

半年後、1年後、再びクラウドファンディングでご協力をお願いするかもしれません。
その時は、またご協力をお願いいたします。

|

2021年4月 1日 (木)

さだまさしさんをゲストに

4月4日の「日曜はがんばらない」(文化放送、朝6時20分~)
ゲストにさだまさしさんをお迎えします。

Img_6204

4月に発売される新しいアルバムや、
3月に出版された「緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記」(幻冬舎)、
風に立つライオン基金のコロナ対策支援・・・盛り沢山のお話をうかがいます。

ぜひ、聞いてください。

|

« 2021年3月 | トップページ