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2021年7月

2021年7月31日 (土)

あの夏の信頼

10年ほど前、スイスで講演したとき、イスラエルとパレスチナの間で行われ心臓移植の話をしたところ、スイスの国連機関で働いている人たちが、心臓移植の当事者たちの住所を調べてくれました。
それがきっかけで、ぼくはイスラエルとパレスチナの旅を始めました。

イスラエル兵に銃撃され、死亡したアハメド君。
その心臓をを移植した、12歳のイスラエルの女の子の家を、アハメド君の父親とともに訪ねました。
お土産は、日本の浴衣。
とても喜んでくれました。

Photo_20210731091501 アハメド君の父親(中央)と、浴衣を着た心臓移植を受けた女の子

アハメド君の父親も、女の子と会うのをとても楽しみにしていました。
最愛の息子の心臓が、女の子のなかで動いているのを実際に見ることができ、感慨ひとしおだったようです。
イスラエルとパレスチナの間には、大きな溝がありますが、
それらを超えて、一人の人間としてお互いを信頼し、命を尊重することのすばらしさを実感できる旅となりました。
その後、両地域は関係が悪化し、一時はロケット弾が飛び交いましたが、
あの夏に、信じあった心は消えていないと信じています。

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2021年7月30日 (金)

益川敏英さんを悼む

ノーベル物理学賞受賞の益川敏英さんが亡くなられました。
物質を作る最小単位の基本粒子が6種類あることを予言したことが評価されました。
素粒子の一つであるクオークは当時、3種類しか発見されていなかったが、彼の予想通り20年かかって6種類全てのクオークが発見されました。

益川さんとは対談したことがあります。
子ども時代、宿題は信念を持ってやらなかったとか。
遊んでいるほうが面白い、という単純な理由でした。
飾ることがなく、こういうの、とてもいいなあと思いました。
音楽はとにかくダメ、歌が歌えなかったといいます。
英語もまったくダメで、「money」をモーネイと読んで、大笑い。
世界的な物理学者になった後も、英語は苦手だったというお話に、親しみを感じました。

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無類の平和主義者で、反核運動などにも一生懸命取り組みました。
益川さんにお会いすると、大概の人は、益川ファンになってしまうのではないかと思うほど、
人間的魅力に溢れている方でした。

世界の平和についてメッセージを出してきた益川さんに、もう少し元気で長生きしてもらいたかったです。
ご冥福をお祈りいたします。

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2021年7月29日 (木)

三兄弟のレストラン

茅野市にある「レストランピーター」は、若き三兄弟が腕を振るう有名店。
長男がフランス料理とステーキ、次男が和食とうなぎ、三男がソーセージの金メダリスト。
三兄弟は仲が良く、ぼくが被災地支援に行くときには、店を閉めて、元気が出る、おいしいものを用意。
被災して、心も体も疲弊した人たちに、おいしくて、タンパク質と野菜たっぷりの料理を届けてくれます。

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諏訪中央病院の緩和ケア病棟にも定期的に来てくれて、患者さんがステーキが食べたい、うなぎが食べたいというと、緩和ケア病棟で食事会をしてくれます。

あたたかな心をもった、凄腕の料理人たちです。
大切な仲間です。

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2021年7月28日 (水)

Sさんの絵

若年性アルツハイマー病で一人暮らしのSさん。
彼の生き方には、とてもいい刺激を受けています。
道に迷うし、生活に不便なことはいっぱいありますが、それでもへこたれません。
67歳になっても、あまり記銘力の低下が進んでいないのは、その生き方にヒントがあるのかもしれません。

Sさんが今夢中になっているのは、絵を描くことです。
素晴らしい絵です。

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彼はときどきメールを送ってくれますが、そのなかに、生きる上で大切にしていることとして、「常に向上心をもって生きる」「新しいことに挑戦する勇気を忘れない」という項目がありました。
73歳のぼくも、今後、いろいろな仕事や役職から身を引くなかで、どんな新しいことに挑戦できるか、今が考えどきだと思っています。

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2021年7月27日 (火)

鎌田劇場へようこそ!(514)

