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2022年5月

2022年5月31日 (火)

鎌田劇場へようこそ!(537)

「アンデス、ふたりぼっち」

7月30日よりロードショー。
ペルー、アンデス山脈標高5000メートル。
街から離れて2人だけで生きる老夫婦を一本の映画にした。
監督は次の作品を撮っている最中に34歳で亡くなった。
長編映画の一作目のこの作品が遺作になってしまった。

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コメントを求められた。
「母なる大地で、たっぷりの愛情で生きる二人。
なんにもないけど、静かで豊か。
小津映画のようなさわやかな後味。久々に心が満腹!」
偶然にも、都立西高の同級生・池田香代子さんもコメントを書いていてびっくり。

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2022年5月30日 (月)

カウントダウン

ある方から花束が届きました。
メッセージカードを開けると、ハッピーバースデーの曲が流れました。
あれ? ぼくの誕生日は1か月後なんだけどな?

カードにはこう書かれていました。

「だれよりも早く、誕生日のカウントダウンの始まる1か月前に、ファンからの贈り物です。
ダンディでおしゃれでかっこいい鎌田先生の生きっぷりは私の道しるべです。
鎌田先生がいらして大変心強いです。
お誕生日おめでとうございます」

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東日本大震災のとき、この方に寄付していただいた中古の車を被災地に届け、とても喜ばれました。
あたたかい人です。

ちなみに、ぼくは来月の誕生日で74歳になります。

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2022年5月29日 (日)

初夏の庭

諏訪中央病院の庭も、すっかり緑になり、初夏の風情になってきました。
グリーンボランティアの方たちのおかげで、これから美しい花が咲いていきます。

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患者さんやご家族、職員たちの大切な憩いの場になっています。

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2022年5月28日 (土)

速遅歩き

場所を見つけては、速遅(はやおそ)歩きをしています。
この一年は、速歩きをバージョンアップ。
歩幅を10㎝ 大きくする幅広歩行と、足の回転数を上げるピッチ歩行を交互に取り入れながら、速歩きをするようにしています。

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お気に入りのウォーキングコースは、まるで縄文人がの声が聞こえてきそうな縄文考古館の裏。
ゆっくり歩きのときには、景色や季節、風を感じるように心がけています。

 

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2022年5月27日 (金)

加藤登紀子「果てなき大地の上に」

加藤登紀子 チャリティーアルバム
「果てなき大地の上に」(5月22日発売 税込2,200 円)

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オトキさんから、ニューアルバム「果てなき大地の上に」1000枚が、JCFに届きました。素敵です。

加藤登紀子さんの作詞作曲の新曲
「声をあげて泣いていいですか」、「果てなき大地の上に」、
反戦歌「花はどこへ行った」、「イマジン」、
今まで聞いたこともないバージョンの「百万本のバラ」など
全7曲が収録されています。

売り上げは、JCFのウクライナ支援に使ってほしい、
とオトキさんから、愛の手が差し伸べられました。

ぜひ、JCFまで、ご注文ください!!

認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金

〒390-0303 長野県松本市浅間温泉2-12-12
TEL 0263-46-4218
FAX 0263-46-6229

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子ども家庭庁より「子ども保険」を

子ども家庭庁設置法案が成立した。
「子どもの養育は家庭を基本とし父母ら保護者が第一義的責任を有する」と明記されている。
これで子どもの貧困や虐待などを減らし、少子化という国の存亡に関わる問題の解決になるのだろうか。
予算は倍増するみたいだが、お金だけたくさんつけても問題の解決にはならない。

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「子ども保険」という発想が大事だと思う。
かつて介護は家族の責任と言われていたが、
介護保険ができたことで「介護の社会化」という新しい考え方を明示することができた。
「子ども保険」は「子ども育ての社会化」をすすめる。
家庭への負担も減り、2人ないし3人、子どもを産み育てやすい社会になれば、
経済もよくなっていく。
社会で子どもをしっかり育てることによって、世界と戦い、日本を背負って立つ若い世代を育てることもできる。
介護保険によって救われた高齢者が、今度は子ども育てのために子ども保険料を負担することで、
社会の分断も防ぐことができるのではないか。
今こそ「子ども保険」を検討する時期だと思う。

