週刊女性
| 固定リンク
旧ショッピングモール内にある衣類配給所「Szafa Dobra」。
善(福祉)の洋服ダンス、という意味。今も1日平均500人の避難民が訪れている。
3月に開設された当初は、届けられる物品も多く、100人以上のボランティアがいたが、最近は交代制で数十人のヴォランティアが働いている。冬物の中古衣類はたくさん在庫があるものの、夏用の衣類や下着が不足しているとのこと。特に靴は、慢性的に足りていない。
この日は、宮永さんが、たくさんの靴を支援品として届けてくれました。
新品のスポーツシューズ。きっと喜んでくれるはずです。
Szafa Dobra(英語版の紹介映像)
欧米各国からボランティアが参加している。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=rSBR_A-n5PM
| 固定リンク
風に立つライオン基金が主催する「高校生ボランティア・アワード 2022」。
開催のため、クラウドファンディングが830万円ほど集まりました。ありがたいことです。
目標達成まであと少し!もちろん、ぼくも応援しました!
誰かのために、未来のために、がんばる高校生たちを応援してあげてください。
あたたかなご支援をお願いします!
| 固定リンク
認定NPO 法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)の理事長を務めてきましたが、
7月8日の任期満了で理事長を退任することになりました。
ウクライナの避難民支援で、オンラインで現地の子どもと話してニーズを掴むなど新しい支援の形ができてきました。
このタイミングで世代交代が必要と考えました。
創設当初から31年間、理事長を務めてきましたが、 少し長すぎたと反省しています。
これからは顧問として、主に広報分野で変わらずJCFを応援していきたいと思っています。
今後は、神谷事務局長が理事長を兼任することになります。
また、信州大学小児科教授をしていた小池健一先生が理事を務めてくれることになりました。
チェルノブイリの放射能汚染地域を20回以上訪ね、子どもたちの白血病治療を指導してきた小池先生を理事に迎えられ、新しい視点が開けると思っています。
たくさんの方々に応援していただき、感謝しています。
これからも JCF の応援団を続けますので、変わらずご支援のほど、よろしくお願いいたします。
| 固定リンク
『開脚はできなくていい! カラダが10歳若返る 鎌田式ずぼらストレッチ』(宝島社)
90代になっても元気に動き回れる体をつくるために、
ぼく自身が行っているストレッチの本--。
明日6月22日、発売です。
腰痛、膝痛、肩痛もちのぼくは7年前まで、腰にはブロック注射、膝には関節注射、鍼灸やマッサージなどを受けてきましたが、
ゆるラクストレッチで筋肉や関節をほぐし、ゆるめ、のばすことで体調が整い、いつの間にか痛みもなくなりました。
不整脈の薬もまったく必要なくなり、スキーの腕前も以前よりうまくなっているように感じます。
48年間健康づくり運動をしてきた医師のぼくがすすめるストレッチは、
血行をよくし、血圧を下げ、不整脈や腰痛、膝痛を防いだりしながら、
いくつになっても元気で動き回れる体をつくるためのものです。
180度の開脚なんて、バレエダンサーでなければ、できなくてもいいのです。
股関節は構造的に90度が範囲、120度程度に可動域を広げながら、むりなく続けられるストレッチを紹介しています。
ぜひ、ずぼらストレッチ、読んで実践してください。
| 固定リンク
『ピンピン、ひらり。鎌田式しなやか老活術』(小学館新書)を読んだ方から、お便りをいただきました。
「哲学のある赤いパンツ、さっそく購入して、お世話になっている人におくってみたら大好評。私の母もはき心地が良いと喜んではいています」
この赤パンツとは、東北のザミラという会社で作っているもので、ぼくもはいています。
男性も女性もはけるユニセックス仕様で、よくのびてフィットするので体型も問いません。
このパンツの伸縮性や復元力は、災害にも負けないレジリエンスのイメージがある、と書いたのです。
この方は、鎌田の交友関係を次のようなユニークな言葉で表現してくれました。
