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「金の糸」
壊れた陶器を金でつなぎ、その器にまた新しい命を吹き込む日本の金継ぎ(きんつぎ)に着想を得て作られた映画。監督は、ジョージアの91歳の女性監督。認知症になった元政府高官の女性と、女性作家、一人の男が現在と過去を行ったり来たり。ジョージアの激動のなか、若かったころ、タンゴを躍るシーンが美しい。どんなにつらく痛ましい過去でも、壊れてしまった過去でも、金継ぎするようにつなぎなおすことで、新しいものとなる。
ディス・イズ・映画。映画好きにはたまらない映画。2月26日から岩波ホールで上映。
鎌田實 2022年2月25日 (金) 09時43分 | 固定リンク Tweet