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2021年9月

2021年9月30日 (木)

鎌田劇場へようこそ!(518)

「コレクティブ 国家の嘘」

10月2日全国ロードショー。
絶望と希望がない交ぜになっているような映画だ。
2015年、ルーマニア、ライブハウス「コレクティブ」で火災が起きた。
27人が亡くなり、180人が負傷し入院するが、そのうち37人が病院で亡くなっていく。
政治家への賄賂を作り出すために、病院関係者が消毒薬を希釈して使っているという最悪の事実が分かってくる。

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事実を暴こうとするジャーナリスト。
保健省大臣に任命された若い政治家が一緒に汚職の種を断ち切ろうとする。
インタビューという手法を使わずに、必死に自分の国を良くしようとする人たちの横に、
同伴者のようにカメラがついて事実を記録していく。
新しいドキュメンタリースタイルだ。
絶対に見たほうがいい。素晴らしい映画。

改革派の保健省大臣が再び2020年のコロナ下で大臣を務めている。
告発したスポーツ新聞の記者もまだ元気に「国家の嘘」を暴こうとしている。
この映画を作った監督も、今もちゃんとルーマニアで生活している。
政治腐敗への改革はなかなか進まない。
しかし、事実を暴き、正そうとする人たちがいることは、希望につながる。

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2021年9月29日 (水)

じごぼうの物語

信州の山には、じごぼうというキノコが自生しています。
ぬめりがあって、ちょっと不気味なカオをしていて、八百屋さんになかなか出てこないキノコです。
最近は、蓼科へ上って行く、リゾートのお客さんたちが通る道沿いに一軒だけキノコ屋さんができて、買えるようになりましたが、
誰かが山に入って採らないと食べられないのです。

Img_6718地元の人に親しまれているじごぼう

ぼくは、このキノコのことを時々エッセイに書いてきました。
流通に乗らないキノコですが、地元の人には親しまれてきました。
「最後に、もういっぺんじごぼうの味噌汁が食べたい」
死を間近にしたお年寄りたちから、よくそんな言葉を聞きました。
あるとき、緩和ケア病棟の看護師長さんが何回も山に入って、じごぼうを採ってきて、
患者さんたちに食べてもらいました。
おいしい、なつかしいと、とても喜ばれました。
その翌年、患者さんの息子さんが、感謝の気持ちを込めて、緩和ケア病棟にじごぼうを届けてくれました。
お金を出してもなかなか買えないキノコですが、
やさしさがやさしさを呼び、いいサイクルを生みました。
これがじごぼうの物語です。

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2021年9月28日 (火)

認知機能の低下を防ぐ

昨日、紹介した読売新聞主催の「人生100歳時代のアクティブライフフェスタ2021」の様子が、
ヨミドクターで紹介されています。

人生100歳時代のアクティブライフフェスタ~
約1100人が元気のコツ学ぶ

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20210927-OYTEW911528/

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認知機能の低下を防ぐために

・同時に2つのことをするデュアルタスクをして、脳を刺激する
・脳細胞の慢性炎症を抑えるために野菜をあと100g多く食べる
・筋肉を増やすためにタンパク質をたっぷりとる
・新聞を読んで朝、2つ単語を記憶し、夕方思い出す
・記憶する力と思い出す力を同時に強化する
・前頭前野に刺激して、ワーキングメモリを鍛える

そんなお話をしました。
ヨミドクターの記事をご覧ください。

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2021年9月27日 (月)

認知症にならないための7つの習慣

毎年、よみうり大手町ホールで開催されている読売新聞主催の「人生100歳時代のアクティブライフフェスタ2021」。
今年も出演しました。
講演のテーマは「認知症にならない7つの習慣」。
脳の短期記憶ワーキングメモリの刺激のしかたや、認知症のリスクファクターである高血圧、糖尿病、肥満にならないためにどうしたらいいか、社会的フレイルにならないためには何が必要か、そんなお話をしました。

