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2022年3月

2022年3月31日 (木)

新刊『ピンピン、ひらり。』発売

本日3月31日、新刊『ピンピン、ひらり。鎌田式しなやか老活術』(小学館新書)が発売されます。

体の衰えや気力の低下、物忘れ・・・老いが身近に感じられた時に襲われる〝老いるショック〟。
でも、老いはマイナスなことばかりではありません。
仕事の第一線から降り、子育てからも解放され、自由に生きることができるのが老いなのです。

ぼくが目指すピンピンひらりとは、
最後までピンピン元気に生きて、ひらりとあの世へ逝くという生き方。
老いのさなかにあっても、ひらりと老いをかわしながら、自由に生きたいと思っています。

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本書では、老いの受け止め方や90代でも元気でいるための体づくり、自由な老いの生き方について書きました。
老いは、長生きの残念なオマケなんかじゃありません。
待ってました晩年!
自由も経験、知恵もある、老いから始まる人生に、とてもわくわくしています。

ぜひ、『ピンピン、ひらり。鎌田式しなやか老活術』をお読みください。

4月3日「日曜はがんばらない」(文化放送、朝6時20分~)は、鎌田流の老活術について語ります。
新刊『ピンピン、ひらり。』のリスナープレゼントもあります。

「日曜はがんばらない」のHPから、過去500回の放送を聞くことができます。

http://www.joqr.co.jp/kamata/

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日経Gooday

日経Goodayで、「ズボラ筋トレ」連載はじまりました。全3回です。

「ズボラ筋トレ」で三日坊主にサラバ! 下半身をラクラク鍛える
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/22/032500012/032500001/

2ページ目以降は有料会員のみです。ぜひお読みください。

 

日経 Gooday

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https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/22/032500012/032500001/

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2022年3月30日 (水)

御柱祭

今年は、御柱祭の年。
地元の人にとっては、7年に一度の待ちに待った祭りです。

氏子総出で、御柱を里まで曳行する「山出し」は、木落しや山越えなどのハイライトで知られ、
御柱の通る街道沿いでは、地元の人たちや観光客でにぎわいます。
しかし、今年はオミクロン株のまん延のため、
4月2日の山出しは、氏子ではなく、トレーラーで引くことに決まりました。
当初は、観光客を入れない形で、氏子が引くという話もありましたが、
それもできなくなりました。
とても残念です。

Kif_0093 20年ほど前の御柱祭で、御柱に乗る鎌田

5月の「里曳き」では、御柱が建御柱となりますが、
こちらのほうは氏子ができるように計画しているとか。
せめて里曳きだけでも、うまくいくといいなと思っています。

 

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2022年3月29日 (火)

週刊女性

本日発売の「週刊女性」に

鎌田の「ちょうどいい孤独」が取り上げられています。

ぜひ手に取ってお読みください。

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2022年3月28日 (月)

がんばらない筋トレ

本日発売の「週刊ポスト」(4月8・15日号)。
「鎌田實式がんばらない筋トレ」が8ページにわたり紹介されています。
「週刊ポスト」では、昨年8月まで長く連載していました。
グラビアは、裸の女性が多いのですが、今回は筋活です。
簡単な筋トレですので、ぜひやってみてください。

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3月31日には新刊『ピンピン、ひらり。鎌田式しなやか老活術』(小学館新書)が発売されます。
もう「老いるショック」は怖くない!
合言葉はPPH
待ってました晩年!
自由でおもしろい、新しい老いの生き方を提案しています。

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ウクライナを想う㉑

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ポーランドのクラクフ第85番小学校では、70人のウクライナの子供たちが通い始めたという。

避難したきた人たちは、避難するときに履いてきた一足しか靴を持っていないという人がほとんど。

こどもたちは、校内で履き替える靴や体育用の靴がないとのことだったので、早速こどもたちに新しい靴をプレゼントしました。

現地で支援をサポートしてくれている画家・宮永さんのお陰で、必要なものを、必要なときに、必要な人たちへ、届けられています。みなさまからのご寄付を大切に使わせて頂いています。

引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。

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2022年3月27日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(531)

