鎌田劇場へようこそ!(536)
「戦争と女の顔」
1945年、戦後のレニングラード、心と体の傷を持った元女性兵士たちの戦後の戦いを見事な映像で写している。
2015年ノーベル文学賞を受賞したアレクシェービッチの『戦争は女の顔をしていない』に触発された映画と言われている。
『戦争は女の顔をしていない』は、レニングラードでナチスと戦ったソ連の女性兵士が100万人いたといわれているが、その女性兵士たちの証言集である。
女性兵士たちは戦場で戦っても、いわゆる戦地妻と評価され、男たちのように英雄として扱われないことが多かった。
戦争後も心も体も傷ついていたことがわかる。
この映画でも、戦争のあとに来るトラウマや生活の困窮、病気、障害・・・その中で生と死が見事に描かれている。
ロシアが仕掛けたウクライナ侵攻。
戦争中も辛いが、戦争の後に来るものももっと辛いはず。
一刻も早く戦争をやめてもらいたいものだ。
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