偶然、アルツハイマーのSさんから電話がかかってきて、
絵画教室に行って絵を書いてきた帰りに、焼肉を食べたと明るい声が聞けました。
「くよくよ考えてもしょうがないもんね」
彼はそう言っていました。
まさにその通り。
認知症にならないことも大事ですが、認知症になっても負けない生き方はあるはずだと思っています。

Img_6708新型コロナウイルスの抗原検査キット

講演に先立って、抗原検査を受けました。
もちろんワクチンはすでに2回打っているのですが、念には念を入れてということのようです。
こうやって感染に注意をしながら、ウィズコロナのなかで講演をして行こうと考えています。

 

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2021年9月26日 (日)

フロントランジ

夕方の縄文公園でウォーキングやスクワット、コグニサイズをしています。
写真は、フロントランジをしているところ。

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右足を前に出したり、左足を前に出したりする時に、両手を横の位置から上のほうに上げると、難易度が高まります。
背中が丸まってきてるような方にはとてもいいです。
胸を大きく広げて、背中を真っ直ぐにのばし、なおかつ股関節もストレッチができます。
腹筋も意識すると、おなかの引き締めにもなります。

今、11月3日発売の「疲れない、太らない、ボケない、60代からの鎌田式ズボラ筋トレ レシピ20」という本を作っています。
お楽しみに!

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2021年9月25日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(517)

「信虎」

11月12日よりロードショー。
武田信玄の父、信虎は駿河の国へと赴いた際、国境を封鎖され、甲斐の国へ帰れなくなった。
信虎が信玄よりも次男を大事にしていたため、信玄はジェラシーを感じていたのかもしれない。
戦を繰り返し、家臣や領民が疲れていたという説もある。
無理やり隠居させられた信虎は、信玄が急逝したと聞いて、甲斐へ戻ろうとするが、
信玄の子、勝頼に妨害される。
そのため、高遠城で不満の日々を送る。
高遠城は桜の名所として有名で、ぼくの家から車で30分ぐらいで行けるところにある。
その高遠城で、夕食のシーンが出てくる。
イナゴとか、蜂の子がおかずになっていて、笑ってしまった。
当時のタンパク源はこれだったのだ。
当時どころか、46年前にぼくが信州に来た時も、イナゴや蜂の子はよく食べられていた。

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武田勝頼が頼りない領主で、結局、武田家は滅亡していく。
信虎はそれを防ごうと、武田家が再興されるようにいろいろな仕掛けをしていく。
81歳で亡くなるまでの信虎の最後のあがきと仕掛けがなかなか面白い。
新しいスタイルの時代劇映画。
歴史好きの人にとってみればたまらないだろうなと思う。
たくさんの武将の名前が出てきて、認知症予防にもいいように思った。

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2021年9月24日 (金)

新刊発売

『鎌田實の大人のいきいき健脳ドリル101』(二見書房)

健脳ドリルの第1巻は1万部増刷の好評をいただきました。
その第2巻になります。
1日5分の脳トレが、3か月以上できます。

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1日目の「色よみチャレンジ」は、注意力や判断力に加え、音読をすることで脳のさまざまなな部分を刺激するように考えてあります。
2日目の「間違い探し」は、「仲間はずれ探し」「迷路をたどれ」同様、空間認知力を鍛えてイメージ力を付け、判断力を養うドリル。
3日目の「穴あき算数」は集中力。
4日目の「二字熟語パズル」は記憶力を強化したり、ひらめきを養います。
「数字を追いかけろ」などは前頭葉を活性化するため認知機能の低下に歯止めがかかるように仕掛けられています。

認知症予防のための食事や運動についても、写真でわかりやすく解説しています。
ぜひ、楽しみながらやってみてください。

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2021年9月23日 (木)

コロナ在宅ケア

諏訪中央病院にいた奥先生は、
お父さんが急逝されたため、大阪のご実家のクリニックを引き継いています。
その奥先生が、コロナ陽性者の在宅ケアを6人のチームで始めました。
諏訪中央病院の若手も、一週間交代で支援に入るということです。
京都ですでに在宅ケアのチームが活動しているので、関西インテンシブエリアケアユニットとしては第2隊になるということで、頭文字を取って「KISA2隊」(きさつ隊)というそうです。