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2022年5月26日 (木)

八ヶ岳山麓でランチ

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八ヶ岳山麓の、Soups Yatsugatake でランチ。

食べ応えのあるスープをメインに、ケークサクレ、野菜サラダ、ピクルスなどがセットになった、おいしいワンプレートランチでした。

うっかり通り過ぎてしまいそうな、ほったて小屋。入ると中は、ほっこりする空間でした。

風がさわやかな、いいお天気。食後は小屋の外をちょっと歩いて、ズボラ筋トレ。

気持ちのよい昼休みとなりました。

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2022年5月25日 (水)

ウクライナを想う(32)

ウクライナからポーランドへ避難している子供たちに、学校生活に必要な文房具や弁当箱、水筒などを支援しました。

ポーランドは小学校8年、高校4年とのこと。小学校高学年の子供たちは13~14歳だそうです。

子どもたちが笑顔でいられるように、支えていきたいと思います。

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2022年5月24日 (火)

「ひまわり」と「おむすび」

松本にあるキッセイ文化ホールで5月7日、ウクライナ支援のため、映画「ひまわり」の上映会を開催しました。
「ひまわり」の上映の後、ぼくのウクライナ支援の講演。
その後、坂田明さんと大森ななさんが、「ひまわり」「死んだ男の残したものは」などを演奏しました。

Img_7387左からキッセイ文化ホールの館長、鎌田、坂田明さん、大森ななさん

会場では、JCFのがんばらないレーベルから出しているCD「ひまわり」「おむすび」が飛ぶように売れました。
「ひまわり」は、超一流のミュージシャンによる名曲が、やさしく、あたたかく心にしみいってきます。増刷の準備もできました。
「おむすび」は、坂田明さんの爆発するような激しいジャズアルバムです。

これらのCDの収益はウクライナ支援に充てられます。
お買い求めはJCF のホームページから。

http://jcf.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=665724&csid=0


坂田明の音楽を味わいながら、
ウクライナ支援にご協力ください。

 

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2022年5月23日 (月)

またまた増刷

『人は一瞬で変われる』(集英社文庫)が増刷になりました。
本を読む人が増えたのでしょうか、ありがたいことです。

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どんな人でも、ちょっと工夫すれば変わることができます。
もし読んでいなかったら、ぜひ、お読みください。

 

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2022年5月22日 (日)

ズボラ筋トレ

池袋ジュンク堂では、特設コーナーで『60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』(エクスナレツジ)などが売られいます。
トーハンベストセラーランキングでは4か月連続10位以内に入っており、ご好評いただいています。

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この「ズボラ筋トレ」をきっかけに、
『鎌田式健康手抜きごはん』(集英社)
『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)もお買い求めいただく方が多いようです。
ありがたいことです。

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2022年5月21日 (土)

ウクライナを想う(31)

JCFのウクライナ支援。クラクフの援助物資配給所へ、食料や衛星用品などを届けました。

以前はポーランド人が中心となって活動していた配給所ですが、最近は、ウクライナからの避難民がヴォランティアとして避難民の援助活動に携わるようになってきているようです。

現地の宮永さんからの報告によると、戦争が長期化し避難生活が長引くことによってポーランドに逃れてきているウクライナ人の中にも避難生活に疲れを感じ始めている人が多くなってきているようです。

ポーランドに避難してくるウクライナ人の数は減ってきてはいるものの、それでも一日平均2万人、すでに340万人のウクライナ人がポーランドとの国境を越えているという。一方、ウクライナに戻る避難民も日に日に増え続けているとのこと。

5/17、ポーランドからウクライナに戻った人の数は32400人。これまで120万人のウクライナ人が自分が住んでいた町に戻っているようです。

避難生活の疲れ、言語の壁、仕事や教育の問題など、理由はいろいろとあるのだろう、と宮永さんは伝えてくれました。

JCFでは、今後も、ウクライナの方が必要とする、小回りのきく支援を続けていく予定です。

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2022年5月20日 (金)

