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2021年6月

2021年6月30日 (水)

ほろ酔い勉強会

「ほろ酔い勉強会」は252回を数えます。
先日、YouTubeでライブ配信しました。
第1回目を開催した身にとっては、コロナにも負けず、オンラインで勉強会が行われることを感慨深く思っています。

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テーマは「高血圧は隠れ心不全?」
ぼくは聞き役で、循環器科部長の若林先生が「心不全」の原因や治療について分かりやすく話してくれました。
心不全の主な原因は、高血圧ですが、
それ以上に糖尿病や高脂血症、肥満など生活習慣病と密接に関係しているというお話でした。
諏訪中央病院の「心不全外来」は多職種外来になっており、栄養士や理学療法士、薬剤師、看護師などが加わって、
食事や運動、薬の理解を促すだけでなく、趣味や生きがいについても患者さんとコミュニケーションをはかっています。
もともと諏訪中央病院は在宅ケアに力を入れていますが、循環器グループでも慢性心不全の患者さんの訪問診療を行うことで、再入院率を低くしているとのことです。

見逃した方は、こちらからいつでも見ることができます。

http://www.suwachuo.jp/info/2021/06/628-1830-252.php

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冷凍野菜で健康手抜きごはん

昨日発売の「女性自身」で
「鎌田式健康手抜きご飯」(集英社)が紹介されています。
冷凍野菜を使ったレシピ10品ほども掲載されています。

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「女性自身」ぜひ、読んでみてください。

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2021年6月29日 (火)

リームの誕生日

6月28日は、JIM-NETのイラク現地スタッフ、リームの誕生日です。
(ぼくと同じ誕生日です)
LUNA SEA の SUGIZO さんが、恵比寿で開かれていた「Justpeace!」子どもたちの絵画展(~29日まで)に
花を贈ってくれました。
そして、お忍びで恵比寿の会場にも足を運んでくれました。

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SUGIZOさんは、以前、アルビルのJIM-NETハウスを訪ね、子どもたちの前で演奏してくれました。
リームのことをよく知っており、オンラインでリームと話し、「誕生日おめでとう」とお祝いしてくれたそうです。

JIM-NETを応援してくれているファッションデザイナーのtenboさんの「エデン」というTシャツは、とても好評です。
イラクの白血病の子どもたちの絵がデザインされています。
SUGIZOさんもコンサートでこのTシャツを着てくださってるようです。

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ジャストピース展も、SUGIZO さんファンがこのTシャツを着てきてくれました。
なかには、SUGIZO さん仕様のギターが今3本売れていますが、1本目を買ってくださった方も来てくれました。
こういう交流があるのはとても嬉しいです。
JIM-NETには、作詞家の湯川れい子さんらたくさんの応援団がいますが、
その方たち同士も交流を深め、人のつながりが広がっています。
いろんな人との出会いや交流を通して、いい活動につながる、JIM-NETがその舞台になれたらと思います。

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感謝

昨日は誕生日を迎え、73歳になりした。
「老いを超える」という意識を持ちながら、不調なところは微調整して、元気に生きて行こうと思っています。
JIM-NETのスタッフ、JCFのスタッフ、福島支援で一緒になった馬場先生、孫たちからたくさん手紙や花束をもらいました。

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「人のために」という意識を持って生きてきましたが、
微調整している間は、気楽に、ゆっくりを意識しようと思っています。

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2021年6月28日 (月)

平和に感謝

今日は、ぼくの73回目の誕生日。
佐賀県の溝上薬局の溝上泰弘さんから、皇室に献上するようなバラ73本をいただきました。

カードには、感動的な言葉が添えられていました。
長崎大学の永井隆医師の原爆体験記をもとにかかれたサトウハチロー作詞の「長崎の鐘」。
溝上さんのお父さんは、原爆投下の翌日、佐賀から医療救護班の薬剤師として長崎に入ったそうです。
そして、お父さんはテレビでこの歌を聴くたびに涙ぐんでいたそうです。