加藤登紀子さんと鎌田は「ソウルグループ」。音楽ジャンルの話ではなく信念を貫く、魂の同志のよう。
風に立つライオン基金でいろんな支援をしているさだまさしさんとは「何かいいこと企み隊」みたいな、いくつになってもやんちゃな仲間。
「日曜はがんばらない」の相方・村上信夫さんとは、知的なコントのお笑いコンビのような調和を感じる、とのことです。
「皆さんのこと大好きです」と書いてくださいました。
| 固定リンク
ポーランドクラクフに避難しているウクライナの子どもたちへ、カウンターパートナーで画家の宮永氏が、日本の文化などを紹介する授業をしてくれました。折り紙が大人気。子どもたちは大喜び。
子どもたちは、JCFの支援が届くのをとても楽しみにしてくれています。
みなさまのおかげで、心の通うあたたかな支援ができています。
| 固定リンク
ポーランドの宮永さんが、ウクライナの子どもたちに、写真や地球儀を見ながら、日本を紹介する授業をしてくれました。
折り紙が大人気。何ができるのか興味津々で、出来上がった鶴には皆大喜びでした。
子どもたちからお礼にと、ダンスの披露、各自が描いた日本の絵をプレゼントしてもらいました。
校長先生の話では、85番小学校に通うウクライナの子供の数に大きな変化はないのですが、新しく通い始めるウクライナの子供もいれば、お母さんがクラクフで仕事を見つけることができず別の町へ引っ越すため学校を変える子供もいるそうです。
ポーランドの小学校は6月23日まで。夏休みには、ウクライナに戻る家族も多いとのこと。ウクライナに戻っても、住んでいた家が残っているのか、お父さんに会えるのか。戦況はどうなっているのか。無事にまたポーランドに戻ってこれるのか。小さな子どもたちには背負いきれない不安があると思う。
平和を切に祈る。
| 固定リンク
日本人の4人に1人が脂肪肝と言われる時代になりました。
脂肪肝には二通りあり、一つはアルコールが原因している場合。
もう一つは、アルコールは飲まない、あるいはほどほどの人でも、中性脂肪が多いために脂肪肝になるタイプです。
コロナ禍でストレス肥満になると、脂肪肝のリスクが高まります。
かつて肝臓がんはC型肝炎が原因でなることが多かったのですが、C型肝炎の抗ウイルス薬の普及によって減ってきました。
一方、アルコール性の脂肪肝は増え、肝臓がんの原因の半分を占めています。
佐賀の「がんばらない健康長寿塾」の専門家集団の一人、佐賀大学医学部附属病院肝疾患センターで管理栄養士と准教授をしている原なぎさ先生と、佐賀のコミュニティFM「えびすFM」で30分、脂肪肝について語り合いました。
佐賀の武雄市では、佐賀大学農学部で品種改良した高オレイン酸大豆を生産しています。
オレイン酸は、中性脂肪を減らしてくれる不飽和脂肪酸。
そのいい油をたっぷり含む大豆で、しかも繊維も多く、タンパク質も豊富です。
乾燥大豆と2合のお米を、水を3合の目盛りに合わせて炊飯器で通常モードで炊きます。
この大豆ごはんは、白いご飯と比較して、タンパク質は約2倍、食物繊維は約10倍、炭水化物は2割カット。
これに、ぼくは納豆をかけて食べます。
とても美味しいです。
| 固定リンク
イギリスのチャンネル4ニュースというテレビ番組の取材を受けました。
有名なジャーナリスト、ジョン・スノウは、イギリスの久米宏みたいな存在だそうです。
彼は、100歳まで生きる長寿の秘訣という番組のため、アメリカのカリフォルニア州やギリシャのイカリア島といった長寿地域をそれぞれ一週間ほど取材。
日本では、長寿県の長野に取材に来ました。
長野県は、男性は平均寿命2位、女性は1位で、男女合わせると平均寿命日本一です。
「同い年なのに若々しい」とジョン・スノウさんにほめられました。
健康長寿に大切なものは、野菜とタンパク質、運動といつも述べていることを話しました。
そして、野菜ジュースを作っている富士見にあるカゴメのファームを視察。
一粒の種から7~8か月で1万個のおいしいミニトマトがとれ、これをジュースにしています。
スノウさんもこれを飲んで感激していました。
野菜不足を解消するには、野菜ジュースや具だくさん味噌汁などで工夫することが大事という話をしました。
スノウさんは、数年前から肉を食べず、魚と野菜を中心にした食事に変えたそう。
体調はとてもよいということですが、ぼくの考えは少量の肉はやはりとったほうがいい。