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風に立つライオン基金では、その活動を支援するため、往診車を手配しています。
パルスオキシメーターも6個、手に入れて送りました。
災害医療と考えて、第5波が収まるまで、緊急救援が必要です。
ぜひ、「KISA2隊」の志のある医師たちに、物心両面の応援をしていただけるとありがたいです。

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2021年9月22日 (水)

鎌田式健康手抜きごはん

本日の朝日新聞朝刊に、おおきな広告が出ました。おかげさまで・・・

「鎌田式健康手抜きごはん」大反響4刷!

「鎌田式『スクワット』と『かかと落とし』」13万部突破!

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朝日新聞のオンラインフェス「ReライフFESTIVAL@home」の動画も大好評です。
12月19日まで無料配信中。期間限定ですので、お早めにご覧ください。

「簡単! おいしい! 手抜き健康料理で人生をもっと楽しもう」
https://www.asahi.com/relife/festival/fes/shueisha/

 

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2021年9月21日 (火)

ウィズコロナの講演会

久々に講演に行ってきました。
群馬県のホームヘルプ協議会50周年記念講演会です。
1年半の間に2回延期し、3回目にようやく実現しました。
300人の会場に30人の会員の方を入れて、あとはリモートで参加していただくというスタイルで行いました。
講演会では、みんなマスク着用でしたが、
写真を撮るときだけ一瞬マスクを外しました。

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ウィズコロナの中で、安全な講演会を考えていかなくてはいけないと思ってます。
19日に行われた長崎の地域医療研究会の市民公開講座では、
茅野市の鎌田事務所から1時間半、講演しました。
原村のカナディアンファームでビデオ撮影して、それを会場で流すというような講演スタイルも、この秋2つ予定しています。
感染対策をしながら、いろいろな試みをしていきたいと思っています。

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2021年9月20日 (月)

手抜きごはんで健康になろう

アクティブ世代の文化祭「朝日新聞Reライフフェスティバル@home」
鎌田實の「簡単!おいしい!手抜き健康料理で人生をもっと楽しもう」
無料配信されています。

https://www.asahi.com/relife/festival/fes/shueisha/

ステイホームで増えているコロナ肥満やコロナフレイル。
その背景には、運動不足や、食事の偏りがあります。

80歳、90歳になってもピンピン元気でいるために、いまどんな生活習慣が大切なのか。
「たん活」(たんぱく質いっぱいの生活)「筋活」のススメ、
健康的においしく食べるための知恵=健康手抜きごはん・・・
そんな鎌田流の健康理論をわかりやすくお話しています。
『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)から、高野豆腐を使った「肉豆腐」などのおすすめレシピも紹介しています。

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原村にあるカナディアンファームで収録しました。
美しい自然と、オーナーのハセヤンが廃材を利用して作った“秘密基地”のような雰囲気もお楽しみください。

動画の視聴はこちらから↓

https://www.asahi.com/relife/festival/fes/shueisha/

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2021年9月19日 (日)

カレー礼讃(3)

北海道北広島市にある「天竺」というスープカレー。
南インド風ということで、23種類のスパイスが使われています。

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チキンと大きなニンジンがごろっと入っています。
クセがないカレーで、ふだんあまりスープカレーを食べないという人も感動すると思います。

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2021年9月18日 (土)

全米オープン

今年のテニス全米オープンはとても面白かった。
準決勝、決勝と盛り上がりを見せた。
男子決勝では、敗者ジョコビッチが悔しさに堪えて、勝者に拍手を送ってるところがとてもよかった。
ジョコビッチは精密機械のようなテニスをする。
あまり好きな選手ではない。
今年は絶好調で、4大大会のうち3大会まで一敗もせずに優勝してきた。
そして、全米オープンの決勝戦で25歳のメドベージェフと戦った。
圧倒的なサーブ力の違いと、ジョコビッチの得意なストローク戦でも押されていた。
一度は興奮して自分のラケットを叩き割った。
しかし、その後、自分を取り戻そうと、自分との戦いに臨み、最後まで手に汗握る試合にした。
3-0で負けたが、その後のスピーチも立派だった。
ジョコビッチを見直した。