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ぼくは十数年前、永井隆平和記念・長崎賞をもらっています。
その後、長崎に行くことも多くなりました。

いま、佐賀県で「がんばらない健康長寿塾」を開くなど、年数回、佐賀にに行くようになったのは、溝上さんの人間的な魅力にひきつけられたからです。
佐賀や長崎に、不思議なつながりを感じています。

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2021年6月27日 (日)

6/28「ほろ酔い勉強会」ライブ配信

諏訪中央病院のロビーひだまりは、
土曜日、コーヒーのいい香りが漂います。
昨日はエチオピアとケニア、ブレンドの3種類から選べるようになっている、なかなか本格的なカフェです。

医師や看護師たちがボランティアで、当番制で、コーヒーをいれてくれています。
この日は、総合診療部長の斉藤先生。
おいしいケニアコーヒーでした。

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諏訪中央病院では、ほろ酔い勉強会を行います。

「高血圧は隠れ心不全!?」
2021年6月28日(月)午後6時30分~
YouTubeライブ配信(諏訪中央病院のホームページからも入れます)
予約不要、無料です。

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心不全は、高血圧や虚血性心疾患が起きて、20年ぐらい経過すると起きることが多い病気です。
心臓の筋肉が動きづらくなり、足にむくみが来たり、息切れが来たりします。
慢性心不全とはどんな病気なのか、循環器内科の若林先生にお話をうかがいます。
鎌田は聞き役です。

ぼくは先日、心房細動でアブレーションという治療を受けましたが、
今後の経過もオンラインでお伝えしていく予定です。
マスクをして、酸素の消費量を測定しながら、
心臓リハビリテーションを行い、今年の冬にはスキーがバンバンできるようにしたいと思っています。
まずは、月曜日のほろ酔い勉強会をご覧ください!

http://www.suwachuo.jp/info/2021/06/252.php

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2021年6月26日 (土)

子どもたちの絵画展

子どもたちの絵画展「JUSTPEACE!」開催中

イラク・シリアの子どもたちが描いた絵を展示しています。
JIM-NETとKALDIがコラボしたドリップコーヒーの先行販売もしています。

日時;2021年6月25日(金)~29日(火)
   11~19時(最終日は16時まで)

会場;EBISU ROOM(恵比寿駅西口より徒歩3分)

https://www.jim-net.org/2021/04/11/6825/

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JIM-NETでは、コーヒー豆や輸入食品を販売するKALDIとコラボして、
ドリップコーヒーを販売することになりました。
「Coffee for Peace!」です。
ドリップコーヒー2袋とスペシャルカードのセット(550円)をお買い上げいただくと、
約300円がJIM-NETの活動資金になります。
発売は、8月上旬から。
JIM-NETのホームページから申し込みができます。
(KALDIの店舗では販売しておりません)

絵画展では、このドリップコーヒーの先行販売をしています。
オリジナルグッズもご用意しています。

ぜひ、お立ち寄りください。 

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2021年6月25日 (金)

ニセアカシア

家の周りを森のようにしたくて、隣のおじさんの畑に、ケヤキや桂の木、ニセアカシアを植えました。
2本植えたニセアカシアは、とても育ちがよく、大きな木陰を作るようになりました。
5月ごろには花を咲かせ、あまい香りが漂います。
ニセアカシアの蜂蜜はとてもおいしいです。
また、花は天ぷらにして食べることができます。

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15年ほど前、ドラマ「がんばらない」の撮影で、西田敏行さんが来られたとき、
2本のニセアカシアの間にかけた、ぼくのハンモックで休憩していただきました。
しかし、ニセアカシアは根が弱く、その年の台風で1本が倒れてしまいました。
残った1本はその後、さらに大きくなって、ぼくたちを楽しませてくれましたが、
幹が腐っていることが分かり、残念ですが、伐採することにしました。

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木は大きく茂っているので、まず枝を払ってから、幹を切ることになります。
都会から原村に移住し、丸太小屋を自分で作っている若者がリーダーとなり、
3人がかりで2日間かけて、無事に作業を終えました。

