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2022年4月

2022年4月30日 (土)

慢性炎症を断ち切る

佐賀で「がんばらない健康長寿塾」の講演をしてきました。
テーマは、慢性炎症をどう断ち切るか。
慢性炎症を断ち切れば、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化、認知症、がんなどのリスクが低下します。
そのためには抗酸化力をもつ野菜と運動が大事という話をしてきました。
鎌田式の速遅(はやおそ)歩きをグレードアップして、10センチの幅広歩行や足の回転数を上げるピッチ歩行、腹式呼吸をしながらのゆっくり歩きなども含めた方法をお教えしました。

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鎌田塾もいよいよ4年目。
新しい段階に入ってきました。
塾生の75%近くは「剛健」という、年齢以上に元気ということが検査でわかりました。
一方、フレイルは一人もいませんでしたが、
プレフレイルの状態の人が25%いることがわかり、ここからどう脱却するかが課題となりました。
転倒しやすい傾向があるということで、
ストレッチの大切さとともに、その方法をお教えしてきました。

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2022年4月29日 (金)

がんばらないでもできる筋トレ

『がんばらない』(集英社文庫)が32刷になりました。
2000年に出版したこの本は、22年間走り続けてきたことになります。
ありがたいことです。

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『60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』(エクスナレッジ)の勢いが止まりません。
11刷、8万1000部に到達しました。

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自分の体重を利用した自重筋トレ。
がんばらないでもできる筋トレです。
90歳になっても日帰り温泉に行き、食堂に行って好きなものを食べたい人は、
ズボラ筋トレから毎日3つ選んでやっていただれば、いい筋トレになると思います。

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2022年4月28日 (木)

音楽でウクライナ支援

加藤登紀子さんが JCF のウクライナ支援のため
チャリティー CD「果てしなき大地の上に」を作ってくれました。

新曲のほか「声をあげて泣いていいですか」
「イマジン」「花はどこへ行った」などが収録されています。

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5月11日配信の加藤登紀子 YouTubeに、鎌田も出演し、ウクライナの平和とウクライナの支援ついて語ります。

加藤登紀子さんはコンサートツアー「時を超えるもの」が6月18日のBunkamuraオーチャードホールから始まります。
このCDは、コンサートツアーでも買えますが、
JCFでも販売する予定です(販売が開始されたときには、あらためてお知らせします)
お買い上げいただいたCDの代金は、全額ウクライナの支援のために使われます。

加藤登紀子さんのあたたかな心に感謝しています。

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2022年4月27日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(533)

「チェルノブイリ1986」

チェルノブイリ原発事故の最前線で、さらなる被害の拡大を防ごうとしていた人たちの物語。
監督はロシア人、製作はウクライナ人。

監督はこんな声明を発表している。
「兵士や民間人が亡くなり、ミサイルが住宅を攻撃している。
たとえ政治に通じていなくても、これにはいかなる正当性もないことははっきり分かる。
尊敬すべき大統領、直接呼びかける無礼をお許しください。
ですがこの恐ろしいことを止められる力があるのはあなただけなのです。
ぼくたちはある高官が表現しているような「反対者の国民」なんかではなく、世界の中で何より、ただ平和と平穏のみを愛し願う自国民なのです。
ぼくの名はダニーラ・コズロフスキーで、戦争に反対しています。
このことをただ自分の名において心から述べています」

ウクライナ人の製作者はこう述べる。
「ウクライナ人はこの事態を乗り越えることができると私は知っている。
優しく勇敢な人々はこの戦争を乗り越えていくだろう。
なぜなら彼らは祖国のために戦っているからだ。
多くのロシア人、賢くて繊細な人々が心の底から震えていることを私は知っている。
彼らは恥だとすら感じている。
戦争に言い訳はない。戦争を起こした人々が何を主張しようとも」

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ロシア人のなかにも、ウクライナ人のなかにも、いろいろなことを考えている人たちがいる。
しかし、なかなか戦争は止まらない。
この映画では、現場の人間たちの苦悶と、官僚組織の大きな隔たりを描いている。
ソ連の病的な官僚組織はチェルノブイリ事故をきっかけにしひび割れ、4年後、ソ連は崩壊していく。
しかし、プーチンという専制主義はソ連と同じ KGB 的な手法によって、ますます統制を強める。
世界はプーチンの戦争をどうやって止めたらいいのか。
ロシア国内から、いつ、どんな声が上がってくるのか。
正念場はまだまだ長く続くように思うが、諦めてはいけない。

