« ウクライナを想う① | トップページ | ウクライナを想う③ »

2022年3月 7日 (月)

ウクライナを想う②

ロシアがウクライナに侵攻してすぐ、チェルノブイリ原発を制圧したと報じられた。
チェルノブイリ原発はベラルーシとの国境に近く、キエフを攻めていく途中にある。
1986年4月26日、爆発した4号炉は「石棺」で固められたが、
その石棺が老朽化して放射能が漏れるようになった。
ウクライナは世界から基金を集め、石棺を覆うドームを建設。
放射能が放出されないように管理した。

ぼくがチェルノブイリ原発を訪ねたとき、1号炉、2号炉、3号炉は閉鎖され、管理されていた。
3号炉に入ることが許された。

Dsc00711

Dsc00688

チェルノブイリ原発の爆発事故は、地割れのような効果を与え、ソ連邦は崩壊に至る。
1991年、ウクライナ独立。
首都キエフは、日本でいう京都のように美しい古都だ。
その都が、ロシア軍によって破壊されていくのは何とも忍びない。
ロシアの暴挙は、許せない。

プーチンは、ウクライナに「ネオナチ」などとレッテルを貼って嘘を繰り返し、
ロシア国民にそう信じ込ませようとしている。
侵攻の理由の一つに挙げた「ウクライナが核を準備している」ということを正当化するために、
ウクライナの原発をすべて押さえているのだろう。
とんでもないことである。

|

« ウクライナを想う① | トップページ | ウクライナを想う③ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事