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2021年5月

2021年5月31日 (月)

免疫機能も

高野豆腐の健康効果に注目してきました。
なんといっても、高野豆腐に含まれるレジスタントタンパクには、血糖値やコレステロール値を下げる効果があります。
ぼく自身もよく食べ、糖尿病の患者さんや肥満のある患者さんにもおすすめしてきました。
そのレジスタントタンパクに、免疫機能を高める可能性があることが、旭松と信州大学の研究で分かりました。
乳酸菌による免疫賦活作用にかかわるインターフェロンガンマが、レジスタントタンパクによって作られることが分かったのです。

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ぼくが最近、気に入っているのが、高野豆腐を粉にした「粉豆腐」を使ったお好み焼き。
小麦粉の代わりに、粉豆腐で作ります。
キャベツをたっぷり使い、安い時に買って冷凍しておいたカキやホタテ、豚肉などを入れます。
タンパク質いっぱいの簡単手抜き料理です。
ぜひ、高野豆腐や粉豆腐に注目してください。

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2021年5月30日 (日)

声を挙げる

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんから入管法改正案に関して何か意見があったら一言言ってくださいと言われ、
「人権が守られない入管行政の改悪に反対します」と筆で書き、SNSに投稿しました。

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結局、与党は入管法改正案を取り下げました。
強行採決しないことは民主主義としてはとても良かったと思います。
何を言ってもダメだと思わず、言いたい時はしっかりと意見を言うことが必要なのだと思いました。

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2021年5月29日 (土)

林の声を聞く

新緑の林の地面は、落ち葉が堆積してじゅうたんのよう。
この上を歩くのはとても気持ちがいい。
国木田独歩の「武蔵野」を思い出す。
「遠い物音が鮮やかに聞こえる。この耳を傾けて聞くということがどんなに秋の末から冬にかけての今の武蔵野の心に適っているだろう」

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春になると、笑うようなさざめきの声が聞こえる。
林を歩いていると本当にいろんな声が聞こえるのだ。
あたかも縄文人の声が聞こえるような気がしてしまう。
でも、実際は林は沈黙している。

武蔵野の林ではなく、ぼくは蓼科山の林を歩く。
コロナから離れて、林の中を歩き続ける。

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2021年5月28日 (金)

グリーンボランティア

グリーンボランティアの人たちが、バザーを開きました。
庭で採れたハーブの花束が、大好評です。
患者さんたちも、車いすで庭まで下りて行って、楽しんでいました。
ぼくも花束を5つ買って、いろいろ手伝いをしてくれるグループにプレゼントをしました。
庭でできたルバーブやブラックベリーなどで作ったジャムも売られました。

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このグリーンボランティアは、諏訪中央病院の庭で植物を育る活動をして、バザーで得た利益で、また次の種や苗を買い、患者さんやスタッフたちが憩えるよう、素晴らしい庭を作ってくれています。
ありがたいことです。

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2021年5月27日 (木)

鎌田實の一日一冊(399)

「マイノリティーデザイン 弱さを生かせる社会をつくろう」(澤田智洋著、ライツ社)

著者はコピーライターで、世界ゆるスポーツ協会代表理事なんていう肩書もある。
息子さんが、目が不自由。
でも、彼はこう考えた。
「全ての弱さは社会の伸びしろ、苦手やできないこと、コンプレックスや障害は、克服しなければならないものではなく、生かせるもの」
「仕事で得た力をみんなが自分の人生と接続できたらできたなら。
大切な人のために行かせたなら。
自分の中にある弱さのためにもっと時間を使えたなら。
社会はもっと生きやすいい場所に変えることができる」

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読んでみると、なるほど、なるほどと思う。
「より良い社会を作る以前に、より良い自分の働き方を」
なるほどそうだと思う。
最後にマイノリティデザインの作り方が書かれている。
「秒単位の暇つぶしではなく、長生きする生態系を」彼のモットーだ。
刺激的な本です。

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2021年5月26日 (水)

鎌田式 健康手抜きごはん

本日発売!
医師が考える 楽しく人生を送るための簡単料理
「鎌田式 健康手抜きごはん」

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22021年7月14日(水)12時~13時 オンラインイベントを開催。
(Youtubeライブ・無料・事前申し込み不要)
↑ イベントの時間になりましあら、こちらからご視聴いただけます。

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野菜とタンパク質に集中した超簡単レシピがたくさん載っています。ぜひお読みください。 