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女子の決勝戦も素晴らしかった。
世界ランク150位、18歳のラドゥカヌが勝ち上がった。
相手は19歳のフェルナンデス、大坂なおみを退けている。
大事な局面で、ラドゥカヌが足に出血をした。
フェルナンデスにとってはブレイクポイントを取るところ、最大の挽回のチャンスだったが、ここでメディカルプレイクになった。
息を整え、気分を変えたラドゥカヌがピンチを乗り越えた。
フェルナンデスは悔しかっただろうと思う。

決勝に敗れたフェルナンデスだが、表彰式のスピーチで、
「この20年のニューヨークのように私も強くありたい」と、20年前のアメリカ同時多発テロで傷ついたアメリカ人にあたたかなスピーチを送った。
2つの決勝戦は、歴史に残る決勝戦だったと思う。

 

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2021年9月17日 (金)

ハウラの猫

9歳のとき白血病を患ったハウラ。
JIM-NETの支援で病気を乗り越えました。
彼女の描く猫はとても評判がいいです。

X JAPAN の SUGIZO さんの舞台衣装を作っているtenboさんがハウラの猫の絵を大胆にデザインし、Tシャツにしてくれました。

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また、カルディコーヒーファームが応援してくれてJIM-NETで販売している
「coffee for peace!」ドリップパックのコーヒー。
パッケージの一つにも、ハウラの猫の絵が使われています。

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ぜひ、至福の一杯を召し上がってください。

詳しくはこちら↓

https://www.jim-net.org/2021/08/10/7102/

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2021年9月16日 (木)

中年危機の乗り越え方

『ミッドライフ・クライシス』(青春新書)の広告が
信濃毎日新聞に載りました。

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80%の人が中年危機に陥ると言われています。
この中年危機をどう乗り越えたらいいのか書いています。
ぜひ、お読みください。

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2021年9月15日 (水)

Reライフフェスティバル

アクティブ世代の文化祭
「朝日新聞Reライフフェスティバル@home」
9月18~19日にオンラインで開催します!

ご自宅でトークショーや講演会が無料で楽しめます。
事前申し込みや登録は不要。

https://www.asahi.com/relife/article/14424498

鎌田實は19日16時10分~
「簡単!おいしい!手抜き健康料理で人生をもっと楽しもう」と題してお送りします。

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その収録を、原村のカナディアンファームで行いました。
ぜひ、ご覧ください。

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2021年9月14日 (火)

元気の秘訣

「婦人公論」9月28日号の、「あの人の養生訓」に鎌田實の元気の秘訣が紹介されています。

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「筋活」「骨活」「たん活」で“ピンピンひらり”を叶えよう

三浦雄一郎さんも同じコーナーで紹介されています。
ぜひ、ご覧ください。

 

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2021年9月13日 (月)

自由をはこう

アテントでは、尿漏れや介護の問題を隠して抱え込まず、みんなの話題にできるオープンな社会を目指しています。
「かくさいないパッケージをつくろう」と、利用者やデザイナー、いろんな人たちとみんなで何回も議論してきました。
その第一弾のデザインが出来上がりました。

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ぼくは、「紙パンツは、人生を自由にする」と思っています。
尿漏れがあるから引きこもったり、閉じこもったりしてしまう人がいますが、そんなふうにならずに、アテントを履いて、堂々と旅に出たり、映画を観に行ったりする。
そんな社会が来たらいいなと思っています。

自由をはこう、と呼びかけたいと思います。
これから第二弾、第三弾と新しいパッケージが出てきます。お楽しみに!

