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2021年5月27日 (木)

鎌田實の一日一冊(399)

「マイノリティーデザイン 弱さを生かせる社会をつくろう」(澤田智洋著、ライツ社)

著者はコピーライターで、世界ゆるスポーツ協会代表理事なんていう肩書もある。
息子さんが、目が不自由。
でも、彼はこう考えた。
「全ての弱さは社会の伸びしろ、苦手やできないこと、コンプレックスや障害は、克服しなければならないものではなく、生かせるもの」
「仕事で得た力をみんなが自分の人生と接続できたらできたなら。
大切な人のために行かせたなら。
自分の中にある弱さのためにもっと時間を使えたなら。
社会はもっと生きやすいい場所に変えることができる」

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読んでみると、なるほど、なるほどと思う。
「より良い社会を作る以前に、より良い自分の働き方を」
なるほどそうだと思う。
最後にマイノリティデザインの作り方が書かれている。
「秒単位の暇つぶしではなく、長生きする生態系を」彼のモットーだ。
刺激的な本です。

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