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がんばったり、がんばらなかったり

毎日同じ草むらを歩いていると飽きてくるので、いろいろなところを歩きます。
来年のスキーのために、原稿を書く合い間を見計らって、とにかくウォーキングをしています。

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のんびり歩く3分と、しっかり歩幅を大きく広げて、速歩きをする3分を交互に繰り返します。
がんばったり、がんばらなかったり。
鎌田流速遅(はやおそ)歩きは、短い時間でも効率的な運動ができます。

 

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2021年5月25日 (火)

かんたんコグニサイズ

コロナフレイルにならないように、どこでもスクワットをやっています。
茅野市縄文公園は、入園が自由で、ほとんど人がいないため、ぼくはよくここでウォーキングやスクワット、コグニサイズをしています。
雑木林が美しいです。

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こんなコグニサイズをやっています。
1で右足を前に出して、2で戻す
3で左足を前に出して、4で戻す
5で右足を右に出して、6で戻す
7で左足を左に出して、8で戻す

これを50まで繰り返します。
3の倍数では声を出さず、手をパンと叩きます。

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自然の中で体を動かしていると、心までのびのびとしてきます。

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2021年5月24日 (月)

おはよう一直線(5/25)

2021年5月25日(火)早朝5:45頃~

 TBSラジオ
「生島ヒロシのおはよう一直線」に出演します。

5月26日に発売される新刊「鎌田式健康手抜きごはん」(集英社)より
外出しにくい昨今、おうちで手間をかけず、健康でおいしいご飯をつくるコツについてご紹介します。
新型コロナ・ワクチンについてもお話する予定です。

ぜひお聞きください。

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2021年5月23日 (日)

鎌田實の一日一冊(398)

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(岸田奈美著、小学館)

著者の岸田奈美さんとお会いするので、この本を読んだ。
笑いっぱなしだった。
1991年生まれ、関西学院大学で福祉と起業を学んで株式会社ミライロの創設メンバーとなり、広報部長を務めた。
その後、作家として独立。

お父さんが若い時に、心筋梗塞で亡くなった。
お母さんは子ども二人を支えて頑張っていたが、脳卒中を起こし、車椅子生活になった。
弟はダウン症で知的障害がある。
家族みんなが大変なはずなのに、みんなで笑い飛ばしながら生きている。

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この人の比喩表現は絶品だ。
今、村上村上春樹の初期作品を読み直しているが、村上春樹の小説もものすごく比喩が多い。
もう多過ぎてちょっとうんざりするときもある。
岸田さんの比喩は、ぷっと吹き出してしまいそうになる。

お母さんが「ずっと死にたいと思っていた」と言うと、
「ママ、死にたいなら死んでもいいよ」と言ってしまう。
ここがなかなか凄い。
「死んでもいいと言われたら、生きたくなった」
お母さんは心理セラピストになり、年間180回、車椅子で講演をするようになった。
娘も凄いけど、お母さんも凄い。
弟の凄さは、この本を読んでもらうとわかる。

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2021年5月22日 (土)

吉永小百合さんと対談

月刊誌「パンプキン」6月号で、吉永小百合さんと鎌田實が対談しています。
吉永さんは、映画「いのちの停車場」で在宅医を演じています。
対談のテーマも、命や看取りの話となりました。

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「鎌田先生のご本に“ピンピンひらり”という素敵な言葉が出てきますが、ひらりと逝けたらいいなと思っています」
「もし余命宣告を受けたら、俳優業ではなく、できる限り自分のやりたいこと好きなこと、特に旅行かしら、素晴らしい景色や食べ物に触れたいですね」
「この映画をやってから、もし余命何ヶ月とかになったら、在宅医療がいいなと思いました」
そんなふうに語る吉永さん。
実生活では、お母さんが癌の治療を拒否して4年経ち、90歳の誕生日に孫や友人を呼んで、賑やかに祝った後、吉永さんたち三姉妹が毎晩交代で一人暮らしのお母さんに付き添ったといいます。

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ぜひ、吉永小百合さんとの対談をお読みください。
現在公開中の「いのちの停車場」も、自分の大切な人の最後をどう看取るか、ヒントがいっぱいあります。

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2021年5月21日 (金)

バックランジ

フロントランジは、両足を肩幅に広げて立ち、右足を前に出して、体をまっすぐに沈み込ませていきます。
右足を元の位置に戻し、今度は左足を踏み出して、同じように体を沈みこませます。