「ドライブ・マイ・カー」

原作『女のいない男たち』(村上春樹著、文春文庫)は、発売された直後に読んだ。
それほど深く心を揺さぶられることはなかったが、
孤独のなかで生き、どうやって再生していくのかが描かれていると思い、
佐賀県にある「まちなかライブラリー鎌田文庫」の3月のイチ押しに挙げた。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-c2ce05.html

その後、映画「ドライブ・マイ・カー」を観た。
濱口竜介監督は翼を大きく広げて、話を展開し、3時間の長い映画に仕上げた。
何に傷つき、何に悩んでいるか、自分自身ですら半分ぐらいしかわからない。
まして、他者のことはもっとわからない。
わからないだらけの中で、一緒にご飯を食べたり、一緒に車で移動したりしながら、
それぞれの孤独の魂が、新しい調和を生み出していく。
魂の再生の物語になっている。

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新型コロナウイルスに見舞われ、人間の関係がギクシャクしたり、疎遠になったりしている。
ウクライナのニュースを見るたびに、多くの人たちが心を痛めている。
そんななかでこの映画は、コロナ後や戦争後の人間の再生を信じさせてくれる。
できたらアカデミー賞の作品賞に輝いて、世界中の人がこの映画をみてくれたらいいなと思う。

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鎌田實の一日一冊(412)

「人間が生きているってこういうことかしら?」(中村桂子、内藤いづみ著、ポプラ社)

ゲノム研究から38億年の生命のつながりを見つめてきた中村桂子先生と、
山梨県で在宅ホスピスケアを行ってきた内藤いづみ先生。
ぼくのよく知るお二人が、それぞれの持ち場から「命」について、わかりやすく、詩的に語り合っています。

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DNAとゲノムの違いがわかり、そこに時間の要素が入ることで、
命のふくらみが見えてくる素敵な本です。

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2022年3月26日 (土)

ウクライナを想う⑳

22日に行った、信州×ウクライナ×ポーランドをつないだ YouTubeライブの様子が、NHKで取り上げられました。

【こちらからご覧ください】https://bit.ly/3wBx4p9

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JCFでは、みなさまからお寄せいただいた大切なご寄付を、すみやかに、見える形で、ウクライナ支援につなげていきます。

どうぞひきつづき、ご協力おねがいいたします。

 

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2022年3月25日 (金)

ウクライナを想う⑲

ウクライナでは、国内外の難民・避難民が1000万人を超えたといわれています。

ポーランドのクラクフ近郊でも、JCFの支援が始まりました。
ウクライナの子どもが、ポーランドの学校に通うために必要なランドセルや学用品がほしいというお母さんの切実な声がありましたが、
みなさんの支援によって、このような声にも応えられるようになってきました。
一方、国内には650万人とも700万人ともいわれる避難民の方たちがいます。
その方たちにも、支援の手を差し伸べることが大事です。

JCFのウクライナ支援を、JIM-NETも応援しています。
次のような文章を作成し、4000人近くの方に郵送して、ウクライナ支援をお願いしています。

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先日は、動物写真家の宮崎学さんと「ウクライナへ命の応援」というテーマで YouTube ライブ配信をしました。
その後のアーカイブも、たくさんの人が見てくださって、支援の寄付が続々と集まってきています。
大変ありがたいことです。

ウクライナの平和のために、
命の応援をよろしくお願いいたします。

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2022年3月24日 (木)

宮永匡和 画伯

ポーランド南部の町クラコフで、ウクライナ避難民支援活動をサポートしてくれている宮永匡和さん(Masakazu Miyanaga)は、ポーランドに在住の画伯です。2000年、ポーランドのワルシャワ、クラコフ、アウシュビッツを彼に案内してもらいました。


宮永匡和画伯(Masakazu Miyanaga)

1970年大分生まれ。1995年 筑波大学大学院修士課程美術専攻修了後 ポーランドへ渡り、ミシレニツェ市文化センター勤務 を経て、1999年より2003年までクラクフ美術アカデミー修復課程研究生。テンペラなどヨーロッパ古典技法を用いるが、金箔の使用された画面からは、琳派などの伝統も感じられ、独特の存在感を放つ。クラクフ在住。

高身長のイケメンです。
 ↓ 2008年新宿のギャラリーにて

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わが家の玄関と、オフィス兼サンルームには、宮永くんのすばらしいテンペラ画が飾ってあり、いつも癒されています。