欧米のようにたくさん肉を食べるのは注意しないといけませんが、日本ではそれほどたくさんの量の肉を食べないので、肉も魚も卵もチーズも 食べて、タンパク質をとることが大事です。
それに、ズボラ筋トレをして、筋肉を維持することが健康長寿につながる、という話をしました。
| 固定リンク
お登紀さんのチャリティー・ニューアルバム
「果てなき大地の上に」。JCFにて好評発売中です。
売り上げはすべて、JCFのウクライナ支援に使ってほしいと、
製作費など含め、すべてお登紀さんが寄付をしてくれました。
お登紀さんが、JCFのウクライナ支援を高く評価してくれたことが、とてもうれしく、
ありがたいことです。
ぜひ、こちらからお買い求めください。
http://jcf.shop-pro.jp/
5/24 東京新聞 の記事になりました ↑
| 固定リンク
85番小学校の7年生が修学旅行から帰ってきました。
正確にはZielonaszkolaと言って直訳すると「緑の学校」、自然と文化に触れる課外授業の旅行だそうです。
5月27日から6月3日まで、ポーランド北西部の海の町Niechorzeというところに行ってきました。
文化施設見学や体験授業、ダンス教室やスポーツなど毎日いろんなカリキュラムが組まれていて、参加した3人のウクライナの子供もこの7日間の旅行を満喫したそうです。
旅を通じて、ウクライナとポーランドのこどもたちの距離もぐっと縮まっているようです。
先の見えない避難生活の中、言葉の壁など、いろいろなストレスや不安があるとは思いますが、子どもたちの笑顔を支えていきたいと思います。
| 固定リンク
宮永さんが、クラクフの援助物資配給所に食料と衛生用品を届けてくれました。
以前は9時から19時まで毎日開いていたのですが、
先週から10時から18時まで、日曜は休みになりました。
配給所を訪れる避難民の数は1日平均450人、
1週間で2700人くらいだそうです。
以前と比べると減ってきました。
ただ、届けられる援助物資の数も減ってきているとのこと、
特に衛生用品の棚はいつ行っても空っぽです。
また、配給所で働いているヴォランティアも
以前はポーランド人ばかりでしたが、最近はヴォランティアの半分はウクライナ人、
残り半分がポーランド人と国外のヴォランティアだそうです。
戦争の収束の見通しが立たず、
避難民だけでなく援助をする側にも少しずつ疲れが出始めているようだと、現地宮永さんからの報告です。
| 固定リンク
今年の4月、ポーランドで生まれたドミニカちゃん。元気にすくすく育っています。
お母さんのユリアさんは、11歳の長女ソフィアちゃん、8歳の次女ヴェロニカちゃんを連れて、身重の体でリビウから逃げてきました。
妊娠8か月。どこに行くのか、どこに住むのか全く見通しもないまま、とにかく二人の娘とおなかにいる子供の安全を考えて避難してきたそうです。
宮永さんの友人のアパートに空きがあり、今はそこに暮らしています。
ご主人は、国を守るためにウクライナに残りました。3人目の娘が生まれたこともありウクライナから避難することもできるそうなのですが、
ウクライナを守る義務感から国内にとどまり前線で戦っているとのこと。ユリアさんは夫の無事を祈る毎日だそうです。
ドミニカちゃんのお姉さんふたり。(左から、8歳のヴェロニカちゃん、11歳のソフィアちゃん、その友人)
母ユリアさんは、リビウの劇場の女優さんで、同時に演劇学校で子供たちに基礎演技などを教えていたそうです。できるだけ早くリビウに帰って自分の仕事を続けたいとのこと。
ソフィアちゃんとヴェロニカちゃんは、ポーランドの学校に通いながら、同時にオンラインでウクライナの学校の授業にも参加しています。
おばあちゃんもウクライナからやってきて、育児を手伝ってくれています。
今日は、宮永さんが、パンパースを届けてくれました。
安心して国に帰れる日がくるまでは、支援を続けていきたいと思います。
| 固定リンク
新国立劇場の初代の芸術監督を務めた音楽家の畑中良輔さん。
蓼科に山荘があり、毎年、ぼくもこの山荘に招かれました。
有名な音楽家たちがいつも集まっていました。
みんなおいしいものを持ち寄って、文学や映画や芝居の話。教養があふれていました。
畑中良輔ファンがいっぱいなのです。
諏訪中央病院で約20年、ホスピタルコンサートを開いてくれました。