フロントランジに慣れてきたら、足を後ろに出すバックランジをやってみましょう。
初めはバランスがとりにくいので、後ろにひく歩幅を小さくします。
①両足を肩幅に広げて立ち、
②右足を後ろにひき、かかとをあげたまま、
③体をまっすぐ沈み込ませていきます。
左足も同様に行います。

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体がふらつかず、バランスがとれるようになったら、足を大きく後ろへ踏み出しましょう。
バックランジをすることで、太ももからふくらはぎの筋肉の強化、アキレス腱の周りのストレッチになります。
腹筋も意識して行うのもコツです。
コロナ肥満にならないように、自分の体の点検をしてみましょう。

 

 

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2021年5月20日 (木)

「いのちの停車場」

吉永小百合さんの映画「いのちの停車場」が明日21日からロードショーされます。
吉永さんと対談したとき、ご両親の介護についてもお話を伺いました。

ぼくは、こんなコメントをしました。
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誰にでもやってくる命の最後。
とても良いヒントになる映画です。

 

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2021年5月19日 (水)

ペットボトルで握力強化

昨日に続き、握力を意識した運動を紹介します。
ペットボトルを両手に持って、手首を巻き上げるように屈曲と進展を繰り返します。

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ペットボトルは、手のひらで包まず、指で持つように意識するのがコツです。
これを10回。
ステイホーム中に、握力の強化を図りましょう。

 

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2021年5月18日 (火)

握力に注目

高齢になってくると握力が低下して、瓶詰めやペットボトルのふたが開けづらくなるという人がおおくなります。
握力の低下と寿命が関係しているという論文はいくつも出ています。
スクワットなどで大きな筋肉群を強化しておくことが、握力の低下を防ぐことになりますが、
握力そのものを強化することも大事です。
壁に向かって腕立て伏せをするとき、少し指を立てて行います。
これを5回。
けっこう体に来ます。

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それから、両手腕をまっすぐ伸ばして、パーとグーを20回繰り返します。
20回目になるとちょっと疲れてきます。

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握力は、指の力と前腕の屈曲筋が重要です。
この指立て伏せと、グーパー運動でこれらの筋力を強化できます。
握力に注目してみましょう。

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2021年5月17日 (月)

鎌田劇場へようこそ!(507)

「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

2019年の映画おすすめ。
Amazonプレミアムの動画配信サービスで見た。
サリンジャーは大好きな作家。
『鎌田實の人生図書館』(マガジンハウス)でも、「なぜか気になる外国作家ベスト10」の3位に選んでいる。
ちなみに、1位はミラン・クンデル、2位は「アデン・アラビア」で有名な詩人ポール・ニザン。

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2015年発表の「ライ麦畑で出会ったら」という映画を見た。
高校生が、隠遁しているサリンジャーに会いに行こうとするストーリー。
「ライ麦畑でつかまえて」は何度も映画化の話があったが、サリンジャーは自分が生きている間は許可しなかった。
サリンジャーは続編も書かず、売れる本を書こうとはしなかった。
不思議な男である。
どうして、「ライ麦畑でつかまえて」ができたのか、この映画を見るとよく分かる。
この映画をみてから、もう一度小説のほうを読み返すのもいいかもしれない。

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2021年5月16日 (日)

縄文公園

縄文公園にタンポポが咲いています。
夕日が、茅野の里山に落ちようとしています。
この野原は4000年から5000年前にかけて縄文銀座と言われ、300個の縄文人たちの竪穴住居が見つかっています。

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ここでウォーキングをしていると、縄文人の声が聞こえるような感じがしてきます。
自然と古代と繋がっていることを意識する時間でもあります。

 

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2021年5月15日 (土)

腹筋

おなかの真ん中を通っている腹直筋群と脇腹の側腹筋群を意識しています。
これらの筋肉を吊り上げるようにして、手を上に上げながらお腹をへこませて歩行をします。

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まっすぐ立ったところから、右足を15㎝ほど前に出して、右足のかかとを上げて、
腹筋を縮めるようにしながら、空き缶を潰すようなつもりで右足の甲に力を入れます。
そのまま5~10秒。
今度は反対の左足を前に出して、同じ動作を行います。
これを5回繰り返します。