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ウクライナ避難民への支援物資買い出しの様子 (現在)↓

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2022年3月23日 (水)

ウクライナを想う⑱

昨日は、たくさんの方にJCFのYouTubeライブをご覧いただき、ありがとうございました。不慣れな操作でお見苦しい点もあったかと思いますが、ポーランド、ウクライナと中継でつなぎ、現地の生の声をお聞きいただけたことは、よかったかなと思っています。

JCFでは、ウクライナ避難民の方の声に耳を傾けながら、今わたしたちにできること、今必要な支援を、続けていきます。

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まだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ ↓

https://www.youtube.com/watch?v=yAd4VKYLL1E

ライブでは聞くことができなかった、ウクライナの子どもたちの声など、追ってJCFのFacebookでご報告していければと思っています。

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ウクライナを想う⑰

JIM-NETのチョコ募金に、
大阪の方から子どもや障害のある人たちにチョコレートをプレゼントしてほしいと、
200万円の寄付をいただきました。
六花亭のチョコ缶をイラクの白血病の子どもたちと、陸前高田の幼稚園や介護施設、そして、福島の各地域の福祉施設にプレゼントしました。
そのお礼状が、偶然にも3月11日にぼくの手元に届きました。
「あしながおじさん、ありがとう」という言葉と、イラストを添えたあたたかなお礼状です。

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同じ3月11日の朝、福島の南相馬にある絆診療所の遠藤先生から、
ウクライナの人たちへということで、高額な寄付をいただきました。
絆診療所の人たちは11年前、大変な思いをしてきました。
その大きな喪失を乗り越えてきたメモリアルな日に、
戦禍のウクライナの人々を思って寄付をしていただいたのです。
その行為に、ぼくは目頭が熱くなりました。

遠藤先生にお礼の電話をしました。
「毎日ニュースを見て、11年前の自分たちの体験と重なり、ウクライナの人たちに心を傷めていた」と言います。
「寄付できてよかった」とも、おっしゃっていました。
やさしさ、あたたかさが循環し始めているように思います。
悲惨な戦争に負けないように、人間の心のあたたかさを形として示していきたいと思います。

JCFのウクライナ支援に、ご協力をお願いいたします。

【 ご支援をお願いします 】

口座番号:00560-5-43020
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援
※ネット銀行および他金融機関からの振込用
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

※クレジットカード決済はこちら
https://jcf.ne.jp/wp/credit-2

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2022年3月22日 (火)

ウクライナを想う⑯

ポーランドのクラクフ駅に臨時開設されたインフォメーションセンターでは、ウクライナ避難民のための 避難所や仮アパートの情報が提供され、ポーランド人口登録のための電子ID番号ももらえるようになっているという。

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一方、ボフダン・サブーラ神父 がいるのは、ウクライナ西部の都市「ウズホドロ」。比較的安全だったウクライナ西部へも攻撃があったというので、今後が心配だ。

サブーラ神父が支援している避難民の様子。幼い子供や愛犬を連れての避難は、本当に大変だと思う。

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ポーランド南部の都市「クラクフ」、ウクライナ西部の都市「ウズホドロ」の位置

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2022年3月21日 (月)

ウクライナを想う⑮

ポーランド南部の都市、クラクフに住む日本人画家で、ぼくの友人の宮永匡氏が、メールで現地の状況を伝えてきてくれる。

クラクフ市内のウクライナ人避難所。以前ショッピングモールとして使われていた建物とのこと。関係者やプレス以外の人は立ち入り禁止となっている。

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クラクフ駅の構内。ウクライナ人であふれている。たくさんの避難民がクラクフに到着、又はクラクフを経由して次の街に移動している。

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構内に設置された食料配布所。

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明日のYouTubeライブでも、宮永氏とつながる予定です。ぜひご覧ください。 

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2022年3月20日 (日)

ウクライナを想う⑭

毎日新聞長野県版に、JCFのウクライナ支援のことが紹介されました。
3月9日時点で、450万円の支援金が寄せられています。
ウクライナの人のために何かしたいという思いが広がっているようです。

Img_7272 毎日新聞 長野県版3月12日

【 ご支援をお願いします 】

口座番号:00560-5-43020
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援
※ネット銀行および他金融機関からの振込用
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