畑中さんが声をかけると、伊藤京子さんら超有名な声楽家や、チェリスト、ピアニストが集まり、
病院のラウンジで患者さんのためにオペラの名曲を聞かせてくれたのです。
畑中良輔さんの『演奏の風景 にちにちの音楽から』(音楽之友社)
名エッセイストでもある畑中さんの本を、ぜひ一度読んでみてください。
| 固定リンク
世界的に活躍するフィンランド在住のピアニスト舘野泉さん。
演奏中に脳卒中になり、右側の片まひになりましたが、左手のピアニストとして奇跡的に生まれ変わりました。
13年前、NHKラジオ「鎌田實 いのちの対話」の公開生放送に出演していただき、左手の演奏をしていただきました。
厚かましいぼくは彼の日本の家を訪ね、〝連弾〟も実現。
ジョン・レノンの「イマジン」を、ぼくが右手でぎこちなくポロンポロンと弾くと、
舘野さんが左手で美してユニークな伴奏を付けてくれたのです。
彼の著書『ひまわりの海』(求龍堂)には、詩のような美しい文章が綴られています。
「手がのびて、楽器と触れ、世界と自分が一体となる。音が香り、咲き、漂い、爆ぜ……」
ピアニスト舘野泉さんのエッセイ集、ぜひ読んでみてください。
| 固定リンク
加藤登紀子さんからあたたかな手が差し伸べられました。
ウクライナ避難民支援チャリティーCD1000枚が届けられました。
製作費などはすべてオトキさんが出してくださいました。
売り上げは、すべてウクライナ避難民の支援に使われます。
JCFでは他にも、「がんばらないレーベル」より、
坂田 明「ひまわり」「おむすび」(JAZZ)、
ヴラダン・コチ「ふるさと」(クラシック)
加藤登紀子「ふくしま・うた語り」など販売しています。
これらの売り上げもすべて、ウクライナ支援に使われます。
ぜひこの機会にお求めください。
メールか、ファックスにて、受付中です。
| 固定リンク
株式会社 JINRIKIという会社が、ウクライナの高齢者や障害者の避難を支援しようと、クラウドファンディングで100万円を集め、ポーランドへやってきました。
JINRIKI® は車いすの補助装置で、車椅子を人力車のようにして引っ張ることで、不整地でも車いすのスムーズな移動を可能にし、震災時等は水などの重たい物資を運ぶ車いすリヤカーとしても活用されています。
株式会社JINRIKIは、長野県伊那市にある会社です。社長の中村さんは、東日本大震災で車いすに乗る障害者や高齢者が高台に逃げるのを介助していて亡くなった方も多かったことから、もっと避難ができるよう脱サラをして、会社を立ち上げたそうです。故・原田泰治さんと、鎌田實(他)が発起人となった「らくらく入店の会」の活動でも、何度かお目にかかりました。
※らくらく入店の会はこちら https://suwaraku.com/
今回は、ぼくが以前、障がい者との旅をしていたときにコーディネートをしてくれていた、オフィス・フチの渕山さんから連絡があり、JCFが支援活動をしているポーランド・クラクフへつなぐことになりました。
点と点がつながって、支援の輪が幾重にも広がっていきます。
クラクフの医療センターへ5台のJINRIKIが寄付されました。
JINRIKIについて詳しくはこちら ↓
| 固定リンク
佐賀のまちなかライブラリー鎌田文庫では、毎月いちおしを紹介しています。
6月の絵本のイチオシは2冊。
『わたしのげぼく』(上野そら著、くまくら珠美絵、アルファポリス)
えらそうな猫が出てきます。
ぼくは猫という生き物に詳しくないのですが、猫は自立していると聞きます。
そんな自分流に生きる猫と少年の物語です。
猫ってきっとこうなんだろうなと笑いながら読み、最後はドバっと泣かされます。
『ぼちぼちいこか』(マイク・ライラー、ロバート・グロスマン著、偕成社)
関西弁の翻訳がすごいです。
体重の重いカバさんは、失敗の連続。
抱腹絶倒です。
これを、孫を膝に乗せて読んだら、孫は喜ぶだろうなと思いました。
失敗しても失敗しても憎めないのです。
それでも人生は面白いと思わせてくれる素敵な絵本です。
「果てなき大地の上に」は加藤登紀子さんが JCF のウクライナ支援のために作ってくれたチャリティー CD。
鎌田文庫でも音楽が聞けるようにしました。
気に入ったら買っていただけるとウクライナ支援に繋がります。
| 固定リンク