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この運動で、メタボの改善になり、腹囲が9㎝縮まりました。
スクワットで太ももの筋肉が強化したり、腹筋、背筋ができたことで腰痛が起こらなくなりました。
まだ脇腹には少し皮下脂肪がついていますが、食べることが大好きなので、
体重がコントロールできて、筋肉が強化されていれば、無理して贅肉は取らなくてもいいというふうに考えています。
人生の中の贅肉、無駄も、肯定的に捉えています。
やるべきことをやっていれば、贅肉や無駄があってもいいというふうに思っています。

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2021年5月14日 (金)

自然の力

諏訪中央病院の庭が、急に季節が進んだように、
植物がいきいきしはじめました。
グリーンボランティアのおかげで、
患者さんたちが、美しい花を見ることができます。

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職員たちも、コロナで厳しい状況にありますが、この庭に出るとちょっとほっとします。
看護師や看護学校の学生たちが、患者さんの車椅子を押しながら庭に出てくると、とても嬉しそうです。
リハビリの先生と歩く歩行訓練をしている光景も、とてもいいものです。
自然の力は大きいと思います。

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2021年5月13日 (木)

鎌田劇場へようこそ!(506)

「スーパーノヴァ」

20年間愛し合った、作家とピアニストの物語。
作家が認知症になっていく。
ピアニストは必死に支えようとするが、パートナーに迷惑をかけたくないと思う。
年を取るということはどういうことか。
優しさのなかで物語が進んでいく。

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スーパーノヴァ、超新星。
星も年を取ると爆発して、元素に戻っていく。
その元素の一部を利用してアミノ酸ができ、人間の体に利用させていく。
イギリスの美しい景色のなかで、何度も星空が映し出されていく。
コリン・ファースとスタンリー・トゥッチ、名優同士の演技が素晴らしい。
7月1日ロードショー。

 

 

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2021年5月12日 (水)

鎌田實の一日一冊(397)

「羊をめぐる冒険」(村上春樹著、講談社)

鼠三部作の第三部。
小説と面白い構造になっている。読み応えがあった。
物知り比喩が多いのが少し鼻につくが、物語性が豊かで最後まで引き込まれた。

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エンディングはあまり好きではなかった。
でも、この後、村上春樹の、もうひとつの世界パラレルワールドへ広がっていく萌芽のようなものは感じた。
やっぱり村上春樹、すごい。

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2021年5月11日 (火)

鎌田實の一日一冊(396)

「さいごのゆうれい」(斉藤倫著、福音館)

著者は少女漫画家で、たくさんの漫画をかいている。
「さいごのゆうれい」は、長編書き下ろし小説。
小学高学年からとなっているが、大人も興味深く読める。

小5の男の子が主人公。
おばあちゃんの田舎に行って、「ゆうれい」に出会う。
大袈裟に言うと、世界を取り戻すための四日間の物語。

トワイライトという「かなしみ」を消してくれる薬が広がり、
世界中が、「かなしみ」や「こうかい」を忘れてしまっていた。
誰も亡くなった人のことを思わないから、お盆でも、「ゆうれい」が戻って来られない。
誰も死んだ人のことを考えないからだ。

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「かなしみ」って何だろう、と何度も繰り返される問いかけ。
本当に悲しいときには、人は微笑む。
ほっぺの筋肉を少しだけ上げる、それ以上できることがないから。
確かに、10年前、東北の被災地でこの何とも言えない、そうすることしかできない微笑みをたくさん見た。
「自分って、自分だけでは正しく見られないでしょ。
だれもがゆうれいのわたしたちを忘れてしまうと、ゆうれいはゆうれいを保てなくなるのよ」
そうやって、最後のゆうれいが少年のところにやってきて、「かなしみ」を取り戻すための戦いが始まる。
亡くなった人を忘れると、過去の「かなしみ」もなかったことになる。
そして、権力を持った人や政治家は、愚かなことを繰り返す。
「かなしみ」って結構大切なものだということが分かってくる。

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2021年5月10日 (月)

鎌田實の一日一冊(395)

「1973年のピンボール」(村上春樹著、講談社文庫)

