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2022年3月15日 (火)

ウクライナを想う⑨

JCFでは、東日本大震災後から、放射性物質の測定を続けてきました。
信州大学理学部の学生らの協力で発足した「Teamめとば」がJCF事務所内にある測定室で専用の機器を使い、外部から持ち込まれた検体や松本市内の給食の一部など、10年間で2454件の測定をしてきました。
そのうち、国の基準値100ベクレルを上回るものは8件。
最近も天然のきのこから152ベクレルのセシウムを検出しています。
セシウムの半減期は約30年。まだまだ注意が必要です。

Img_7255 信濃毎日新聞より

ウクライナでは、ロシア軍がチェルノブイリ原発を制圧しました。
爆発をした4号炉は石棺の上にドームを覆い、放射線が漏れないようコントロールしています。
隣にある1号炉、2号炉、3号炉は停止され廃炉作業が行われていますが、電源が喪失されるなどの事故が起きれば冷却ができなくなり、放射性物質が放出される可能性があります。
ロシア軍がウクライナ各地の原発を狙っているのはとても怖いことです。

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