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2021年6月24日 (木)

失禁と生きる

『失禁と生きる』
NPO 法人日本コンチネンス協会代表の西村かおるさんが、翻訳しています。
労作です。

過活動膀胱や腹圧性尿失禁など 多くの人が排泄で困っています。
尿漏れや便失禁など精神的なダメージを伴いながら、そこからレジリエンス、心の回復をしていく実例などが分かりやすく書かれています。

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推薦の文を頼まれて こんな文を書きました。
「…失禁にもかかわらず、自分の役割を自分流に果たして豊かに生きることはできる。
難しいがきっと、できる。その方法が書かれているのがこの本だ。
今を大切に生きるヒントになる本だと思う」

2200円。
書店では販売されていません。
お問い合わせは、コンチネンスジャパン株式会社

http://www.continence.co.jp/


失禁に悩まれている方、ぜひ注文して読んでみてください。
#失禁と生きる

 

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2021年6月23日 (水)

「雪とパイナップル」増刷

『雪とパイナップル』(集英社)が増刷になりました。
11刷です。

ロシアの出版社から本を出したいという話も来ていますが、
どうなるかまだ分かりません。

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教科書に載ったこともあって、とても長く読んでいただいています。
ありがたいことです。

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2021年6月22日 (火)

ベスト・ファーザー賞

第14回ベスト・ファーザー賞を、元プロ野球選手の清原和博さんが受賞しました。
息子2人に愛情を注ぎ、再起を果たそうとする姿が、国民に感銘を与えたというのが受賞理由だそうです。

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ぼくも、十数年前に文化部門でベスト・ファーザー賞をもらいました。
イラクやチェルノブイリの子どもを救援をしているということで、
「恵まれない子どもたちのお父さん」というのが受賞の理由のようでした。
それ以来、ぼくは中学や高校で「教科書にない一回だけの命の授業」をしようと、一年間に10回は子どもたちのところへ行くようにしてきました。

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しかし、コロナでこの活動は一時中断。とても残念です。
アフターコロナになったら、再開したいと思っています。

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2021年6月21日 (月)

寺内タケシさんのご冥福をお祈りします

寺内タケシとブルージーンズの寺内タケシさんが肺炎で亡くなりました。
82歳でした。

15年ほど前、NKHのラジオ番組「鎌田實いのちの対話」にゲスト出演していただきました。
この番組は、祝日特集生放送3時間。前の日に集まって夕食をとりながら関係をあたためて、お客さんを入れた会場で、翌日午前中3時間、全国放送するというもの。
寺内さんは、大腸がんの手術をした後で、その体験を明るく、前向きに話していただきました。
実際に、エレキギターで、例のテケテケテケテケ・・・・を聞かせてくれました。

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きっかけは誤嚥性肺炎。もう一息で退院というところだったようです。
残念でなりません。
誤嚥性肺炎を起こさないように、口腔フレイルに気をつけることの大事さを
寺内タケシさんから学びたいと思います。
ご冥福をお祈りします。

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2021年6月20日 (日)

高校生ボランティアに晴れ舞台を

風に立つライオン基金では、いま「高校生ボランティア・アワード2021」のクラウドファンディングに挑戦中です。
目標額は500万円、期限は6月30日まで。
ご協力をお願いいたします。

https://readyfor.jp/projects/volunteer-award-2021


風に立つライオン放送局では、富山医科薬科大学の教授による飲食店での感染対策や福島医大・会津医療センターの准教授による介護職の人たちへのミニレクチャーなど、いろいろな視点でコロナ対策について語っていただいています。
ぜひ、ご覧ください。

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2021年6月19日 (土)

小室等さんとトーク&コンサート

小室等さんと、久しぶりにトーク&コンサートをしました。
会場は、山形県の東ソーアリーナ。
ここは、井上ひさしさんが「地方に文化を」という思いで作った素敵なホール。
洋菓子店シベールの創業者・熊谷眞一さんが私財を投じて支えてきました。
熊谷さんは、今年2月亡くなられました。
永六介さんや加藤登紀子さんらに、いいホールだから応援してあげてと言われて以来のつきあいで、
ぼくはこのところ毎年、応援をしています。