ウクライナを想う(30)

ポーランド・クラクフの85番小学校の廊下に張られているウクライナの地図と、子供たちの写真。

出身地がわかるように、紹介されている。

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大半はキーウやその周辺、西側の町から避難してきているようですが、激しい戦闘が続いている東部の町出身の子供たちもたくさんいます。

ウクライナからの新入生は、まだ増え続けているという。

 

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学校生活に必要な文房具なども JCFが支援。うれしそうに受け取るウクライナ避難民の子どもたち。

 

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2022年5月19日 (木)

ウクライナを想う(29)

ポーランドの小学校に通い始めているウクライナの子供のために、ポーランド語を勉強する準備教室が各学校に設けられているそうです。

JCFが支援をしている、85番小学校の準備教室には、6~8歳の16名のウクライナの子供が通っています。

5月17日、その子どもたちが、クラクフから50㎞ほどのところにあるRanczo Artemidyという ふれあい牧場に遠足に行きました。

その遠足にかかる費用を、JCFが支援。

みなさまから頂戴した寄付金、こんな風に、大切に有効に使わせていただいています。

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国を追われ、家を失い、家族と離ればなれなっている、罪のない子どもたち。つらい状況下でも、こうして楽しい思い出を、少しずつ増やしていってほしいです。

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2022年5月18日 (水)

ウクライナを想う(28)

85番小学校に通うウクライナの子供たちが学校で必要な文房具を、カウンターパートナーの宮永さんが買いそろえて届けてくれました。

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教室では、子どもたちからいろんな質問が飛んできて、答えているうちに日本を紹介する授業になってしまったとのこと。

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以下、宮永さんからのメールです。彼のやさしい人柄がわかります。子どもたちがうれしそうにしていて、こちらもうれしくなります。

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日本語のあいさつなどを書くと、子供たちはそれをノートに書き写して僕に見せてくれました。

全員に100点満点をあげました 。

子供たちはウクライナ語と勉強中のポーランド語で嬉しそうにいろんなことを話してくれました。

中にはコサックダンスを披露してくれる子供もいました。

牧場への遠足を皆楽しみにしているようです。

 * * * * * 

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2022年5月17日 (火)

鎌田劇場へようこそ!(536)

「戦争と女の顔」

1945年、戦後のレニングラード、心と体の傷を持った元女性兵士たちの戦後の戦いを見事な映像で写している。

2015年ノーベル文学賞を受賞したアレクシェービッチの『戦争は女の顔をしていない』に触発された映画と言われている。
『戦争は女の顔をしていない』は、レニングラードでナチスと戦ったソ連の女性兵士が100万人いたといわれているが、その女性兵士たちの証言集である。
女性兵士たちは戦場で戦っても、いわゆる戦地妻と評価され、男たちのように英雄として扱われないことが多かった。
戦争後も心も体も傷ついていたことがわかる。

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この映画でも、戦争のあとに来るトラウマや生活の困窮、病気、障害・・・その中で生と死が見事に描かれている。

ロシアが仕掛けたウクライナ侵攻。
戦争中も辛いが、戦争の後に来るものももっと辛いはず。
一刻も早く戦争をやめてもらいたいものだ。

 

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2022年5月16日 (月)

鎌田劇場へようこそ!(535)

「PLAN75」

主演・倍賞千恵子。
超高齢社会に対応するために75歳以上の高齢者が自ら死を選び、それを国が支援するプラン75が施行される。
その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。
こんな社会システムは、絶対に出来てはいけない。

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死を選ぶかどうかは自由に選択でき、死を望む人を国が応援するということだが、
プラン75の窓口に電話をすると、次第に誘導されていく。
こんなシステムができてしまうと、とんでもないことが起きるというのが分かってくる映画。
6月17日ロードショー。

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2022年5月15日 (日)