 

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2022年4月26日 (火)

5/7ひまわりシネマ&ジャズ

5月7日、松本のキッセイ文化ホールで
映画「ひまわり」の上映会を開催します。
ウクライナ支援ということで、2000人の大ホールを特別な条件で貸していただけることになりました。

映画「ひまわり」の上映の後、
鎌田實のミニ講演があり、その後、坂田明さんのサックスと大森菜々さんのピアノ演奏をお楽しみいただけます。
もちろん、坂田さんの「ひまわり」の演奏もあります。

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会場:キッセイ文化ホール(長野県松本市文化会館大ホール)
時間:映画13:00~
   Jazzコンサート&鎌田トーク 15:10~

料金:一般2000円 大学生以下500円(全席自由)
※チケット取り扱い
・キッセイ文化ホール/電話0263-34-7100
・日本チェルノブイリ連帯基金/ 電話0263-46-4218
・井上プレイガイド
事務局:長野映研 電話026-219-3868
主催:ひまわりCinema&Jazz実行委員会
共催:日本チェルノブイリ連帯基金
   キッセイ文化ホール
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ゴールデンウィーク中ですが、
ぜひ、松本にお出でいただき、「ひまわり」の映画とジャズ、鎌田の講演を聞いていただけるとうれしいです。

チケットのご購入はこちら ↓

https://www.matsubun.jp/news/ticket/cinemajazz.php

CD「ひまわり」もぜひ!
JCFのがんばらないレーベルから発売している坂田明さんのCD「ひまわり」。
発売以来、たくさんの方に聴いていただいています。
「ひまわり」のほか、「見上げてごらん夜の星を」、坂田さんの作曲による「ウェディングマーチ」「遠くへ行きたい」「死んだ男の残したものは」「早春賦」「G 線上のアリア」を収録。
だれもがよく知る名曲を、坂田さんのジャズで堪能できる素敵なCDです。
お買い上げいただくと、ウクライナ支援になります。

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CD「ひまわり」についてはこちら ↓

http://jcf.shop-pro.jp/

 

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2022年4月25日 (月)

本日、健脳ドリル発売

第3巻の『鎌田實の大人のいきいき健脳ドリル101』(二見書房)が本日、発売されます。

認知症予防の運動や食べ方などが詳しく書かれ、
101日分の脳を刺激するドリルを掲載しています。

第2巻も増刷され、大好評。
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ぜひ、健脳ドリルで、楽しく頭を動かしましょう。

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日刊スポーツ

日刊スポーツ (nikkansports.com)
鎌田實「鎌田式人生を愉しむ極意」/連載一覧

鎌田式・人生を愉しむ極意

日刊スポーツで連載中の記事が、オンラインでまとめ読みできます。ぜひお読みください。

本日の日刊スポーツに、読者プレゼントのお知らせも掲載されています。
ぜひ日刊スポーツを買って、ご応募ください。

◆プレゼント◆

「鎌田實の大人のわくわく健脳ドリル101」(二見書房)を日刊スポーツの読者5人に差し上げます。
はがきに住所・氏名・年齢・電話番号・紙面の感想を記入の上、
〒104・8055 日刊スポーツ新聞社文化社会部「鎌田實書籍プレゼント係」まで。
締め切りは5月6日の消印有効。

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2022年4月24日 (日)

鎌田實の一日一冊(416)

「社会保障論1 基礎編」(香取照幸著、東洋経済新報社)

著者は、内閣参事官や政策統括官、年金局長など、各種の社会保障で中心的な仕事をしてきた。
介護保険を作るときにも中心的な役割を担っている。
東日本大震災の時に、ぼくは国の支援が必要だと思ったことを、香取さんらに連絡して、支援を出していただいたこともある。