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2022年3月19日 (土)

ウクライナを想う⑬

ウズホロドでの支援が始まりました。
日本からお送りしたお金で子どもたちの心がほっとするようなものを買って、
子どもたちに配ってくださいとお願いしました。

Photo_20220316220202スロバキアから購入した資材

支援活動は、時期によって必要なものが変わってきます。
避難してきた300人の方たちが必要とするものを揃えられるように、
避難生活が少しでも楽になるように、
その時必要なものを現地で揃えられるよう、現地とコミュニケーションをとりながら支援していきたいと思っています。
特にお母さんや子どもたちを支えていこうと思っています。

Photo_20220316220301 Photo_20220316220201 物資を受け取る子どもたち

【 ご支援をお願いします 】

口座番号:00560-5-43020
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援
※ネット銀行および他金融機関からの振込用
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

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2022年3月18日 (金)

YouTube LIVE!ウクライナと中継

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 鎌田實×宮崎学 ウクライナ・ポーランド・現地と結ぶイマ
       〜 ウクライナへ命の応援 〜
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Web_ukraine

※PDFファイルはこちらからダウンロード

日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」は チェルノブイリの原発事故以来、
現地での医療支援、 更にイラクや福島での支援を行っています。

そして今、ウクライナの避難者支援をウクライナ国内や
隣接するポーランドでも開始しています。

そこで、JCF理事長の鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)と、
チェルノブイリの取材経験もある写真家・宮崎学、
そしてウクライナで避難民の支援をしているボフダン・サブーラ神父、
ポーランド在住の日本人、宮永さんとネットでつなぎ、
最新の現地の状況、現地で求めらていること等 YouTubeで生配信します。

■日時: 3月22日(火)PM8:00〜

■主催: JCF 認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金

■参加無料 どなたでも視聴できます(ライブ終了後も視聴可能)

■お問合せ: JCF TEL0263-46-4218  asama@jcf.ne.jp

▼ライブ配信のページ:
https://www.youtube.com/watch?v=yAd4VKYLL1E

▼JCF 緊急!ウクライナ支援のページ
https://jcf.ne.jp/wp/action/ukraine

▼JCF facebook ※最新情報をご覧いただけます。
https://www.facebook.com/JCF.office

20年前にチェルノブイリを取材してきた写真家宮崎学の視点で見た、
ウクライナや自然とそこで暮らす人々と戦争へのメッセージ。

チェルノブイリ原発で廃炉の様子を視察し、また被害にあった人々を
長年医療支援してきた鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)からの現地への想い。

JCF日本チェルノブイリ連帯基金で、現地で活動する日本人スタッフが、
自分たちがまずできることからと、小さな支援の輪を広げている様子

とくに母と子への食糧支援など、具体的な支援活動などを報告し
私たち日本人が手の届くところに、支援の手を差し伸べることが
できることを紹介したいと思います。

【 ご支援をお願いします 】

振込先:ゆうちょ銀行
口座番号:00560-5-43020

口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援
※ネット銀行および他金融機関からの振込用
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

※クレジットカード決済はこちら
https://jcf.ne.jp/wp/credit-2

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Tokyo FM 明日出演

Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM

明日3月19日(土)25時〜25時30分
ピーター・バラカン氏がメインパーソナリティーをつとめるラジオ番組「Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM」にゲスト出演します。お楽しみに。

https://www.tfm.co.jp/podcasts/museum/

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2022年3月17日 (木)

ウクライナを想う⑫

ウズホロドは、ウクライナ西部にあり、スロバキアやハンガリーと国境を接する都市です。
この都市にウクライナ全土から避難してきた人たちが集まっています。
スロバキアやハンガリーへ脱出を考えながらも、できることならウクライナにいたいという複雑な思いを抱いています。

ウズホロドで支援活動している教会とつながることができ、
毎日メールでやり取りをしています。
食事を作っているところや、食事風景の写真が送られてきました。
日本人の支援を、とても感謝してくれています。

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ぜひ、JCFのウクライナ支援にご協力をお願いいたします。

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ウクライナを想う⑪

JCF・日本チェルノブイリ連帯基金 のウクライナ支援の様子が、昨日、テレビ信州で報じられました。

「ウクライナ侵攻 信州で広がる支援の輪」(3月16日放送)