増刷決定

『ピンピン、ひらり。鎌田式しなやか老活術』(小学館新書)の増刷が決定しました。

体力の衰えやもの忘れ・・・〝もう老いるショック〟なんて怖くない!
生涯元気ですごし、ひらりとあの世に逝くための極意「ピンピンひらり」は、
老いをたのしく生きる極意でもあります。

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健康のための生活習慣を身に付けながら、
ときには自分でつくった習慣を打ち破ることで、自由におもしろく生きられます。

「老い」に負けず、「老い」を自由に生きるためにはどうしたらいいか。
鎌田が入院体験で得た極意を綴っています。
ぜひ、お読みください。

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2022年5月14日 (土)

日テレ「いま、伝えたい」

日本テレビで、1分間メッセージ。

 【いま、伝えたい】

「ふるさとや家を失う人たちの心の傷は深いだろう」【ウクライナ侵攻】

JCFのウクライナ支援、全国から集まり始めました。感謝です。

https://youtu.be/eXte4mIyBU0

 

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2022年5月13日 (金)

ウクライナを想う(27)

5月12日の毎日新聞夕刊に
JCFのウクライナ支援についての鎌田のインタビュー「上」が掲載されました。
ウクライナ支援をはじめることになった思いや、ポーランド在住の画家・宮永さんを通じての支援などについて紹介されています。
本日13日夕刊では、このインタビューの「下」が掲載されるので、ぜひ、お読みください。

Img_7400 2022年5月12日毎日新聞夕刊

ポーランドのクラクフで暮らしているウクライナの子どもたちの様子は、宮永さんから教えてもらっています。
その十数人の子どもたちは現地の学校に通っていますが、修学旅行や遠足に行くお金がないということで、JCFが支援することになりました。
日本の方々の支援のおかげです。

 

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2022年5月12日 (木)

登紀子「土の日」ライブ

「ウクライナに愛を」

https://youtu.be/y_vdp4LRtUk

加藤登紀子さんのYouTube「土の日」ライブに、5月11日 ゲストとして登場しました。

ウクライナの歌姫ナターシャ・グジーさんとのダブルキャストです。

お二人のすばらしい歌声、ぜひご覧下さい。

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「果てなき大地の上に」

加藤登紀子さんのウクライナ支援のチャリティCD「果てなき大地の上に」が緊急発売されます。

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コンサートツアーでも販売され、JCFのウクライナ支援を応援してくださるということです。
登紀子さんの会社が全面的に支援してくださり、売れた枚数だけ全額支援に充てられます。
ありがたりがたいことです。

JCFでも予約が始まりました。
5月下旬にはお手元にお届けできると思います。

JCF電話0263-46-4218

https://jcf.ne.jp/wp/

お早めに予約をお願いいたします。

 

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2022年5月11日 (水)

おはよん

明日5月12日の「Oha!4」(日本テレビ、朝4時30分~)
鎌田が1分ほど出演。
ロシアのウクライナ侵攻についての考えを述べます。
出演は、朝5時45分から。
そのままYouTubeで配信されるそうです。
ぜひ、ご覧ください。

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2022年5月10日 (火)

心不全患者サポートシステム

コミュニケーションロボットを使って、酸素飽和度や血圧、体温、体重を総合的に管理することで、慢性心不全患者の再入院の回数を減らし、患者さんが安全に、人生を楽しむためのサポートシステムが開発されました。
心不全が起きるとむくんだり、肺に水がたまったりするが、その前に体重の微妙な変化を察知して生活指導が行われると、心不全による入院を防ぐことができます。

ぼくの主治医、諏訪中央病院の若林先生が主任研究員になったので、
ぼくも2番目の試用に協力することになりました。
とある製薬会社とユカイ工学の共同開発です。

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すでにスマートウォッチなどでは不整脈を表す心電波形を記録でき、
一般の人が自己管理できる時代になってきています。
サポートシステムでも、心電波形を送れるようになれば、むくみを起こす心不全患者さんのコントロールだけではなく、不整脈系の心不全の患者さんのコントロールもできるようになります。
その変動を、病院の循環器グループが管理ができれば、いずれはリモート診察という形で病院へ行く回数を減らすこともできるでしょう。