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この本はとてもわかりやすい。
社会保障レジーム論というところは特に、頭の整理ができる。
社会保障は経済のサブシステムであり、社会のサブシステムである。
アメリカを代表とする自由主義レジーム、福祉国家の北欧を代表とする社会民主主義レジ―ム、ドイツなどを中心にした保守主義レジーム。
日本はその三つのレジームの隙間を縫うようにして、まあまあの結果を出している。
OECD 加盟国の社会支出で見ると、日本は平均より少しよいぐらいで、決して高い社会保障費を出しているわけではないが、
国民皆保険制度という優れた制度、しかも低廉なコストでフリーアクセスという、この制度は他の国でなかなか実現できないでいる。
WHO は日本の医療制度は世界ランキング第1位としている。
ちなみに、教育は5位、経済活力は10位、政治環境は25位。
2011年の医学誌「ランセット」では、「国民皆保険達成から50年、日本が保険給付の公平性を保ちながら医療費を抑制していることは驚異的」として、日本の医療制度の成功に高い評価を与えている。
さらに介護保険制度も大きな評価を得ている。
IMF( 国際通貨基金)も2019年、日本の年金制度は過去20年に渡りデータを開示し改革されてきた。
年金額はマクロ経済指標に連動する仕組みとし、制度の持続可能性を高めた上で世代間分配構造にもメスを入れていると高く評価している。

ぼくたちが見ると年金制度は綱渡りのように見えるが、世界から見ると、綱渡りをして落ちないところが日本の素晴らしさだと評価しているようである。

 

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2022年4月23日 (土)

ウクライナを想う(26)

ポーランドクラクフのCentrum Wielokulturowe w Krakowie(クラクフ多文化センター) は、ウクライナ避難民への援助物資配給所となっています。避難民のためのインフォメーションセンターも併設されていて、住居、医療、教育、司法など様々な情報と援助が得られるとのこと。

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多文化センターの職員で配給所のコーディネートをしているセバスティアンさんと、ボランティアの方。

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最近では、食料や衛生用品が必要とされていて、食料の棚が空っぽになることもあるそうです。

今後セバスティアンさんと連絡を取って、不足しているものを支援しようということになりました。

(写真・情報提供:クラクフ在住の画家、宮永氏)

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2022年4月22日 (金)

ウクライナを想う(25)

ポーランドでは、イースターの連休が終わり、サクランボやリンゴの花がきれいに咲き始めています。
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ポーランド在住の宮永さんが、皆様からの支援で購入した援助物資を、配給所へ届けてくれました。

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援助物資配給所となっている、Centrum Wielokulturowe w Krakowie(クラクフ多文化センター)の前には、たくさんの人が並んでいました

連休中は配給所も閉まっていましたので、特に人が多かったようです。

配給所には毎日平均1200人の避難民が訪れるとのこと。

避難生活の長期化が予想される中、ウクライナ避難民の方々の疲れや不安は、相当なものだと思う。

精一杯の支援をしていきたいと思います。

引き続き、ご協力よろしくお願い致します。

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2022年4月21日 (木)

桜も梅も

諏訪中央病院の庭の桜と梅が一斉に咲き始めたときの写真です(10日ほど前)

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信州の春は桜と梅が一緒。
今年は4月初めにまで雪が降ったので、クリスマスローズの花もまだ元気に咲いています。
このクリスマスローズは、緩和ケア病棟で亡くなった患者さんが育種した株で、病院の庭に残してくれたもの。
毎年、美しい花を咲かせてくれています。

 

本日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)
鎌田實が出演いたします。
ウクライナ支援や新刊『ピンピン、ひらり。』(小学館新書)についてお話します。
鎌田の出演は、14時25分~14時50分
ぜひ、お聴きください。

 

 

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2022年4月20日 (水)

鎌田實の一日一冊(415)

「えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日」
(降矢なな著・イラスト 松岡享子原案・文 福音館書店)

原案・文は児童文学者の松岡享子さん。
松岡さんは、今年1月、86歳で、諏訪中央病院で亡くなりました。
緩和ケア病棟から見える八ヶ岳が気に入ったようです。
がんが再発し、「覚悟ができている」ということでした。

