ウクライナを想う(35)
今年の4月、ポーランドで生まれたドミニカちゃん。元気にすくすく育っています。
お母さんのユリアさんは、11歳の長女ソフィアちゃん、8歳の次女ヴェロニカちゃんを連れて、身重の体でリビウから逃げてきました。
妊娠8か月。どこに行くのか、どこに住むのか全く見通しもないまま、とにかく二人の娘とおなかにいる子供の安全を考えて避難してきたそうです。
宮永さんの友人のアパートに空きがあり、今はそこに暮らしています。
ご主人は、国を守るためにウクライナに残りました。3人目の娘が生まれたこともありウクライナから避難することもできるそうなのですが、
ウクライナを守る義務感から国内にとどまり前線で戦っているとのこと。ユリアさんは夫の無事を祈る毎日だそうです。
ドミニカちゃんのお姉さんふたり。(左から、8歳のヴェロニカちゃん、11歳のソフィアちゃん、その友人)
母ユリアさんは、リビウの劇場の女優さんで、同時に演劇学校で子供たちに基礎演技などを教えていたそうです。できるだけ早くリビウに帰って自分の仕事を続けたいとのこと。
ソフィアちゃんとヴェロニカちゃんは、ポーランドの学校に通いながら、同時にオンラインでウクライナの学校の授業にも参加しています。
おばあちゃんもウクライナからやってきて、育児を手伝ってくれています。
今日は、宮永さんが、パンパースを届けてくれました。
安心して国に帰れる日がくるまでは、支援を続けていきたいと思います。
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