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今年は、小室等さんとのトーク&コンサートが実現しました。
小室さんは、井上ひさしさんが作った校歌や、藤沢周平の「蝉しぐれ」のテーマ曲を歌ったり。
この「蝉しぐれ」には参りました!
NHKの依頼で小室さんが作ったドラマの主題歌で、実にいい歌です。

小室さんとは、1992年と1994年の2回、チェルノブイリに行っています。
その時に出来た曲「雨のベラルーシ」は、曲も歌詞も降ってきたと小室さんが表現するように、あっという間に出来たそうです。
こういう体験は少なかったけども、ベラルーシの雨の中でこの曲が作られたと言います。

ぼくが撮ってきた写真をうちの事務所のスタッフが編集し、それを舞台で流しながら、
小室さんはマイクなしの生声で、ギターの弾き語りで「雨のベラルーシ」を歌いました。
これも、とても素晴らしかった!

本来であれば、近くの上山温泉の古窯という名旅館に一泊したいところでしたが、
講演だけしてトンボ帰り。
不整脈や尿管結石はありますが、それはそれとして、そろりそろりと活動を再開しました。

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2021年6月18日 (金)

コロナうつに負けない7カ条

週刊朝日6月25日号に、「コロナうつに負けない!鎌田實式7カ条」が掲載されています。
①朝太陽を浴びる
②軽い運動を継続する
③季節の変化を前向きに楽しむ
④笑う
⑤姿勢を良くする
⑥希望(目標)を持つ
⑦人の役に立つ
ランジとワイドスクワットも紹介されています。

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コロナうつは外来で見る限り多くなっているように思います。
一番大きな問題は、若い人から高齢者まですべての年代でコロナうつが見受けられること。
自分は大丈夫と思わずに、この7カ条を心がけてみてはどうでしょうか。

 

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2021年6月17日 (木)

「鎌田式健康手抜きごはん」2刷決定

『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)が絶好調のようです。
早くも2刷が出来上がりました。

若者から高齢者まで、料理をしたことがない人でも、ベテラン主婦でも役に立つ、
簡単“手抜き”メニューを紹介しています。
カット野菜や冷凍野菜、缶詰、瓶詰、惣菜などをフル活用、包丁・まな板は使わない、電子レンジで調理する、という“手抜き”のコツが満載です。
もちろん、野菜たっぷり、タンパク質たっぷりで健康にいい、こだわりのメニューです。

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ふだん料理をしないぼくの息子も、この本を見ながら3品作りました。
家族みんなも大喜び、ステイホームが少し明るくなったそうです。

ぜひ、お読みください。

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2021年6月16日 (水)

励まし励まされ

4日間の入院中に、若年性アルツハイマー病のSさんから電話がかかってきました。

彼からは時々電話があります。
入院前に彼からメールが来ていました。
知人の名前が出てこない対策として、知人リストを作る、
何もする気力が出ない対策として、音楽を聴いて過ごす、そんな彼なりの工夫が書いてありました。

「多くの問題を抱えていますが、頑張っています。励ましの言葉をください」というので、
励ましの言葉を返信しました。
それが嬉しかったようで、お礼の電話でした。
入院中でしたが、もう絶対安静は解かれていました。

どこにいるのと聞くので、
いま病院で入院中と言ったら、とても心配をしてくれました。
やさしかったです。

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退院した日に、彼からまたメールが来ました。
「私は豊かに暮らしています」とありました。
1、ありのままを受け入れる
2、他人と比べず、自分の人生を歩む
3、のんびり暮らす、ゆったりと暮らす

まるで今のぼくの状況を見透かしているように思いました。
彼から学ぶことはとても多いです。
少しずつですが、大事なことに気がつきはじめている今日この頃です。

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2021年6月15日 (火)