「アナザーラウンド」

アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しているデンマーク映画。
北欧の名優マッツ・ミケルセン主演。
ミッドライフ・クライシス真っ盛りの男たちの話である。
4人の教師仲間は、体が壊れたり、仕事に行き詰まったりするなかで、
「血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事もプライベートもうまくいく」というノルウェーの哲学者の仮説の実証に挑む。
少しお酒を飲むことで、挑戦的になる。
マンネリだった授業も面白くなり、学生たちと一体感が強まっていく。
お酒好きにはたまらない映画だと思う。
そうだそうだ、と思うところがいっぱいあるかもしれない。

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しかし、アルコール依存症で家庭を壊した人たちを何人も見ている内科医としては、とんでもない映画を作ったなというふうに思う。
酒の高揚感、多幸感はその場しのぎにすぎず、代償は大きい。
映画にも、お酒を飲んで仕事をせず、自殺してしまう男も出てくる。

飲酒の功罪についてはさておき、中年男の4人の友情が素晴らしい。
お酒に飲まれる人は孤独になることが多いが、この4人は豊かな友情を持ち続けていて、明るくなる。

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2021年7月26日 (月)

好評です

『ミッドライフ・クライシス 80%の人が襲われる“しんどい”の正体』(青春新書)

東京スポーツで7/20、紹介されました。
人生の中盤で、ふと、これでいいのかと、これまでの生き方に疑問を抱く。
これからどうしたらいいのか、生き方に迷う。
そんな悩み多き中年の生き方のヒントになる一冊です。

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ぜひ、お読みください。

 

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2021年7月25日 (日)

地元の芸術家

茅野市に蓼科高原美術館 矢崎虎夫記念館があります。
矢崎虎夫さんは、茅野市出身の彫刻家。
「雲水群像」という作品はフランスで高い評価を受けた素晴らしい作品です。
諏訪中央病院は、その矢崎さんの「すこやか」という木彫の作品をご寄付いただき、展示しています。

Img_6556矢崎虎夫さんの作品

諏訪中央病院には、もう一つ素晴らしい彫刻があります。
ロビーの入ってすぐのところに展示している、清水多嘉示さんの作品です。
清水多嘉示さんも高名な芸術家。
原村にある八ヶ岳美術館は、清水さんの作品の寄贈をきっかけに作られました。
病院のロビーにあるブロンズ像は、この地域の出身で、東京へ出て成功した、レストランや食料品を扱う会社のオーナーが寄付してくださいました。

矢崎虎夫さんと清水多嘉示さん、日本を代表する芸術家の作品を、機会があれば観にきてください。

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2021年7月24日 (土)

日刊スポーツ連載中

日刊スポーツ・ロゴ

健康連載「コロナに負けない生き方」

「日刊スポーツ」毎日連載中です。全42回。
今年のテーマは、「コロナに負けない生き方」。

長引く新型コロナウイルスの感染症との付き合いで、
私たちにできること、いかに困難と向き合っていくか、
じっくりとお伝えしていきます。

WEBでもお読み頂けます ↓
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202107200000006.html 

読者プレゼントも予定しています。お楽しみに。

 

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2021年7月23日 (金)

木陰で読書

蓼科のイングリッシュガーデンは今、木々や花がとてもきれいです。
時々ここへ行くと、お茶をご馳走になったり、奥の木陰のベンチで本を読んで過ごします。
隠れ家にいるような、とても幸せな時間です。

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でも、大概「鎌田先生じゃないですか?」と声かけられてしまうので、
もっと変装していかないといけないかな、と思っています。

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2021年7月22日 (木)

バースデー・ケーキ

誕生日から2週間後、思いがけず親しい方から、お祝いのケーキをいただきました。
写真がプリントされています。

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写真の部分も食べられる、実においしいケーキでした。

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2021年7月21日 (水)

コロナ認知症を防ぐ

朝日新聞関東版の中に折り込まれる「定年時代」で、
『認知症にならない29の習慣』(朝日出版)が2ページにわたって紹介されています。

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コロナ自粛が長びくなかで、認知機能の低下が起きています。
認知症にならないために、どんな運動をしたらいいのか、毎日の食事で気を付けることは何か。
コロナ時代そして、高齢時代を生きるヒントがいっぱいです。

 

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2021年7月20日 (火)