久しぶりに読み直した「風の歌を聴け」が面白かった。
そこで、「1973年のピンボール」と「羊をめぐる冒険」の鼠三部作を読み直そうと思った。

「1973年のピンボール」も面白かった。
「見知らぬ土地の話を聞くのが病的に好きだった」という文章で始まる。
大都会の虚無で物語が展開されながら、どこかに地方への憧れのようなもの感じさせる。
ピンボール一つでこんな物語がかけてしまう村上春樹はやっぱりすごい。
オタクといってもいいし、フェチって言ってもいい。
こだわりが随所に見受けられる。
その中で失くしたものや、憧れ、悔恨、悲しみが描かれていく。
「風の歌を聴け」よりも物語性が増してきている。

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優れた作品は、30年先や40年先を予感しているようにも思える。
難しいことを考えずに、小説にどっぷり浸ることができた、心地よい時間だった。

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2021年5月 9日 (日)

鎌田實の一日一冊(394)

「超ソロ社会 『独身大国・日本』の衝撃」(荒川和久著、PHP 新書)
「結婚滅亡~オワ婚時代のしあわせのカタチ~」(荒川和久著、あさ出版)


この100年くらいは皆が結婚する時代だったが、日本の多くの時代で「皆結婚」は行われていなかった。
無理して性に合わないことはしなくていい。
無理して結婚しても1/3が離婚をしている。
結婚したい人は結婚をする、したくない人は違うパートナーシップみたいなものを作っていくことが大事。

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先日、「ソロ活女子のススメ」(朝井麻由美著、大和書房)を読んだが、
現実的にはソロが合っている人たちがいる。
一人でキャンプをしたり、飲食店にいったり。
グループで行動するよりは、感染リスクは低くなる。

ぼくも大学を卒業して、医局に入らずに、諏訪中央病院にソロで赴任した。
多くの医師は医局に入り、医局の中で人事が動かされていく。
もちろん良い面もいっぱいある。
組織のなかにいると、保障とか安全とかが格段に違う。
でも、ぼくは性格的にソロ活医師が向いていると判断したに過ぎない。
ソロでも、ソロでなくてもいい。
ただ、コロナの時代を生き抜くには、ソロの生活スタイルというのをもう一度、肯定的に見直すことが大事だと思う。

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2021年5月 8日 (土)

日曜はがんばらない

毎週日曜朝6時20分から、文化放送で「日曜をがんばらない」を放送しています。
元NHKエクゼクティブアナウンサー・村上信夫さんとタッグを組んで、10年近くになります。
この番組以前には、NHKラジオで「鎌田實のいのちの対話」という3時間生放送の番組を2人で7年間続けました。
おっさん同士で、命のこと、映画や本のこと、健康のことなど語り合ってきました。
明日9日の放送では、絵本について語っています。
番組ホームページから過去の放送を聴くことができます。

http://www.joqr.co.jp/kamata/


Radikoでも、1週間以内であればタイムフリー、エリアフリーで聞くことができます。
「日曜はがんばらない」ぜひ、聞いてください。

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2021年5月 7日 (金)

鎌田實の一日一冊(393)

「ソロ活女子のススメ」(朝井麻由美著、大和書房)

朝井さんは33歳。
発達障害とカミングアウトしている。
もともと一人で行動する傾向があったが、あえて「ソロ活女子」を意識すると、自由で楽しいことがわかった。
ひとりラーメン屋、ひとりカラオケ、ひとりプラネタリウム。
やりだしたらプラスのほうが多いことに気付いた。
ひとり焼肉も、今までは仲間と行くと仲間に任せきりになってしまっていたのに、
タンが食べたいのか、カルビが食べたいのか、自分で決めることができるのがソロ活のいいとこだと言う。

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ひとり寿司のところは笑ってしまった。
富山のお寿司屋さんでカウンターに座っていたら、隣のおじさんがタコ6個を注文した。
好きなものだけを、好きなように食べる。これでいいんだと自信を持って、彼女は好きなウニを3個頼んだ。
ソロ活には良い面がいっぱいあることが分かった。

6月はじめに発売される「潮」7月号の、鎌田の連載「希望・日本」はソロ生活の素晴らしさについて。
ぜひ読んでください。

 

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2021年5月 6日 (木)

クラスターの芽をつむ

諏訪郡で、クラスターが発生しています。
従来株よりも感染力が強い、変異株が広がっていると思われます。
諏訪、茅野、原村で、飲食関係者の無症状の希望者にPCR検査が行われました。
423人が受け、無症状の20代の男性が陽性と判明。
こういう検査は、とても大事だと思います。
クラスターが発生した近辺では、できるだけ PCR 検査を多めにやることで、次のクラスターの芽をつぶすことができます。

