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2021年5月12日 (水)

鎌田實の一日一冊(397)

「羊をめぐる冒険」(村上春樹著、講談社)

鼠三部作の第三部。
小説と面白い構造になっている。読み応えがあった。
物知り比喩が多いのが少し鼻につくが、物語性が豊かで最後まで引き込まれた。

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エンディングはあまり好きではなかった。
でも、この後、村上春樹の、もうひとつの世界パラレルワールドへ広がっていく萌芽のようなものは感じた。
やっぱり村上春樹、すごい。

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