動画はこちらからご覧ください
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c0d13267432eb94e47f9d3576db035cc8426e95

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インタビューの中で、JCF事務局長の神谷さだ子はこのように話しています。

「食糧支援をまず、一番、基礎的なところからやりたいと思います。そのために現金を送る。現地の人にとって一番必要なものを送る、これをやりたいと思っています・・・」

JCFでは、ウクライナ西部の都市・「ウジホロド」にある教会の神父と直接連絡をとり、必要な支援を始めています。この教会には、施設やテントなどに300人以上の避難者が身を寄せているとのこと。神父宛てに募金を送り、食料などを買うために役立ててもらうことにしています。これまでに「1万1000ドル」を送金しました。

【 ご支援をお願いします 】

口座番号:00560-5-43020 
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援 
※ネット銀行および他金融機関からの振込用 
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

 

※上記リンクが見られない場合は、こちらもお試しください ↓
http://www.tsb.jp/news/nnn/news1167hc0mq39ddavv3o9.html

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2022年3月16日 (水)

ウクライナを想う⑩

ひまわりは、ウクライナを象徴する花。
映画「ひまわり」は、ウクライナ南部で撮影されたといいます。
マストロヤンニとソフィア・ローレンが、戦争に翻弄される男女を演じています。
『鎌田實の人生図書館』(マガジンハウス)でも、鎌田が選ぶ映画ベストテンに選びました。

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写真は、2013年、キエフからチェルノブイリ原発へ行く途中にみた農村とひまわり畑です。

美しいウクライナを、一刻も早く平和に戻したい。
そう願うばかりです。

JCFでは、ウクライナ支援をしています。
よろしくお願いいたします。

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2022年3月15日 (火)

ウクライナを想う⑨

JCFでは、東日本大震災後から、放射性物質の測定を続けてきました。
信州大学理学部の学生らの協力で発足した「Teamめとば」がJCF事務所内にある測定室で専用の機器を使い、外部から持ち込まれた検体や松本市内の給食の一部など、10年間で2454件の測定をしてきました。
そのうち、国の基準値100ベクレルを上回るものは8件。
最近も天然のきのこから152ベクレルのセシウムを検出しています。
セシウムの半減期は約30年。まだまだ注意が必要です。

Img_7255 信濃毎日新聞より

ウクライナでは、ロシア軍がチェルノブイリ原発を制圧しました。
爆発をした4号炉は石棺の上にドームを覆い、放射線が漏れないようコントロールしています。
隣にある1号炉、2号炉、3号炉は停止され廃炉作業が行われていますが、電源が喪失されるなどの事故が起きれば冷却ができなくなり、放射性物質が放出される可能性があります。
ロシア軍がウクライナ各地の原発を狙っているのはとても怖いことです。

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2022年3月14日 (月)

ウクライナを想う⑧

キエフは美しい町です。
その町が、いまロシア軍に破壊されようとしています。

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ノーベル文学賞作家のスヴェトラーナ・アレクシェービッチがこう呼びかけています。

<ロシアの国営メディアは嘘を繰り返し、ロシア人は何年も嘘を吹き込まれてきた。ロシアの市民に真実を伝えてほしい>

アレクシェービッチとは松本で対談したことがあります。
彼女の言うとおり、ロシア国民はプーチンが行っている残虐な戦争のことをわかっていません。
Facebook も Twitter もロシア政府は遮断しました。
独立系の放送局も、ロシア政府に望まないニュースを伝えると15年の禁固刑と、どんでもないメディア統制をしています。

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スターリン時代と同じような国に戻ろうとしているようにしか思えません。
ロシアの国内の人々にも真実を伝えることが大事だと思います。

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2022年3月13日 (日)

ウクライナを想う⑦

2014年にウクライナを訪れたときの動画がでてきました。
民主化運動の舞台となった、独立広場で撮影したものです。

当時のヤヌコビッチ・ウクライナ大統領は、 欧州連合とロシアの間で揺れていました。EUは8億ドルの融資、ロシアは150億の融資とガス価格の半減を提案。もともと親露派だったヤヌコビッチ大統領は、ロシアの圧力に負けてしまいます。
民主化運動が起こり、ヨーロッパの一員になりたいという若者たちが、キエフの独立広場を占拠。ロシアから機動隊やスナイパーが出動し、徹底的な弾圧をはかるが、民主化運動はますます激化。20~30名の死者が出たと言われています。