茅野市はこれからデジタルを使った健康増進や健康管理、介護予防や在宅ケアなどを推進しようとしているので、ちょうどいいタイミングです。

 

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2022年5月 9日 (月)

ウクライナ支援イベント

5月7日(土)松本で、JCFのウクライナ支援のためのイベントが行われ、500名を超えるたくさんの方々にお集まりいただきました。

キッセイ文化ホールが、JCFの社会貢献活動を評価して、大ホールを減免で貸してくれました。そのおかげで、映画「ひまわり」の上映会と、坂田明さん(サックス)&大森菜々さん(ピアノ)をお呼びして、素晴らしいコンサートとトークショーを催すことができました。20220507-154023Kamata

 映画「ひまわり」は、ウクライナのヘルソン州で撮影されました。

かつてぼくが、坂田さんと一緒にチェルノブイリを旅した時、坂田さんがこの映画の主題歌「ひまわり」をサックスで演奏してくれました。

そのときとても感動したぼくは、坂田さんに頼み込んで、JCFのCDアルバム「ひまわり」を作ってもらうことになりました。

ピアノはフェビアン・パネ、ベース・吉野弘志、パーカッション・矢尋知洋。 一流のミュージシャンが集まって、すばらしいCDができました。利益はで全てウクライナ支援に使われます。ぜひ、JCFオンラインショップでお買い求めください。




 

 

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2022年5月 8日 (日)

速遅歩き

縄文の里公園は、みどりが覆い、いっせいにタンポポが咲きました。

ゴールデンウィークの初めごろ、里では雨でしたが、八ヶ岳の上は雪が降りました。
白い雪に覆われた八ヶ岳を見ながら、ウォーキングをしています。

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鎌田式速遅歩きもバージョンアップしています。
あと10センチ歩幅を広げた幅広歩行を1分、足の回転数を上げるピッチ歩行を1分、再び幅広歩行を1分。
そのあと、3分間ゆっくり歩行をしながら腹式呼吸をし、脈と呼吸を整えます。

 

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2022年5月 7日 (土)

毎日新聞

JCFのウクライナ支援について、毎日新聞の取材を受けました。

毎日新聞社
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すべての子供に未来があるべき

どうしたら戦争のない世界にできるのか。
その実現を諦めるわけにはいきません。

結局、僕たちが優しくならないといけないと思います。
つらい人に手を差し伸べること。

戦争の前では無力なような気がするけれど、
決して「チョウのひと羽ばたき」は
無力ではないんじゃないか。

大きな風を起こし、
何かを変えていくのではないか。

諦めないことが大事だと思います。

・・・と、語りました。

 ※JCFのウクライナ支援の情報は(https://jcf.ne.jp/wp/action/ukraine

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子ども保険

子どもの人口推計は1465万人、41年連続で減少している。
人口と経済は密接に関係しているので、子どもの人口減は経済にとっても大きな問題である。

安心して子どもを育てられる国にならないといけない。
山崎史郎さんの小説「人口戦略法案」では、社会が子どもを育てるという「子ども保険構想」が展開されている。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-def7af.html


毎月3400円の保険料で、子どもを3人産んでも安心して育てられるという試算がある。
優秀な子どもは、大学までの教育費を社会が負担すれば、世界に遅れを取らない国になっていく。

でも、現実は子ども関連予算は低水準。
結局、選挙権がある高齢者を意識した政策しか行われなくなり、勢いのない国になっている。
子ども保険を作るなど、思い切った方策に舵を切らないと、この国は生き返らないと思う。

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2022年5月 6日 (金)

次は6年後

昨日は三日間の里曳きの最後、建御柱でした。
メドデコを建てるまでに、木落とし、川越え、神社の階段を上っていくところなどいくつか難所があります。
今回は、神社の階段を上っていくときにバランスを崩して、何人かが落ちたようです。
一人はあばらの骨を折る重傷。
ぼくも何度もこのメドデコにのりましたが、右へ左へ大きく揺さぶられるので、
バランスが崩れた時、足で必死に踏ん張らないとなりません。
手はオンベを振っているので、足だけで踏ん張るためけっこう危険です。
けが人が出たものの、今回も無事、8本の御柱が立ち上がりました。