「原村の山荘に帰りたなら帰れますよ」というと、
すぐに大好きな山荘に戻りました。
その山荘に、ぼくも2度ほど主治医の先生とともに往診に行きました。
松岡さんは、やりかけの仕事の整理をしたりしていました。
とても楽しそうでした。
まさか病床で、この絵本をつくっていたとは。
スロバキア在住の画家・降矢ななさんと連絡をとり、
急ピッチでこの作品をつくっていたのです。

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とてもいい絵本です。
ページをめくると、小さな文字で「くらすということが大事。いそがしく、たのしくね」と書かれています。
たぶん子どもたちにこのことを伝えたかったのだと思います。

ユーモアがあり、ぼくが回診に行くと
「すべての道は老婆に通ず」
「老婆は一日にしてならず」
二人で大笑いをしました。
「今度は、鎌田先生のユーモアを聞きたい。次回の回診のときまで宿題ね」

松岡さんから渡された宿題、ユーモアを胸に生きていこうと思っています。

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2022年4月19日 (火)

命の作品、命の応援

JCFのウクライナ命の応援に、
たくさんの方からご支援をいただきありがとうございます。
動物写真家の宮崎学さんから、いちはやく応援したいとお申し出があって、
YouTube「宮崎学×鎌田實 ウクライナ・ポーランド現地と結ぶ」を配信できたことが、大きな推進力になりました。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-fd2256.html

諏訪中央病院には、宮崎学さんの「柿の木」というシリーズの12枚の作品が展示されています。
柿の木のまわりに、キツネが出てきたり、タヌキが出てきたり、おばあちゃんが柿をとりに来たり。
美しくて、迫力があり、命の営みを感じる写真です。

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これは、宮崎学さんが以前、盲腸をこじらせ、
東京からタクシーを飛ばして諏訪中央病院にやってきて、
テニスボールくらいになった虫垂を、緊急手術で摘出して助かったということがありますが、
それに対する〝お礼〟ということで、病院にご寄付いただいた作品です。

美しい命の作品、そして、ウクライナの命の応援、
宮崎学さんには心から感謝をしています。

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2022年4月18日 (月)

在宅医療を語るオンライン対談


まちだ丘の上病院YouTube チャンネル

オンライン対談「鎌田實先生と考える在宅医療の魅力」
日時:4月20日夜8時~
出演:まちだ丘の上病院・小森將史院長×同病院の名誉院長も務める鎌田實
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まちだ丘の上病院は、2017年に出発してから5年目を迎えました。
2020年10月には訪問看護リハビリステーションヨリドコの開設、2021年3月には地域に医療を近づけていくコミュニティスペースヨリドコ小野路宿開業、2022年1月からは訪問診療を開始しています。
「あなたらしさを大切にする丘の上」をVISIONとするまちおかは、少しずつ地域で暮らしていく選択肢を医療機関として提供をしてきました。
この度、訪問診療をこれから充実させていく今、在宅医療の魅力を語ってみたいと思います。

コロナ前までは、毎月1回回診を行っていました。
時々病院のロビーや地域の公民館などで健康づくりの講演などもしてきました。
今回は YouTube を使っての生配信です。
在宅医療のおもしろい話が聞けます。
ぜひ、ご覧ください。

YouTubeの予約はこちらから

https://www.youtube.com/watch?v=DhuDyrfE008

 

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2022年4月17日 (日)

ようやく春が来た

信州にも遅い春がやってきました。
病院の庭に花が咲き出しました。

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グリーンボランティアの方々のおかけです。

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2022年4月16日 (土)

人生を愉しむ極意

日刊スポーツの連載「鎌田式人生を愉しむ極意」
現在は26回。ちょうど折り返し地点です。
毎回、コグニサイズなど、楽しみながらできる老活術を紹介しています。

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これから『ピンピン、ひらり。鎌田式しなやか老活術』(小学館新書)や第3巻『鎌田實の大人の健脳ドリル』(二見書房)の読者プレゼントがあります。
これまでも鎌田の本の読者プレゼントをしましたが、500人近い方から応募が殺到しました。
とてもたくさんの人が読んでくれているようです。
ありがたいことです。

ぜひ、駅でスポーツ新聞を買うときには、日刊スポーツを。
「鎌田式人生を愉しむ極意」を読んでいただければと思います。

 

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2022年4月15日 (金)