お知らせ

明日6月16日 午後8時~ NHK BS1
BS1スペシャル「シリア 隠された傭兵たち-内戦10年の果てに-」

内戦が続くシリアで、若者たちが次々と国外の紛争地で傭兵になっている。
背後に浮かび上がる大国の影--。
ナビゲーターは、難民支援を続けるSUGIZOさん。
13日放送の再放送ですが、とても良い番組です。

JIM-NETを通してイラクやシリアへの支援を続けてくれているSUGIZOさんが、
ナビゲーターというのも注目です。

SUGIZOさんは、ファッションデザイナーのTenboさんとギターを作り、イラクの子どもの医療費に協力していただいています。
頭が下がります。
すばらしい番組ですので、ぜひ、ご覧ください。

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ゆっくり生きる

アブレーションでは静脈麻酔をかけられているので、カテーテル室に入るところまでは覚えていますが、
「これから静脈から麻酔を入れます」と言われてから、治療している最中のことは一切覚えていません。
静脈麻酔剤の作用も関係していると思いますが、
腸の動きが止まってしまったためか、夜中にお腹が張って苦しくなりました。

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尿は、バルーンをつけて自然にバッグにたまるようになっていますが、おむつもつけました。
それがなんと、大王製紙のアテンドというおむつ。
まさか、自分が開発にかかわったおむつをするとは不思議な感覚になりました。
看護師さんから、絶対安静だからトイレ行けないので、そこでしてくださいと言われました。
しかし、これがなかなか出ない。
結局、腹が張って、とても苦しい思いをしました。
消化器の先生がやってきて、不整脈の問題が解決したら、今度は胃カメラと大腸ファイバーをやりましょうという話になってしまいました。
静脈麻酔中に無呼吸になっている時間もあるので、睡眠時無呼吸症候群の検査もしましょうとも言われました。
随分無理をしてきたなというふうに感じています。
少しずついろいろなものから自由になって、ゆっくりと生きなければいけない時が来ているのかな、と考えさせられました。

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2021年6月14日 (月)

ギャッジベッドの自己決定

絶対安静とはいっても、時々ギャッジベッドを少しだけ上げることができました。
看護師さんが、電動でギャッジを上げてくれましたが、
その後、「微調整はお好きなようにしてください」と言って、調節器を渡してくれました。
これが、とても安心できました。

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看護師さんが設定してくれたギャッジの角度とほとんど変わらないのですが、
自分で動かすことができると、自分が選択した角度なので納得ができます。
納得できるからこそ、じっと我慢ができて、安静を保つことができたように思います。
これも、自己決定のもつ力かなと、実感しました。

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2021年6月13日 (日)

高タンパクのゼリー

アブレーションの後、お腹がすいたら夕食を食べてもいいことになっていましたが、
ぼくは食欲が出ませんでした。
結局、朝昼夕の3食を抜きました。
夜中になって、ようやくお腹がすき、看護師さんが「えねぱくゼリー」という高カロリーで高タンパクの栄養食品を持ってきてくれました。
これだけでタンパク質が5g取れます。

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たぶん食事がとれない高齢者のために、病棟に置いているのだと思いますが、味もおいしいゼリーでした。

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2021年6月12日 (土)

魔法の手

手術後、カテーテルを入れた太もものところの血管から血液がもれてしまうと大変ということで、絶対安静が続きました。
仰向けに寝ていると、自分の体重で背中の血流が滞り、筋肉も硬くなってきます。
そんなとき、看護師さんが背中をちょっと持ち上げた瞬間に、さっと手を差し込んでひと撫でしてくれます。
これが、すばらしく気持ちがいい。
一瞬で血流が戻っていくような感じがします。
まるで魔法の手か、神の手のようでした。

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アブレーションでは、静脈麻酔をしますが、術後もしばらく麻酔が残っているために、
ぼくは眠ってしまいましたが、ときどき看護師さんがやってきて、ちょっとした心遣いをしてくれました。
それによって、ずいぶん元気がわいてくるものだなと、患者になってしみじみと感じました。

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2021年6月11日 (金)