ほろ酔い勉強会

ほろ酔い勉強会をYouTubeで生配信いたします。

日時:2021年7月21日午後6時30分~
テーマ:『肥満・いびき・高血圧・・・あなたも「心房細動」かも?』

先月の『高血圧は隠れ心不全?』の続編です。
諏訪中央病院 循環器内科部長の若林先生のお話を、鎌田實が聞き役になりお送りします。

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開始前までに、諏訪中央病院のこちらのサイトからアクセスすると視聴いただけます(無料)。

http://www.suwachuo.jp/info/2021/07/252.php

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2021年7月19日 (月)

手抜きごはん

今発売中の「週刊女性」7月27日号に、鎌田實の健康手抜きごはんが5ページにわたって紹介されました。
電子レンジでできるので、
暑くて料理をしたくない、今の季節にもぴったりです。
ぜひ、ご覧ください。

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日刊スポーツの連載「コロナに負けない生き方」も好評です。

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2021年7月18日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(513)

「リル・バック ストリートから世界へ」

キング牧師が暗殺されたまちメンフィス。
治安が悪いこのまちで、若者たちはダンスに夢中になる。
「ダンスがあったから、ギャングにならなかった」と若者は語る。
リル・バックは、たった一本の動画で、運命が変わった。
ヨーヨー・マのチェロで、瀕死の白鳥を踊る。
これが実に見事。感動ものである。YouTubeでも見ることができるので、ぜひチェックしてほしい。
ジューキンという独特のストリートダンスに、クラシックバレエを組み合わせて踊っている。

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そんなリル・バックが、メンフィスのストリートから世界的なダンサーになっていくドキュメンタリー。
この映画、クリーンヒットするんじゃないだろうか。

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2021年7月17日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(512)

「パンケーキを毒見する」

菅首相はお酒を飲まない。
朝、新聞記者らとパンケーキを食べながらコミュニケーションをはかるパンケーキ懇談会を行っていた時期がある。

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国会での答弁は、たくみに論点をずらしながら、だらだらと答える「ごはん論法」を繰り返す。
安倍首相の時からその傾向はあったのだが、菅さんに変わっても同じように意味のない国会論戦が繰り広げられている。
民主主義の危機かもしれない。
映画では、国会の答弁そのものを実写で生々しく見せており、これが「ごはん論法」かというのがよく分かる。
自民党の村上誠一郎氏が、「見識がないんですよ」と言い放つ。
こういう人の存在は大きいように思う。
勝負師・菅義偉の素顔が見えてくる、ちょっと変わったドキュメンタリー映画だ。

7月30日から新宿ピカデリー他でロードショー。

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2021年7月16日 (金)

お気楽に

丸山健二の作品は『夏の流れ』や、2016年に出た『我らなきあとに津波よ来たれ』を読んでいた。
『我らなきあとに--』は上下巻の大部で、合わせて8140円もする。
『千日の瑠璃 究極版』(求龍堂)を読み始めた。
こちらも分厚い上下巻。

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今の体力ではいつ読み終わるかわからないが、
のんびり、お気軽に読んでいこうと思っている。
不整脈の発作が出てから、「お気楽に」と自分に言い聞かせている。

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2021年7月15日 (木)

鎌田實の一日一冊(401)

「内田麟太郎詩集」(内田麟太郎著、四季の森社)

 

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絵本作家の内田麟太郎のナンセンス絵本、大好き。
笑ってしまう。

そして、詩人の内田麟太郎の詩集も大好き。新しい詩集が出た。

 

ぼくたちは

もしかしたら
にんげんがえらいのは
かなしくても
つらくても
しにたくても
いきているからかもしれない

いしは なくだろうか
てつは なくだろうか
ほうせきは なくだろうか

ぼくたちはなく
つらくて つらくて つらくてなく
こえを あげて なく
でも ぼくたちは いきていく

 

きっと僕たちは悲しくても辛くても、生きているだけで尊いのかもしれないと思わせてくれる素敵な詩だ。
コロナうつが広がっている。
特に女性の自殺者が増えている。
たくさんの人に読んでもらいたい詩だ。


 

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2021年7月14日 (水)

味は“手抜き”ではない

本日14日は、『鎌田式健康手抜きごはん』オンラインイベントを開催する予定でしたが、
今週から緊急事態宣言が発令されたため中止となりました。
狭いキッチンスタジオに、10人ほど集まるため、大事をとって決断しました。
まだ決定はしていませんが、緊急事態宣言の期間が終わったら、できるだけ開催する方向で検討しています。