ウクライナを想う(24)

クラクフ日本美術技術博物館マンガの桜が満開。

浮世絵などが展示されているこの博物館では、ウクライナ人の新しい職員が働き始めたとのことです。

JCFが学用品や靴を支援している85番小学校の子供たちのために、博物館見学会を計画中です。

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避難していたお母さんが、無事に女の赤ちゃんを出産しました。
彼女たちが生活できるように、寝具や台所用品などを届けています。

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小さな支援ですが、きめ細かい支援が
日本の皆様のおかげで、できています。

 

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2022年4月14日 (木)

健康をつくる2冊

本日の信濃毎日新聞一面に、大きく広告が掲載されました。

『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)
『60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』(エクスナレッジ)

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「徹子の部屋」で紹介されてから、『認知症にならない29の習慣』は反響がすごく、5万部を突破しました。
『60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』は着々と広がっており、
これから4月28日くらいにかけて、地方紙16紙、読売新聞などに広告が入ります。
10万部を目指しています。

どうぞ、お読みください。

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2022年4月13日 (水)

この戦争に勝者はいない

戦地を思う・ウクライナ侵攻と文化人
「この戦争に勝者はいない」という記事を書きました。

共同通信から全国の地方紙に配信されています。

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2022年4月12日 (火)

日経Gooday

日経Goodayの「ズボラ筋トレ」連載 第3回

好評配信中!

日経 Gooday

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2022年4月11日 (月)

週刊金曜日

4月8日発売の「週間金曜日」に、
JCF のウクライナ支援について寄稿しました。

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JCFのウクライナへの命の応援。
たくさんの方が賛同してくれて、寄付が集まり始めました。
ウクライナの子どもたちには、運動靴をプレゼントし、とても喜んでもらえました。
ランドセルや学用品、絵画道具、おもちゃ、お菓子など、子どもたちが学校に通えるように、また少しでも笑顔になれるように考えています。
それに、お母さんと子どもが必要なものを買えるように、商品券3000円を用意。
こちらも、大変喜ばれています。

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他の団体にはないような支援を行っていきたいと思います。
JCFのウクライナ支援へのご協力を、よろしくお願いします。

https://jcf.ne.jp/wp/action/ukraine

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2022年4月10日 (日)

PPHのために

『60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』(エクスナレッジ)が10刷、8万部達成で、売れ続けています。
『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)も相変わらず快調に飛ばしており、5万部を達成しました。

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健康づくり運動を48年間やってきましたが、
大事なのは継続すること。
鎌田流の〝がんばらない〟とか、〝手抜きでいい〟という姿勢は継続しやすいのだと思います。
食事と運動に注意しながら、認知症予防、フレイル予防をし、
PPH、ピンピンひらりができるようにしたいものです。

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2022年4月 9日 (土)

認知症にならない「卵」習慣

「徹子の部屋」に出演したときに紹介されてから、
『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)が5回増刷され11刷になりました。

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脳に良い食べ物や脳に良い運動などを紹介しています。
たとえば、卵。
物価高が続いていますが、卵の価格は安定、料理しやすい食品です。
卵の卵黄コリンは脳内に吸収されやすい特徴をもっています。
体内に入るとレシチンの材料になり、神経伝達物質のアセチルコリンの材料になります。
コリンが不足すると記憶力の低下や認知症を起こすことが分かっています。
食事からコリンを多く取っている人は少ない人に比べて、認知症のリスクが28%低く、記憶力と言語能力を測定するテストでも優れていた、とフィンランドの研究は報告しています。

鎌田自身が実践している「認知症にならない29の習慣」
ぜひ、お読みください。

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2022年4月 8日 (金)

ウクライナを想う(24)

画家の宮永さんが、ポーランドで、JCFのカウンターパートナーとして活躍してくれています。

スーパーで使える3000円のクーポンや、靴などを贈りました。

絵画道具プレゼントしているところ ↓

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小学校の校長先生から感謝状を頂きりました。(感謝状の日本語訳 ↓ )