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2021年9月12日 (日)

色川大吉さんを悼む

色川大吉さんが亡くなられました。
リベラルが服を着ているような人でした。
山梨県北杜市に住み、15年ほど前までぼくの外来に通っていましたが、
やがて諏訪中央病院まで通うのが大変になり、ぼくの外来での治療は終わりました。

色川さんは、自分史や民衆史などにこだわりながら、
この国をよくしたいと考える歴史学者でした。
彼が来たときは20~30分、歴史や文化の話をしましたが、いつもやさしくあたたかかった。
80歳になっても、スキーをしていて、近くのスキー場のシーズン券を買って楽しんでいました。
そのころはぼくは忙しくて、スキーがあまりできず、うらやましく思っていました。

96歳でご自宅で亡くなったと聞きます。
色川大吉さんの死を悼みます。

 

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2021年9月11日 (土)

夕映え

伊那の山に落ちていく夕日と一本の木
とても美しい光景に出合いました。

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あまりにも暑い日が続いていたので、夕方にウォーキングやスクワットをしています。

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2021年9月10日 (金)

新刊、好評です

『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)の4刷が決まりました。

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最近出した本はすべて絶好調です。
『認知症にならない29の習慣』(朝日出版)は7刷。
『ミッドライフ・クライシス』(青春新書)や『鎌田式「にもかかわらず」という生き方』(宝島社)も増刷が決まりました。

少し前の著作ですが、『アハメドくんのいのちのリレー』(集英社)も増刷が決まり、『雪とパイナップル』(集英社)はロシアとベラルーシで出版が決定しています。
『ほうれんそうはないています』(ポプラ社)は、台湾でさらにこれから1年売り続けてくれることも決まりました。

ステイホームの時間が多くなり、本を読む時間が多くなってきたのでしょうか。
本を書く側としては、大変ありがたいことです。

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2021年9月 9日 (木)

名優の死

フランスの俳優ジャン=ポール・ベルモンドが亡くなりました。
88歳だったといいます。
アラン・ドロンと同時代に活躍しましたが、アラン・ドロンとは対極にありました。
全くハンサムじゃない。
でも、やんちゃで、かっこいいけどドジで、どこかに影がある、何とも魅力的な役者でした。

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ぼくはゴダールの「気狂いピエロ」が大好きでしたが、これはベルモンドがいたことによって、名作になったと思います。
「勝手にしやがれ」もしかり。
あの世にいくときも、勝手にしやがれとうそぶいたのでしょうか。
名優の死を悼みます。

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2021年9月 8日 (水)

カレー礼讃(2)

スープカレーのマジックスパイスは、「元祖」を語る札幌で大人気のカレー専門店。
ぼくはまだ行ったことがありません。

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中辛から激辛まで、自分で辛さを調整ができる特製スパイスがついていますが、入れる前からすでに中辛!
どちらかというと和風出汁に近く、ペーストを加えると「瞑想から悶絶へ」。
さらにスパイスを加えると、「涅槃から極楽天空へ上り詰める」というのが謳い文句。
辛いのは好きな人にとっては、うれしい辛さかも。

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2021年9月 7日 (火)

カレー礼讃(1)

ぼくは無類のスープカレー好き。
「日曜はがんばらない」(文化放送)でも、パートナーの村上信夫さんと夏の簡単料理を特集したとき、スープカレーを紹介しました。
レトルトのスープカレーを買ってきて、野菜を素揚げするか、レンチンして、野菜たっぷりのスープカレーにアレンジするのがおすすめです。

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コロナ前は、北海道に行くたびに、スープカレーを食べに行きました。
味噌ラーメンを食べるよりは、スープカレー店に行くほうが多いぐらいでした。
今は、外食がしづらくなっているので、レトルトのスープカレーを買ってきて、家で食べています。
夏の暑い時、汗をかきながらの辛いスープカレー、なかなかいいものです。

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2021年9月 6日 (月)

移住へのステップ

不動産業の蓼科企画では、空き家をリフォームし、賃貸する「エントコハウス事業」を展開しているそうです。
たとえば、蓼科に近い茅野市豊平地区では、築38年の古家を大規模リフォーム。
山梨県北杜市の物件とともに9月中旬まで受け付けています。