入院

不整脈が続き、循環器科の先生からのすすめで、
アブレーションという、カテーテルによる電気的焼灼術を受けるため、
4日間入院しました。

無事、手術が終わり、退院しました。
退院後、一度不整脈に見舞われましたが、今は落ち着いています。

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ぼくが入院すると聞き、JIM-NETのスタッフ全員やご家族からお見舞いのお手紙や料理をいただきました。
イラク現地責任者の斉藤君からは、クッペというイラクのコロッケや、フムスというひよこ豆のペースト(これ、大好物です)を送っていただきました。
一緒にイラク支援をしている仲間たちからの励ましで、心が温かくなりました。
ありがたいことです。

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2021年6月10日 (木)

鎌田實の一日一冊(400)

「家族遺棄社会 孤立、無縁、放置の果てに。」(菅野久美子著、角川新書)

親を捨てた子、子を見かぎる社会、孤立・孤独者1000万人。
自分のことを何もしなくなるセルフネグレクト。
ひきこもり、遺骨の放置、孤独死は年間3万人。
コロナ後に拡大する孤立社会。
墓じまい、家族じまいをして、家族の縁を切る人たちがで出ている。

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家族はみんなやうまくいっているわけではない。
いろいろな問題や個性を抱えている人間同士が一つ屋根の下に住むので結構大変。
ステイホームの中で、DVはかなり問題化している。
そんな社会で、どんなふうに生きていったらいいのかを考えさせてくれる本だ。

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2021年6月 9日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(510)

「ジャーニー 古代アラビア半島での奇跡と戦いの物語」

6月25日ロードショー。
サウジアラビアと日本の合作アニメ映画。

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ノアの方舟とか、アブラハの象の軍隊とか、モーセの奇跡など、
日本でもよく知られているお話がちりばめられた、
美しい映像の壮大なスペクタクル。
アニメ好きには嬉しくなる作品になっている。
日本のアニメが世界に広がっていることがよくわかる。

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2021年6月 8日 (火)

ギター

先日、このブログで紹介した SUGIZO さんとファッションデザイナーtenboさん、そしてギターメーカーのESPの協力でできた、高機能の美しいギター。

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さっそく、お買い上げいただいた方が出たようです。
ありがたいことです。

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2021年6月 7日 (月)

尿管結石

緩和ケア病棟を回診しているとき、痛みに襲われ、あぶら汗が出てきました。
尿管結石です。
2回ほど苦しみましたが、だいぶ下へ降りて、膀胱へ入り口のところまで来ました。
もう一息です。

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もう一度ぐらい痛むかもしれないと主治医から言われております。
ダメならば石を砕くことになります。

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2021年6月 6日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(509)

「復讐者たち」

ホロコーストを生き延びたユダヤ人たちの、ドイツ人600万人を標的にした復讐計画があった。
史実によるサスペンスドラマである。
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ナチスだけが残虐だったのではなく、一般のドイツ人たちも密告したり、見て見ぬふりをしたりして、たくさんのユダヤ人たちを収容所に送り、命を奪っていた。
ユダヤ人によるユダヤ旅団は、イギリス軍の一部として、ナチス残党を見つけ出し殺害していた。
さらにユダヤ人組織ナカムでは、ドイツの大都市に張り巡らされている水道管に薬物を入れて、ドイツ人を抹殺するという無差別テロを計画していた。

7月23日ロードショー。

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2021年6月 5日 (土)

健康手抜きごはんオンラインイベント

『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)が、発売から1週間、たいへん好評のようです。

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無料オンラインイベントを開催いたします。
7月14日(水)12~13時

緊急事態宣言のためオンラインイベントは中止になりました(7/8)

超簡単にできて、野菜たっぷり、高たんぱくの健康料理を、鎌田が実演し、YouTubeでライブで配信します。
スクワットやかかと落とし、ランジ、ドローイングなどの運動も行います。

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無料ですので、ぜひご参加ください。
新聞広告のQRコードを読み込んで、サイトから視聴できます。