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『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)は、読者の反応もとてもいいです。
「手抜きなどとは言えない美味しさです」
そうなんです。ここでマヨネーズか、ここでフライドオニオンか、と隠し味があり、
3~5分と短時間で完成する料理なのに、実においしいのです。
冷凍ほうれん草や冷凍ブロッコリーも、旬の時に収穫して冷凍しているため、おいしく栄養価が高いです。
これから本格的に暑くなる季節には、冷凍うどんとツナ缶、乾燥わかめで作る「釜玉うどん」や、「鮭缶とめかぶの崩し豆腐」などは最高です。

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明日15日から、日刊スポーツで鎌田實の連載がスタートします。
ぜひ、お読みください。

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2021年7月13日 (火)

微調整

現在、24時間心電図をつけて、不整脈をモニターしながら、運動負荷を少しずつ上げていっています。
心電図をみると、6秒ほど心臓が止まるときがあります。
そのままこの世とオサラバということも無きにしも非ずですが、それはそれでしょうがないと覚悟して、楽しくじょうずに心臓の微調整をしていきたいと思っています。

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秋には、忙しくなりそうです。
「鎌田實の鍵脳ドリルナンバー2」や「遊行を生きる」の文庫本の刊行、その他、3冊の本づくりを予定しています。
講演も、秋から目いっぱいスケジュールが入っています。
体のほうぼうの微調整をしながら、できるだけ前向きに、楽しくやっていこうと思っています。

 

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2021年7月12日 (月)

西会津町の健康づくり

ぼくが代表を務める地域包括ケア研究所では、3年ほど前から、福島県の西会津町の健康づくりにかかわっています。
諏訪中央病院総合診療科の奥先生が中心になり、西会津町に通っています。
コロナ前は、ぼくも年2回、西会津町を訪ね、スクワットとかかと落としなどの運動、野菜とタンパク質いっぱいの食事などについての健康講演会をしてきました。

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いま、西会津町では、毎日、有線放送でぼくのスクワットとかかと落としが放送されています。
脳卒中を2回起こしたという患者さんが、リハビリを兼ねて、ぼくの似顔絵を描いてくれました。
毛糸で描いているようです。
ほのぼのとした、とてもあたたかい作品です。

この西会津町と、「がんばらない健康長寿塾」を展開している佐賀は、地域ぐるみで健康づくりに取り組んでいます。
西会津町でも近々成果が出るのではないかと楽しみにしています。

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2021年7月11日 (日)

健康手抜きごはん

「女性自身」7月13日号では、鎌田式健康手抜きごはんが3ページにわたって紹介されています。
例えば、ブロッコリーと桜えびのサラダ。
ブロッコリーは、認知機能に少し効果を示すコエンザイム Q 10が、桜えびの赤い色素には、脳血液関門を通過して脳細胞に働く抗酸化物質アスタキサンチンが含まれています。
インゲンのなめたけ和えは、冷凍いんげんを、瓶詰めのなめたけとすりごま、えごま油で和えるだけ。もういっぴん欲しいなというときに、手軽につくれます。

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野菜とタンパク質と減塩にこだわった料理のヒントがいっぱいです。
『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)をぜひ、読んでみてください!

 

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2021年7月10日 (土)

新連載スタート

毎年恒例になっている日刊スポーツでの連載。
2021年は7月中旬からスタートします。

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テーマは「コロナに負けない生き方」(全40回)。
コロナストレスや、コロナストレスからの高血圧、高血糖になったとき、どう対応するか。
コロナフレイルを予防するには、どうしたらいいのか。
いま必要な生活習慣の行動変容のヒントが山盛りです。
お楽しみに!

