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2022年8月

2022年8月31日 (水)

TUGテスト

佐賀の「がんばらない健康長寿塾」(鎌田塾)ではAIを使った歩行解析を導入しました。
歩行バランスを調べながら、どうしたら改善するかを科学的に調べられます。

TUGテストという検査があります。
いすに座っているところから、3メートル先の印のところをまわって、
いすのところに戻り、座る。
ここまでのタイムや、いすからの立ち上がり、歩行の安定度、歩幅などを評価します。
9~14秒の人は、将来フレイルや要介護になる可能性があるとされています。
14秒以上は要注意で、しっかりと運動メニューを決めて筋活をしていく必要があります。

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ぼくのTUGテストの結果は8秒でした。
歩幅や歩くテンポを調べる「歩行スコア」も満点。
立ち上がるときのバランスなどをみる「バランススコア」も満点という結果になりました。

AI解析は、歩行やバランスの弱点を合わせ、たとえば大腿四頭筋を強化したらいいなど、具体的に改善方法を示してくれます。
なかなか優れものです。

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2022年8月30日 (火)

健康寿命

最新の2020年の健康寿命が発表され、長野県の女性が1位、男性が2位とわかりました。
健康寿命の推定方法はいくつかありますが、
今回の発表は、国民健康保険中央会が、要介護2未満までの期間を健康な状態として算出したもの。
最も客観的な算出法といわれています。

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健康寿命の上位3県

<男性>
①滋賀県 81.3歳
②長野県 81.1歳
③奈良県 81.0歳
(全国 80.0歳)

<女性>
①長野県 85.2歳
①大分県 85.2歳
①佐賀県 85.2歳
(全国 84.4歳)

うれしいのは、ぼくが健康づくりに年3回通っている佐賀県の女性が、長野県、大分県と並んで同率首位になったこと。
健康づくり運動の手ごたえを感じました。

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2022年8月29日 (月)

「子ども・子育て市民委員会」発足

「日本は子どもを生み育てやすい国だと思いますか?」
残念ながら、そう感じているのはわずか4.4%です。
「こども家庭庁」の創設は決まりましたが、何をするのかまだ明らかではありません。
そんな状況のなかで、行政・立法担当当局に対し、市民が必要とする提案をおこない、市民の声を届けていこうと考えました。

さわやか福祉財団の堀田力さん、元消費者庁長官の板東久美子さん、福岡県古賀市長の田辺一城さんとともに鎌田實が共同代表となり、
「子ども・子育て市民委員会」を立ち上げました。

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ノーベル経済学賞を受賞したグンナー・ミュルダールは、こう述べています。
「人口減少が起こると、消費や投資が減り、失業や貧困が増加する。
若者たちと高齢者との分断が生じる」

こんなことが起こる前に子どもを生みたい人が生める社会をつくっていくことが大事です。
そのために、子育て支援の給付保障や子育てサポートプランの作成、伴走型子育て支援の整備などが必要です。
実家が近くて、祖父母の支援が受けられるというような好条件がないと第2子、第3子は望めないという人もたくさんいます。
地域のなかに「もう一人のお母さん(おばあさん)」がいて、
子どもが熱を出したり、母親が忙しいときに一時預かりをしたり、
ヘルパーの派遣などが行われるようになれば、第2子、第3子の壁も突破することができるかもしれません。
市民委員会では、市民の立場で、子育ての総合支援システムを提案していこうと考えています。
子育ては、子育て世代の人だけの問題ではありません。
日本の国力に関係しますので、世代を超えての応援をお願いいたします。

子ども・子育て市民委員会では、一口3000円で寄付も募っています。
ご支援をお願いいたします。

詳しくは「子ども・子育て市民委員会」ホームページをご覧ください。

https://www.kodomokosodate.jp/

 

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2022年8月28日 (日)

