鎌田實の一日一冊(393)
「ソロ活女子のススメ」(朝井麻由美著、大和書房)
朝井さんは33歳。
発達障害とカミングアウトしている。
もともと一人で行動する傾向があったが、あえて「ソロ活女子」を意識すると、自由で楽しいことがわかった。
ひとりラーメン屋、ひとりカラオケ、ひとりプラネタリウム。
やりだしたらプラスのほうが多いことに気付いた。
ひとり焼肉も、今までは仲間と行くと仲間に任せきりになってしまっていたのに、
タンが食べたいのか、カルビが食べたいのか、自分で決めることができるのがソロ活のいいとこだと言う。
ひとり寿司のところは笑ってしまった。
富山のお寿司屋さんでカウンターに座っていたら、隣のおじさんがタコ6個を注文した。
好きなものだけを、好きなように食べる。これでいいんだと自信を持って、彼女は好きなウニを3個頼んだ。
ソロ活には良い面がいっぱいあることが分かった。
6月はじめに発売される「潮」7月号の、鎌田の連載「希望・日本」はソロ生活の素晴らしさについて。
ぜひ読んでください。
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