ウクライナは、自由と民主主義を多くの人が望んでいるが、一部親露派の人がいるため、いつも難しいかじ取りが必要になる。大変な歴史を背負っています。しかし、民主的な選挙で選ばれたリーダーが、国の方向性をきめることが大事。他国が口を出すことはできないのです。

https://youtu.be/DSQ5iRkvSVs

とにかく、今困難な中にいるウクライナの人たちのために、今できる支援をしていきたいと思っています。

応援をよろしくお願いいたします。


口座番号:00560-5-43020
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援
※ネット銀行および他金融機関からの振込用
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

詳しくはこちら https://jcf.ne.jp/wp/action/ukraine

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2022年3月12日 (土)

ウクライナを想う⑥

JCF「日本チェルノブイリ連帯基金」 では、ウクライナ西部の都市・ウズホロドで避難者の支援を行っているボフダン・サブーラ神父 と、オンラインで打ち合わせを行い、現地の状況を確認し、必要な支援を始めています。

その様子が、NHK長野の夕方のニュースで報じられました。(3月10日放送)

動画はこちらからご覧ください
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220310/1010021858.html

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このなかで、サブーラ神父は、スロバキアに逃れようという車で国境付近が渋滞している様子を動画で中継したほか、教会の施設や幼稚園で受け入れている避難者がおよそ300人にのぼり、日々増え続けていることなどを説明しました。
また、戦闘が続く東部のハリコフから3人の子どもたちと逃れてきたという女性は「激しい砲撃を受けたため車で逃げましたが、途中でガソリンがなくなり歩いてきました」と話していました。

JCFでは、サブーラ神父のほか、つながりのあるブルガリアやポーランド在住の人に募金を送り、避難者の支援活動に役立ててもらうことにしています。

ご支援をお願いいたします。

口座番号:00560-5-43020 
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金 連
絡欄:ウクライナ支援 
※ネット銀行および他金融機関からの振込用 
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

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日刊スポーツ連載開始

日刊スポーツ

連載「ピンピンひらり鎌田式しなやか老活術」が始まります。全50回です。

連載の途中で、読者プレゼントも用意してあります。駅やコンビニでぜひ買って読んでください。

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2022年3月11日 (金)

3.11を忘れない

東日本大震災から11年。
この日を忘れない。

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震災が起きてすぐ、福島県南相馬市に救援に入りました。
病院のベテランの先生たちが南相馬市立病院の支援に入ってくれました。

その後、北上して宮城県女川に入り、女川の公民館の仮設診療所で診察をしました。
そこで石巻が被害が大きいという話を聞いて、石巻へ。
石巻では、ボイラーや浴槽を持ち込み、テントを設営して「千人風呂」を運営。
千人風呂は、学校の校庭を借りるなど2か所で、1年間続きました。
諏訪中央病院の若手の医師たちは一か月交代で、石巻の診療所に応援に行きました。

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その合間を縫って、被災者の心と体を支えようと、元気づけにあるきました。
さだまさしさんや永六輔さん、菅原文太さん、加藤登紀子さん、神野美伽さん、園まりさん・・・・に
お声をかけて、歌を歌っていただいたりしながら、被災地でどうやって健康を守るかという話をして歩きました。

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この写真は、ピーコさんと田村市で。
ピーコさんのシャンソンとお話は、来場者の心をあたためたのではないでしょうか。
中学や高校にも行き、命の話をしてきました。

11年経った今も、南相馬や陸前高田、石巻の人たちと時々連絡を取り合っています。
まだまだ心の傷が癒えない人や、生活の基盤が不安定な人もいます。
コロナが収まったら、また応援に行きたいと思っています。

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2022年3月10日 (木)

ウクライナを想う⑤

ウクライナの人を助けたい!
ウクライナの人に支援を!