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2021年6月 4日 (金)

円覚寺で講演

北鎌倉の円覚寺で、講演をしてきました。
以前も一度、講演をしましたが、その時に比べ、お客さんの人数を1/5ぐらいに制限。
襖を開けて換気をし、感染防止対策をしています。
同時に、YouTubeでの生配信もするという、ハイブリッド型の講演会になりました。

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円覚寺さんとのご縁は、横田南嶺老師に、諏訪中央病院のほろ酔い勉強会に二度ほどおいでいただいてから。
「生きること」と「死ぬこと」について、深いお話をうががいました。
コロナが収まっていれば、この秋にも諏訪中央病院に来てくださるとのこと。
とてもありがたいことです。

 

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2021年6月 3日 (木)

鎌田劇場へようこそ!(508)

「アウシュヴィッツ・レポート」

アカデミー賞国際長編映画賞を受賞している。
アウシュヴィッツ収容所の残虐さを世界に知らせようと、二人の収容者が仲間の応援を得て、
命がけで脱出をする。
黒澤明の映画を彷彿させるような深刻な映像が続く。

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脱出して赤十字の代表に伝えても、まさかと思っているのだろう。
自分たちも調査をして、それほどではないと考える。
なんとヨーロッパから医薬品や食べ物などがアウシュヴィッツに送られていた。
収容所の“囚人”たちには一切配られなかった。
赤十字は調査団を送ったが、その調査官は自動車事故で死んだ。
実は、それもナチスの殺害であることが後からわかってくる。
「アウシュヴィッツ・レポート」なかなか見応えのある映画です。

 

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2021年6月 2日 (水)

tenboさんのEDEN-アートパレット

昨日ご紹介した SUGIZO×tenbo×ESP 共同製作のギター、
かっこいいデザインを担当してくれたのは、デザイナーのtenboさんです。

なんと、歴代のJIM-NETチョコ募金の缶があしらわれているのです。

一昨年、SUGIZOさん(LUNASEA,XJAPAN) が生誕半世紀祭で、
このデザインのジャケットを着て演奏してくれました。
それが今回、2年の歳月を経てギターとなりました。

SUGIZO × JIM-NET × tenbo のコラボレーションにより生まれたデザインEDEN.
Tシャツやスカート、マスク、iphoneケースなんかもあります。

イラクの白血病の子どもたちが描いた絵が、tenboさんのマジックで、
こんなアーティスティックなグッズになるなんて、夢のようです。

この夏、ぜひ EDEN.Tシャツを着て、かっこよく過ごしてください。
※ギター、ファッショングッズの収益の一部は、JIM-NETにご寄付いただけます。

tenbo WEBショップ https://tenbo.thebase.in

N-ST SGZ Custom -EDEN- https://espguitars.co.jp/eden/

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2021年6月 1日 (火)

SUGIZO×tenbo×ESP のギターが完成

SUGIZO さん(LUNASEA,XJAPAN)と、ファッションデザイナーのtenboさん、日本ではじめて高級ギターをつくった超一流ギターメーカーのESPがコラボして、世にも美しいギターができました。

N-ST SGZ Custom -EDEN-https://espguitars.co.jp/eden/

お値段は1本99万円!

その売り上げは、JIM-NETを通じてイラクの人々の医療支援として寄附されます。
ありがたいことです。

SUGIZO さんは2019年、 JIM-NETスタッフの 斉藤亮平くんと「ババガヌージュ」を結成し、イラクの難民キャンプやジムネットハウスで、白血病の子供たちに音楽を届けてくれました。今回は、これからLUNASEAのツアーが始まるという忙しいスケジュールの中で、ご協力くださいました。

ファッションデザイナーのtenboさんは、イラクの白血病の子供たちが描いた絵を使って、美しい T シャツや スカート、iPhone ケースなど、色々なグッズを制作してくれています。

tenbo WEBショップ https://tenbo.thebase.in


SUGIZO さん、tenboさんには、本当に頭が下がります。心から感謝しています。

JIM-NETの活動のため、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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