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諏訪中央病院はとても大変な状況にあると思いますが、土俵際で堪えています。
茅野や蓼科では行楽地を抱えているので観光業の人たちも、とても大変だと思いますが、ここは踏ん張りどころ。
一日1、2人という2週間前までの状態に、早く持ち込みたいものです。

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2021年5月 5日 (水)

実践塾の成果

佐賀で行っている「がんばらない健康長寿実践塾」では、
半年に1回、筋力などを測定しています。
1回目に比べて、実践塾に入って健康づくりをすることによって、腹筋が強化されていることがわかります。
ドローイング歩行や腹筋運動の成果だと思います。
ただし、パンデミックが起きてから少し落ち始めているので、ここは強化が必要です。

Img_6243西九州大学リハビリテーション学科 大田尾教授による分析

片足立ちは明らかに改善傾向です。
年齢の要素、年を取って行くのに、むしろ改善しているというのはすごいことです。
TUGという測定方法があります。
椅子に座ったところから3メートル先のところに印をつけて、そこまで行って戻ってきて、
椅子に座る。13秒近くなると介護保険の対象になる確率が高くなり、
30秒かかる場合にはもうすでに要介護になっていることが多いといわれます。
この検査でも、3年間平均して6秒以内で推移しているところがすごい。

コロナの間にもスクワット、かかと落とし、腹筋を行い、壁たて伏せをやる。
こういう意識が認知症予防にもなるし、介護予防には大事なのです。

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2021年5月 4日 (火)

佐賀で健康講演会

4月中旬、さだまさしさんと佐賀県で健康講演会をしました。
感染対策のため、観客を半分に分け、2回公演しました。

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渋沢栄一のお孫さんで98歳のエッセイスト、鮫島純子さんとお会いしたときの話をしました。
鮫島さんは、朝食、昼食、夕食を「3:2:1の法則」でとっています。
ウォーキングも、両腕を上に伸ばして左右の指を絡め、その形でウォーキングをなさっているとか。
ドローイングに近い方法です。
いくつになってもとても元気な鮫島さんに、見習いましょうという話をしました。

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↑ 佐賀県での前回の健康講演会の様子を紹介したパンフレットです。

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2021年5月 3日 (月)

5月のイチオシ

佐賀にある「まちかどライブラリー鎌田文庫」

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5月のイチオシに、

「風の歌を聴け」(村上春樹著)
「クララとお日さま」(カズオ・イシグロ著)

この2冊を選びました。

 

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2021年5月 2日 (日)

鎌田實の一日一冊(392)

「クララとお日さま」(カズオ・イシグロ著、早川書房)

ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロが受賞後初めて書いた長編小説。
少女と AI ロボットとの心の交流を描いている。
AI の視点で描いているのがおもしろい。
深層学習は、学ぶだけで学んで覚えるだけでなく、学んだことが積み重なって新しい判断をする。
そこにある種の感情が生み出されていく。
AI がどうやって「共感」を覚えていくかが大きなテーマになっている。

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AIクララの「献身」もすごい。
とことん少女のことを考えるのであるが、こういう生き方もあるんだなと思わせてくれる。
心や、その人の本質を、クララは学ぼうとする。
その人の本質とは、その人を愛している周りの人たちの心の中にある一個一個の違いの中にあるのではないだろうか。
いくつもの仕掛けがされている。
AI のクララは、確率や合理性が組み込まれているのだが、信仰に近い感情を芽生えさせていく。
人間もこうやって他者の存在に気がつき、言葉を生み出し、共感や献身、信仰を作り上げてきたのかもしれない。

 

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2021年5月 1日 (土)

黒い石鹸

小淵沢にあるアルソアで、毎年、小冊子の写真撮りが行われます。
アルソアはもう10年、文化放送の「日曜はがんばらない」のスポンサーになってくれています。
ぼくは、毎朝ひげを剃るとき、このアルソアの石鹸クイーンシルバーを使っています。
勝手に、「黒い石鹸」と呼んで、愛用しています。

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ジオリナ酵素も飲んでます。
今気に入ってんのは白鶴霊芝EX というサプリメントで、毎日飲んでいます。
白鶴霊芝 EX は抗炎症作用があります。
慢性炎症は、認知症や動脈硬化、がんを起こすだけではなく、最近ではコロナうつも起こすのではないかと言われています。

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