客船を初期治療の場に
政府は、急に「酸素ステーション」と言いだしているけれど、やはり大事なのは、初期治療です。
酸素だけではなく、抗体カクテル療法を中心にした初期治療をして、重症化させないというのが大事だと思います。
ドームや体育館を野戦病院化できないかという議論も出ていますが、
ぼくは、第一波の時からずっと客船の利用を提案しています。
世界一周できるような客船ならば、1000人規模の患者さんを受け入れられます。
東京都では、いろんな病院に頭を下げて、たとえば5床ずつ広げていますが、
そういう広げ方では、ドラスティックな状況改善は難しいように思います。
客船ならば、一気に1000床規模でベッドを確保できます。
ベッドを広げ、それをどう利用するかを明確にすることによって、菅首相が言っている医療体制の再構築ができるのではないかと思います。
客船で受け入れるのは、中等症Ⅰくらいまでの人。
軽症の人を三日間ぐらい経過観察しながら、抗体カクテル療法などの初期治療をするようにします。
できるだけ中等症Ⅱや重症者は入れません。
初期治療後は、在宅か、あるいはホテルで経過観察するということができるようになったらいいと思います。
医療従事者は、自衛隊病院の医師や看護師、それにDMATに協力を仰ぐということをしたら、後手後手に回っているコロナの医療システムを挽回できるのではないでしょうか。
東京都で成功すれば、大阪、福岡などでも、客船を半年ほど借りて使うことができます。
客船の利用で、全国規模で問題解決ができるように思います。
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