鎌田實の一日一冊(394)
「超ソロ社会 『独身大国・日本』の衝撃」(荒川和久著、PHP 新書)
「結婚滅亡~オワ婚時代のしあわせのカタチ~」(荒川和久著、あさ出版)
この100年くらいは皆が結婚する時代だったが、日本の多くの時代で「皆結婚」は行われていなかった。
無理して性に合わないことはしなくていい。
無理して結婚しても1/3が離婚をしている。
結婚したい人は結婚をする、したくない人は違うパートナーシップみたいなものを作っていくことが大事。
先日、「ソロ活女子のススメ」(朝井麻由美著、大和書房)を読んだが、
現実的にはソロが合っている人たちがいる。
一人でキャンプをしたり、飲食店にいったり。
グループで行動するよりは、感染リスクは低くなる。
ぼくも大学を卒業して、医局に入らずに、諏訪中央病院にソロで赴任した。
多くの医師は医局に入り、医局の中で人事が動かされていく。
もちろん良い面もいっぱいある。
組織のなかにいると、保障とか安全とかが格段に違う。
でも、ぼくは性格的にソロ活医師が向いていると判断したに過ぎない。
ソロでも、ソロでなくてもいい。
ただ、コロナの時代を生き抜くには、ソロの生活スタイルというのをもう一度、肯定的に見直すことが大事だと思う。
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