 

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2021年7月 9日 (金)

お知らせ

7月14日に予定していた『鎌田式健康手抜きごはん』オンラインイベントですが、
緊急事態宣言発出のため、中止となりました。

新型コロナの感染状況をみながら、後日、開催する可能性もあります。
日程が決まりましたら、あらためて告知いたします。

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『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)好評発売中

 

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2021年7月 8日 (木)

気合いの入れ直し

2022年バージョンの新しいスキー板をを注文しました。
フォルクルというメーカーの、DEACON80という板です。
太い板で、悪雪や新雪でも滑りやすいということで、来年のスキーシーズンが楽しみです。

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このところ、尿管結石や心房細動、睡眠時無呼吸症候群の疑いなどで諏訪中央病院のお世話になることが多いので、気分転換をしようと思いました。
少しだけですが、足の筋肉も減ったようにも思います。
新しいスキー板で滑る日を楽しみに、気合いの入れ直しです。

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2021年7月 7日 (水)

にもかかわらず

宝島社ムック
『人生に悔いを残さない』
13人の達人に学ぶ、より良い後半生を過ごすヒント
「人生100年時代」の幸福論。

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鎌田實の「にもかかわらず」という生き方が紹介されています。

ぜひ読んでみてください。

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2021年7月 6日 (火)

ミッドライフ・クライシス

7/2発売の新刊『ミッドライフ・クライシス』(青春出版社)、

好調のようで、ネットでもたくさんの方が注目してくれているようです。

ダイヤモンド・オンラインでもとりあげていただきました。

記事こちらからお読みください。

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中年期の約80%が陥るといわれている心理的危機「ミッドライフ・クライシス」。

ぜひ読んでください。

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2021年7月 5日 (月)

「アハメドくんのいのちのリレー」4刷

『アハメドくんのいのちのリレー』(集英社)が増刷になりました。
4刷です。
小学校の教科書に使われた時期がありましたが、
最近、イスラエルのガザ地区への攻撃などもあり、再び関心が集まったのかもしれません。

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佐賀市にある、まちなかライブラリー鎌田文庫では、
この本の、安藤俊彦さんの絵を拡大して、展示しています。
この文庫を訪れた人たちも興味をもって、読んでくれているようです。

溝の深まるパレスチナとイスラエルですが、
このパレスチナとイスラエルの間で本当に行われた、命のリレーの物語です。

ぜひ、読んでみてください。

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2021年7月 4日 (日)

胃カメラ

久しぶりに胃カメラを飲みました。
十二指腸潰瘍がありましたが、治りかけていました。
尿管結石の痛みのストレスなどで、潰瘍ができていたのかもしれません。

Img_6486田植えが終わって間もなくのころ。不思議な形をした雲が出ていた、八ヶ岳の梅雨の合間


手術からほぼ1か月。
少し前から、少しずつ運動を再開し始めております。

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2021年7月 3日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(511)

「わたしはダフネ」

ある日突然、一番信頼できる一家の大黒柱のお母さんが亡くなる。
残されたのは、悲観論者の父と、日々の暮らしを楽しく生活をする娘ダフネ。
ダフネは快活で明るいダウン症の女性。
父親は自分が死んだらダフネを一人残してしまうことを心配している。
二人は母の故郷へ旅をすることになった。
この旅を通して、二人が生きていく力をつけていく。

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コメントを求められた。
「悲しみは受けとめる。逃げない。かっこいい生き方。ダフネに触れると、みんな彼女を好きになる」

7/3から岩波ホールなどでロードショー。

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2021年7月 2日 (金)

李麗仙さんのご冥福をお祈りします

俳優の李麗仙さんが亡くなりました。
状況劇場で「少女仮面」「腰巻お仙」など唐十郎の脚本で主演女優を張っていました。
この頃は、麿赤児、四谷シモンなど、不思議な存在感のある役者が勢揃いしていました。
その後、根津甚八、小林薫など2枚目俳優も加わり、状況劇場から唐組へと変わっていきますが、
初めの先頭集団を走ったのは、李麗仙でした。

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存在感のある女優さんで、
地の底から湧き出るな声で、説得力のある長せりふを得意としていました。
歌もうまかった。
数年前に脳卒中になり、誤嚥性肺炎でだったということで、残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。

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2021年7月 1日 (木)

新刊発売

『ミッドライフ・クライシス 80%の人が襲われる“しんどい”の正体』
(青春出版、1100円)


ミッドライフ・クライシス--中年危機。
40~65歳、日本人の80%が体験すると言われています。

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体を壊す人もいれば、家庭を壊す人も。
事業に失敗する人も、会社勤めが嫌になる人も。
そんな中年危機を上手に乗り越えるにはどうしたらよいのか。
ぜひ、お読みください。

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