ゆっくり生きる
アブレーションでは静脈麻酔をかけられているので、カテーテル室に入るところまでは覚えていますが、
「これから静脈から麻酔を入れます」と言われてから、治療している最中のことは一切覚えていません。
静脈麻酔剤の作用も関係していると思いますが、
腸の動きが止まってしまったためか、夜中にお腹が張って苦しくなりました。
尿は、バルーンをつけて自然にバッグにたまるようになっていますが、おむつもつけました。
それがなんと、大王製紙のアテンドというおむつ。
まさか、自分が開発にかかわったおむつをするとは不思議な感覚になりました。
看護師さんから、絶対安静だからトイレ行けないので、そこでしてくださいと言われました。
しかし、これがなかなか出ない。
結局、腹が張って、とても苦しい思いをしました。
消化器の先生がやってきて、不整脈の問題が解決したら、今度は胃カメラと大腸ファイバーをやりましょうという話になってしまいました。
静脈麻酔中に無呼吸になっている時間もあるので、睡眠時無呼吸症候群の検査もしましょうとも言われました。
随分無理をしてきたなというふうに感じています。
少しずついろいろなものから自由になって、ゆっくりと生きなければいけない時が来ているのかな、と考えさせられました。
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