私たちのウクライナの家族のために食料や洗浄製品など、また子供たちのために新しい靴を買っていただきました。その寛大で献身的な援助に心から感謝いたします。

皆様の素晴らしい心、優しさ、感性、そしてご理解に非常に感謝しています。皆様方の公私にわたる益々のご活躍とご成功をお祈り申し上げます。

カジミェシュ・ヤンツァシュ クラクフ85番小学校
校長 カタジーナ・プシェニョスウォ 



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鎌田劇場へようこそ!(532)

「フェルナンド・ボテロ 豊満な人生」

画家フェルナンド・ボテロのドキュメンター。

4月29日ロードショー。
同じ日に「ボテロ展 ふくよかな魔法」が26年ぶりに Bunkamura ザ・ミュージアムなどで開催、全国3ヶ所を巡回する。
再びフェルナンド・ボテロのブームがやってくるのではないか。

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フェルナンド・ボテロは90歳で元気、実に若々しい。
コロンビアからアメリカ、ヨーロッパへと居を移しながら、
彼がどのように「ふくらむ幸せ」を掴んでいったのか。

やせている美しさに、多くの人が行き過ぎを感じているのではないか。
世の中がギスギスしているいま、ボテロの作品を見ているとホッとする。
ぼくが住んでいる茅野市には、日本最古の国宝・縄文のビーナスがあるが、
まさにフェルナンド・ボテロの彫刻は、縄文のビーナス風なのだ。
豊穣という言葉がぴったり。

このドキュメンタリー、見てるだけで心がホッとします。

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2022年4月 7日 (木)

ウクライナを想う(23)

ポーランドの小学校に通い始めた、ウクライナ避難民の子どもたちへ靴の支援をしています。
靴を受け取った子どもたちが、日本語で「ありがとう」とメッセージを送ってくれました。

https://youtu.be/c0nvd-874A4

新しい靴で、新しい未来を切り開いてほしいです。
この子たちの未来が、どうか明るく灯されますように。

引き続きのご支援、よろしくお願いいたします。

口座番号:00560-5-43020
口座名:日本チェルノブイリ連帯基金
連絡欄:ウクライナ支援
※ネット銀行および他金融機関からの振込用
059(ゼロゴキュウ)店(059) 当座:0043020

詳しくはこちら https://jcf.ne.jp/wp/action/ukraine

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2022年4月 6日 (水)

日経Gooday

日経Goodayの「ズボラ筋トレ」連載第2回、配信中です。
アクセスランキング、1回、2回で、1・2位独占しています。

日経 Gooday

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おなかを引っ込め、姿勢を若返らせる「ズボラ筋トレ」はこれ!
第2回 腹筋、背筋、体幹を鍛えると、背筋が伸びて気持ちも前向きに

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/22/032500012/033100002/

(2ページ目以降は有料会員のみです)

TOHAN

本のほうも、トーハン・ベストセラーランキング「生活実用書」部門で、月間3位を走り続けています。

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週刊女性

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週刊女性プライムでも、「ちょうどいい孤独」を取り上げてもらっています。
大変好評です。

https://www.jprime.jp/articles/-/23596

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2022年4月 5日 (火)

ウクライナを想う㉒

ロシアがウクライナに侵攻してから40日。
ポーランドの学校には14万人のウクライナの子供がすでに通っています。

そんなウクライナ避難民の子どもたちへ、靴の支援を引き続き行っています。
子どもたちの笑顔がうれしいです。

他には、欲しいものを自由に選んでいただけるように、クーポン券を、お母さんたちに手渡すことになっています。

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みなさまのお陰で、このような JCFらしい支援ができています。心から感謝です。

引き続きご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

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鎌田實の一日一冊(414)

『人口戦略法案 人口減少を止める方策はあるのか』(山崎史郎著、日経BP)

小説であるが、全て現実の細かなデータが使われている。
コロナ禍で出生数の急減が進んでいる。
我々は手をこまねき「小国」になっていくのか。
この国をどうしたらいいのか。
小説スタイルの新しい解説書。

おもしろい。

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2010年、南シナ海問題で中国はアジアの外相たちに向かって、こう言ってのけた。
「我々の国には基本的に大きな違いがある。中国は大国であり、あなたがたは小国だ。それは厳然たる事実だ」
強者はしたいことをする。弱者はしなければならないことを強いられる。
まさにロシアとウクライナの関係もそうだ。