女性や子どもたちが国外に逃れようとしています。
ポーランドとの国境の町では、より支援を必要とする人たちが出てきているようです。
JCF(日本チェルノブイリ連帯基金)では、いくつかのルートで、ウクライナからの避難民、難民、特に母と子どもたちを支援します。

ハンガリー・スロバキアとの国境に近いウズホロドという地域では、
教会に200人の人が避難してきており、食事や衣料、毛布などが不足しています。

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また、ポーランドのクラクフやワルシャワにもウクライナからの難民が増えています。
そこで、ポーランドの女性と結婚し、クラクフ在住の芸術家、宮永君とその仲間たちの助けを借りて、
クラクフ近郊のウクライナ難民の人たちを支援しようと準備しています。
ぼくは以前、アウシュビッツに行ったことがありますが、そのとき案内してくれたのが、
JCF神谷事務局長から紹介された宮永君でした。

JCFのホームページを見て、ぜひ、支援をしてください。

https://jcf.ne.jp/wp/action/ukraine


ぼくは、昨年、JCFに1%遺贈すると宣言しましたが、
死んでからの1%より、今すぐ役立ててもらおうと思い、生前寄付という形でJCFに寄付をさせてもらいました。
それを原資に、ロシアのウクライナ侵略反対を訴え、ウクライナ難民の人に手を差し伸べていきたいと思います。
応援をよろしくお願いいたします。

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2022年3月 9日 (水)

ウクライナを想う④

ロシアは「兄弟のように思っている」というウクライナを、なぜこれほどまでに残酷に攻め続けるのか。

この映画をみて少しわかったような気がする。
「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」
2019年のポーランド、ウクライナ、イギリスの合作。

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世界恐慌が起き、豊かな穀倉地帯であるウクライナでたくさんの餓死者が出た。
それに反して、モスクワは世界で突出して景気がよかった。
スターリンの政策がよいからだと報告するジャーナリストもいた。
しかし、主人公の若きジャーナリストは、なぜモスクワだけが繁栄しているのか不思議に思った。
彼は、諜報機関の追跡を逃れながらウクライナに入り、
悲劇の現実を目の当たりにする。
ソビエト連邦がウクライナを搾取し、偽りの繁栄を築いたことを世界に伝えた実話である。

ジョージ・オーウェルの「動物農場」を思い出した。
理想的な共和国と思っていたら、指導者のブタが独裁者と化し、恐怖政治を敷いていく。
プーチンととりまきの新興財閥、諜報部の輩たち、そんな今のロシアの政治と重なって見えてくる。

「赤い闇」は配信サービスで見ることができます。

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2022年3月 8日 (火)

ウクライナを想う③

キエフの西側にナロジチという地区がある。
チェルノブイリ原発事故後、放射能汚染が高く、年間5ミリシーベルト以上の制移住地域となった。
このナロジチ地区の子ども病院に行ったことがある。

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ナロジチは、すでにロシア軍に制圧された。
この笑顔の子どもたちは今、どうしているのだろうか。
とても心配である。

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2022年3月 7日 (月)

ウクライナを想う②

ロシアがウクライナに侵攻してすぐ、チェルノブイリ原発を制圧したと報じられた。
チェルノブイリ原発はベラルーシとの国境に近く、キエフを攻めていく途中にある。
1986年4月26日、爆発した4号炉は「石棺」で固められたが、
その石棺が老朽化して放射能が漏れるようになった。
ウクライナは世界から基金を集め、石棺を覆うドームを建設。
放射能が放出されないように管理した。

ぼくがチェルノブイリ原発を訪ねたとき、1号炉、2号炉、3号炉は閉鎖され、管理されていた。
3号炉に入ることが許された。

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チェルノブイリ原発の爆発事故は、地割れのような効果を与え、ソ連邦は崩壊に至る。
1991年、ウクライナ独立。
首都キエフは、日本でいう京都のように美しい古都だ。
その都が、ロシア軍によって破壊されていくのは何とも忍びない。
ロシアの暴挙は、許せない。

プーチンは、ウクライナに「ネオナチ」などとレッテルを貼って嘘を繰り返し、
ロシア国民にそう信じ込ませようとしている。
侵攻の理由の一つに挙げた「ウクライナが核を準備している」ということを正当化するために、
ウクライナの原発をすべて押さえているのだろう。
とんでもないことである。

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2022年3月 6日 (日)