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次回は、7年に1回と言われていますが、実際には6年後。
ぼくは79歳になっています。
御柱にのることはもうないと思いました。
今まではこんなことを考えることはありませんでした。

けれど、また御柱の年がやってくると、
みんなついつい無理をし、がんばってしまったりする不思議な祭りです。
今までは間近でお祭りにかかわってきましたが、
遠くからみていると、長い歴史のある素晴らしい祭りだとあらためて思いました。

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2022年5月 5日 (木)

今日は建御柱

諏訪大社上社では、本宮と前宮で4本ずつ計8本の御柱が立てられます。
その本宮と前宮の急な石段を、御柱がのぼっていくのがクライマックス。
氏子の力を結集するため、高らかに木遣りが声をかけ、ラッパ隊がそれに呼応します。
そして、メドデコに載った若衆がオンベを左右に振りながら、
丸太を右、左と揺すりながら摩擦抵抗を減らし、ズリッズリッと石段をのぼっていきます。
美しい光景です。

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昨日は里曳き2日目で、8本の柱が氏子たちに曳かれてきましたが、
今日はいよいよ建御柱です。

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2022年5月 4日 (水)

テレビで御柱祭

諏訪大社式年造営御柱大祭の上社の里曳きが3、4、5日と行われています。
4月の山出しは、コロナ対応のためトレーラーでの曳行という異例のものになりました。

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今回の里曳きは、登録した氏子が全員抗原検査をしてマスクをし、氏子だけが曳くというルールで行われています。
本来なら、ぼくも祭はんてんを着て参加するのですが、お祭り気分にはなれず、
御柱祭をテレビ観戦しています。

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2022年5月 3日 (火)

さすけねぇ

地域包括ケア研究所は、福島県西会津町の健康づくりにかかわっています。
ぼくも、毎年講演に行き、スクワットやかかと落としなどを広めてきました。

その西会津町の、住民を中心につくられた町の健康増進計画の名称は、
「さすけねぇ輪の健康づくり」。
「さすけねぇ」というのは、方言で「大丈夫」という意味。
住民グループの発表会も行われ、自分たちの町の伝統をどう残すか、
町の美しいウォーキングコースを紹介するなど、
豊かに生きること、人と人のつながりも含めた健康づくり運動を展開しています。

ここからが勝負。
住民の一人ひとりに行動変容が起きて、介護保険の認定者が減ったり、医療費が減ったり、メタボ健診でひっかかる人が減ったりしてくるのはもう2、3年かかると思いますが、
まずは、いいスタートが切れていると思います。

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2022年5月 2日 (月)

鎌田劇場へようこそ!(534)

「ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行」

だれよりも映画を愛する男が、111の映画に焦点を当て、その内容や製作背景をひもといたドキュメンタリー。
インディーズなどの作品も多いが、映画の読み解き方がおもしろい。
映画の見方を確実に広げてくれる。

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「ジョーカー」と「アナと雪の女王」には「解放」という共通点があると言う。
ジョーカーは内に秘めた怒りを解放し、エルサは自分の魔法の力のせいで城に閉じこもっていたが、自由を求めた。
どちらも印象的なのはダンス。
ジョーカーは大人を夢中にさせ、アナ雪は子どもたちを夢中にさせた。
「正解も不正解もルールも無い」はジョーカーにぴったりの言葉。

そうか、「ジョーカー」と「アナと雪の女王」に共通点があるなんて、思いもよらなかった。
6月10日からロードショー。

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2022年5月 1日 (日)

佐賀で紙芝居

佐賀では、午前中、まちかどライブラリー鎌田文庫で、
鎌田のおすすめの絵本や本を紹介しました。
感染対策のため、定員は30人に限定にしました。

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おへそ保育員にも行き、子どもたちに紙芝居を読みました。
「かまた先生のはだのおうさま」と「かまた先生のアリとキリギリス」
大好評でした。

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子どもたちから花のプレゼントをもらいました。

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