ここで言う「大国」とは人口が多いということ。
日本が、経済成長を伸ばしてきたのは1億3000万人の人口があったからだった。
しかし、少子化が進み、日本の人口は7000万人ほどになるのではないかと言われている。
政府は、必死に1億人をキープする戦略を持っているようだが、人口減少を止める方策はあるのか。

作者の山崎史郎さんは、厚生省の元官僚。
介護保険を作るにあたり大事な役を果たした何人かのうちの一人である。
小説のなかでは、人口戦略法案として「子ども保険構想」を展開する。
介護を社会化しようという介護保険の向こうを張って、
子どもを社会が育てるという法案である。
本物のデータを使いながら、おもしろい小説になっている。
日本が「小国」にならないためにどうしたらいいか。
ぜひ読んでみてください。

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2022年4月 4日 (月)

夕刊フジ

夕刊フジの公式サイトで「ちょうどいい孤独」取り上げられました。

https://www.zakzak.co.jp/article/20220401-DTVS2ZCNEJMPRPOKG6DKPQXSAE/

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夕刊フジ | BOOKウォッチ

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鎌田實の一日一冊(413)

『逢える日まで 3.11遺族・行方不明家族10年の思い』(河北新報社編集局、金菱清著、新曜社)

河北新報社が、2021年度の新聞協会賞を受賞した「東日本大震災10年」報道を書籍化したもの。
311遺族・行方不明者家族の10年の模様が描かれています。
理不尽な別れを経験したあの日から、悲しみ、悔恨、追慕、感謝、溢れる想いを語っています。

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『東日本大震災10年 証言あの時』(福島民友新聞社編集局)

福島民友が連載した震災ドキュメントから28編を収録。
厳しい状況の中で決断を下した被災市町村の首長や、当時の担当大臣にインタビューをしています。
これを読んでくと、よく決断したな、よく支えたなという思いと同時に、
いくつもの反省に出合います。
想定外のことが起きたときにどうしたらいいのか、ヒントになる本です。

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2022年4月 3日 (日)

デジタル田園健康特区

茅野市を含む全国3つの自治体が「デジタル田園健康特区」に選ばれました。
デジタル技術を活用しながら、地域の健康医療の課題解決をめざす取り組みです。
具体的には、諏訪中央病院と連携した在宅医療での看護師の特定行為の拡大、
タクシーによる医薬品配送などを行っていきます。

茅野市は、諏訪中央病院のリウマチ膠原病内科・須田先生を課長職に迎え、 DX 推進幹として起用。
須田先生は2020年からスマートホスピタルプロジェクトを立ち上げ、病院のデジタル化を推進してきました。
内閣府の国家戦略特区スーパーシティ構想の統括責任者を務めています。

毎月開催される「おらほの勉強会」では、6年近く、病院は地域のために何ができるだろうかを考え、
デジタルの専門の学者や企業のリーダーをゲストに呼んで、勉強会を積み重ねてきました。
それが、デジタル田園健康特区という形になったように思います。

Img_7228_20220403074901 諏訪中央病院の雪の庭

ぼくの時代も行政と一体となって健康づくり運動を行ってきましたが、
市の課長職に指名されたことはありませんでした。
新しい時代になったなと感じます。
行政と一体化し医師会と協力して、全国に刺激を与えられるようなデジタル田園健康都市を作れたらいいなと思います。
これからが楽しみです。

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2022年4月 2日 (土)

健脳ドリル

『鎌田實の大人の健脳ドリル101』(二見書房)の3刷が決定しました。
1日5分の脳トレがたっぷり101日分。
そのほか食活や筋活、骨活などの情報が満載です。
昨年出したこのシリーズの第2巻も、2刷が決定です。

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4月には第3巻が発売されます。
脳を刺激するちょっと難しい問題と、簡単な問題を上手に組み合わせて、
チャレンジング精神を刺激しようと、今準備をすすめています。
購入すると鎌田式運動動画の無料オンライン講座10回分を見ることができます。

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2022年4月 1日 (金)

週刊金曜日

本日発売の「週刊金曜日」

鎌田の短期新連載スタートします。

ぜひお読みください。

 

週刊金曜日

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