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狙いは、空き家問題の解決、移住促進、過密生活の回避だそうです。
東京で生活して、週末に田舎暮らしをするとか、
移住へのステップとして、まず半年ほど暮らしてみてから決断するとか。
別荘地を買って別荘を建てる前に、空き家を改修した賃貸住宅を利用するというのは、けっこう賢い選択かもしれません。

 

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2021年9月 5日 (日)

一休み

彫刻の森の木陰で一休み。

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心房細動の回数がだいぶ減ってきました。
体重も72㌔をキープしています。
まだ本格的に大きな運動負荷はかけていませんが、ゆっくりといい感じになってきています。

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2021年9月 4日 (土)

鎌田實の一日一冊(406)

『いのちの停車場』(南杏子著、幻冬舎)

吉永小百合さんと月刊誌で対談するために、先に映画を観たが、原作の小説も読んでみると、映画とは少し違っていて、小説は小説の魅力にあふれている。

救急救命医の62歳の女性医師は、事情があって、ふるさとの金沢で在宅医療を始める。
在宅医としては初心者の主人公は、戸惑いながら在宅医療の面白さに気が付いていく。
そして、老々介護やゴミ屋敷に暮らす女性たちの命に寄り添っていく。

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最後は、神経内科医である自分の父親の話。
ここが映画とは全く違うところだ。
父親は、転倒して大腿骨の頸部骨折をする。
せん妄も起こしてしまう。
さらに脳卒中を起こし、左半身麻痺のうえに脳卒中後神経性疼痛に苦しむ。
脳の視床部が障害されると、つらい神経疼痛が起こる。
父親は安楽死を望むのだが、娘であり医師の主人公はとうてい「積極的安楽死」に同意できない。
父親も、娘に殺人ほう助の罪を犯させるわけにはいかない。
そして、予想外の事が起こる。
ストーリーは、作品を読んでもらいたい。
安楽死問題をどう考えるか、鋭く問いかけてくる作品である。

         ◇

9/4の朝日新聞で、鎌田實の『いのちの停車場』の書評が掲載されています。
ぜひ、お読みください。

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2021年9月 3日 (金)

coffee for peace!

歌手の神野美伽さんがコットンクラブでライブを開催。
その会場で、JIM-NETとカルディがコラボしたドリップコーヒー「coffee for peace」をお客様方にプレゼントしたそうです。

音楽評論家の湯川れい子先生も、
「いつも真剣なサポート。彼女は素晴らしい人ですね。ありがとう」とツイートしています。

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coffee for peace!

イラクやシリアの小児がんの子どもたちによる絵がパッケージになっています。
とてもおいしいコーヒーです。
ぜひ、応援してください。
(JIM-NET限定。カルディ店舗でのお取り扱いはありません)

詳しくはこちらから↓

https://www.jim-net.org/2021/08/10/7102/

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2021年9月 2日 (木)

遊び心

原村のカナディアンファームにある、吊り橋のような、ジャングルジムのようなもの。
なんとも遊び心をむずむずさせ、子どもたちは大喜びで探検ごっこをしたりします。

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これは、カナディアンファームのオーナー、ハセヤンの手作り。
廃材などを利用して、なんでも作ってしまいます。
ぼくの家の駐車場も、ガウディの作品のような駐車場を作ってくれました。
ハセヤンは遊び心のある芸術家です。

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2021年9月 1日 (水)

日刊スポーツ連載

日刊スポーツの連載「コロナに負けない生き方」、ご好評のうちに終わりました。

日刊スポーツのweb版「ニッカンスポーツ・コム 」にて、
一気読みできるようになりました。ぜひお読みください!

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202107200000006.html

連載中、読者プレゼントとして、「ミッドライフ・クライシス」(青春出版)5冊をご提供した際には、300名以上の方からご応募をいただきました。記事を切り抜いて保管して下さっている方も多いようです。ありがたいことです。



健康連載「コロナに負けない生き方」

 

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