鎌田劇場へようこそ!(501)
「いのちの停車場」
吉永小百合出演映画122本の中で、初めて医師役に挑む。
救急救命医だった、吉永さん扮する白石医師は、金沢の在宅医療を専門にしているまほろば診療所にやってくる。
そこでまず出会うのが、血圧を測ることも、全ての医療を拒否するゴミ屋敷の中で暮らす、末期がんの患者だった。
白石医師と、広瀬すず扮する訪問看護師は必死に部屋を掃除。
掃除をして環境がきれいになっただけで、病気との戦いがかっこよくなっていく。
注射よりも薬よりも、環境を整えることの大事さが分かる。
勘当した息子と、最後に会えない、その息子の役を演じてしたり。
とにかくみんながあたたかい。
小池栄子扮する芸者さんは、末期がんになりながらも仕事を続ける。
小児がんの子どもの最期を看取ったり、父親が痛みで苦しんで「安楽死をしたい」という思いに巻き込まれながら、
一人の在宅診療医が正解のない中で命と向き合っていく。
泉谷しげる、西田敏行、田中泯と、豪華キャスト。
生は何か、死とは何かをわかりやすく感動的に、美しい映像で見せてくれる映画だ。
「いろんな人生を生きることができるのは、役者との特権、役者の喜び」
先日、ぼくと対談したときは吉永さんは語っていました。
公開は、5月21日。
ぜひ、ご覧ください。
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