ウクライナを想う①

2013年12月、キエフ郊外を訪ねた。
チェルノブイリ原子力発電所の爆発後、原発30 km圏内は強制移住を強いられていた。
住み慣れた街を泣く泣く去らざるを得なかった人たちを訪ねるためだった。
彼らは、キエフ郊外のアパートメントに集団移住していた。
ふるさとの絆を守ろうという思いで、被災者市民団体ゼムリアキを作っていた。

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彼らは、ぼくたちをとても歓迎してくれた。
そして、福島の人たちのことを心から心配していた。
放射能汚染によって強制移住を強いられた人たちが、今度はロシアの侵略に遭っている。
再び住む地を追われ、難民となっているのではないか、とても心配している。

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国際刑事裁判所は、ロシア軍の非軍事施設や住宅地への無差別なミサイル攻撃などは、
ジェノサイドの罪に当たるのではないかとして捜査を開始した。
戦争犯罪と人道に対する罪を明確にすべきだと思う。

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2022年3月 5日 (土)

コロナとソロ活

コロナ禍、ソロ活は感染リスクを下げます。
ひとり映画、ひとりキャンプ、ひとりスキー・・・
たまには群れから離れて、ソロ活をしてみるのもいいですね。
飲食店は苦境に立たされていますが、
ひとりラーメン、ひとり居酒屋、ひとり焼き鳥だったら、
感染リスクも低くなり、飲食店を救うことにもなります。
コロナのなかで経済を守り、生活を豊かにしていくには、「行かない」という選択ではなく、「ひとりで行く」という選択が大事だと思います。

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『ちょうどいい孤独』(かんき出版)の5刷が決定しました。
日本人が苦手なソロ活について書いています。

読者からこんな感想をいただきました。
「自分を丸ごと肯定してくれたようで、うれしい気持ちになりました。
今、ちょうどいい孤独とは…と自分に問う機会を大事にし、
生きるうえで辛いこともたくさんありますが、前向きに楽しもうと思います」

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2022年3月 4日 (金)

ぼくが実践している健康習慣

『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)がすごいです。
9刷の印刷ができあがる前に、10刷が決まりました。
増刷に次ぐ増刷です。

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「徹子の部屋」で黒柳徹子さんに教えた、パタカラや、コグニサイズも載っています。
ぼく自身が実践している認知症にならないための、食べ物と、運動と、心構え。
ぜひ、お読みください。

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2022年3月 3日 (木)

3月のイチ押し③

『まんが哲学入門 生きるって何だろう』(森岡正博+寺田にゃんこふ、講談社現代新書)
ぼくは月刊「潮」で「希望・日本」という連載をしています。
2月号では、この本の著者、森岡正博先生と対談しました。
テーマは「生まれてこないほうがよかったのか」。
この反出生主義をいかに反転するかを、二人で議論しました。

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 哲学書を読むのは難しくても、自分の頭で哲学をする習慣をつけるきっかけになればと思い、
この本をイチ押しに選びました。
生きるってどういうことか、どうして私たちの世界は存在するのか。
まさにウォーミングアップ、入門書としてとてもいい本です。

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2022年3月 2日 (水)

3月のイチ押し②

まちなかライブラリー鎌田文庫3月のイチ押しに、
村上春樹の『女のいない男たち』(文春文庫)を取り上げました。
「ドライブ・マイ・カー」を含む短編小説集です。

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8年前に出版されて、すぐに買って読んだのですが、
あれが映画になるとどうなるのか。
映画「ドライブ・マイ・カー」はまだ観ていませんが、楽しみにしています。
アカデミー賞の作品賞・監督賞など4部門にノミネートされました。
このところのアカデミー賞は、人種差別や地域差別をなくし、多様な作品を評価する傾向が感じられるので、
この作品がアカデミー賞作品賞に選ばれたらすごいなと思っています。

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2022年3月 1日 (火)

お知らせ

3月3日(木)よる8時59分~9時54分
BS11「報道ライブ インサイドOUT」

コロナに負けない心と体、生き方の話をします。
ぜひご覧ください。

https://www.bs11.jp/news/houdou-live-insideout/

【 訂正・おわび 】

緊迫したウクライナ情勢をうけ、番組編成が急遽変更となり、
出演予定が延期になりました。今後の
予定が決まりましたら、
後日改めてご案内させていただきます。申し訳ありません。

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