快眠をつくる呼吸法

毎日、いろんなところをウォーキングをしています。
3分速歩き、次の3分でゆっくり歩きを繰り返す「鎌田式速遅歩き」。
このゆっくり歩きのときに腹式呼吸をするのが大事で、ずいぶんコツがつかめてきました。

暑い日でも、日差しをよけて森の中へ。
三井の森の林道を気ままに歩きました。
ウォーキングは歯をくいしばって歩くと交感神経が優位になってしまいます。
木陰で自然を楽しみながら、心地よさを大事にすると、副交感神経も刺激され、リラックスします。

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朝と寝る前には、片鼻呼吸もしています。
おかげで、睡眠薬が不要になりました。
夜一度起きると眠れなくなり、ベルソムラなど、比較的強い睡眠薬をのんでいましたが、
それでも効かなくなり、ブロチゾラムを飲んだこともあります。
睡眠薬は複数あるいは多量にのむと依存性がでるため注意しなければいけません。
そこで、少しずつ量を減らしながら、薬を止めていったのです。
腹式呼吸と片鼻呼吸は、これに大きく貢献したと思います。
今では、まったく睡眠薬に頼らず、快眠が得られています。

9月そうそう、睡眠時無呼吸症候群が改善しているかどうか、検査をすることになりました。
日中のあくびがなくなり、寝つきもよく、とても快適なので、
夜間の睡眠の質も高まっているように、自分では感じています。
夜11時に寝ると朝5時まで熟睡。
一度トイレに起きて、もう一時間ほど眠っています。

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2022年8月27日 (土)

約束の展覧会

諏訪市原田泰治美術館で、
原田泰治さんの絵を銅板細工で再現した作品が展示されています。
これは、板金職人の山極さんが、原田泰治さんの絵に感動し、銅板細工で半立体の作品にしたもの。
末期がんになった山極さんは、昨年8月、作品を持参して原田泰治美術館を訪問。
泰治さんから「面白い、この美術館で展示しましょう」と提案されたといいます。
今は、山極さんも泰治さんもこの世にいませんが、
すてきな展覧会が実現しました。
山極さんの銅板細工展は、9月13日まで同美術館「ギャラリーさざなみ」で展示されています。

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今、原田泰治美術館では、動物写真家で有名な宮崎学さんの写真展「アニマル黙示録」が開かれています。
泰治さんが北海道へ絵を描きにいくというので、
宮崎学さんと鎌田も同行し、北海道のおいしいウニを食べたのが懐かしい思い出です。

諏訪市原田泰治美術館はすてきな美術館です。
ぜひ、訪ねてみてください。

https://www.taizi-artmuseum.jp/

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2022年8月26日 (金)

読売フェスタ 9/30

人生100歳時代 元気を作ろう 
9月30日に大手町でフェスタ開催

アクティブライフフェスタ 2022 に対する画像結果

「人生100歳時代のアクティブライフフェスタ2022」(読売新聞東京本社主催、太陽生命保険ほか協賛)が9月30日午後1時半から、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで開かれます。オンラインでも同時配信。

鎌田實も登壇します。

90歳の壁をピンピンひらりと越える方法
~鎌田式ウォーキング・ストレッチ・自律神経の整え方~

ぜひ【こちらから】お申し込みください。

 

詳しくはこちら↓

人生100歳時代 元気を作ろう 9月30日に大手町でフェスタ開催 | ヨミドクター(読売新聞) (yomiuri.co.jp)

 

イベント概要

人生100歳時代のアクティブライフフェスタ2022
【日時】9月30日(金)13:30~17:00(開場は12:30)
【会場】よみうり大手町ホール(東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル)
【アクセス】東京メトロ大手町駅C3出口直結、JR東京駅から徒歩10分

応募要項

【応募期間】8月15日(月)~9月2日(金)
【参加料】無料
【会場定員】200人(応募多数の場合は抽選)
【応募方法】参加者全員の郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、年齢、性別と「会場参加」「オンライン参加」のどちらかを明記し、〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-8-11 錦町ビルディング7階 「アクティブライフフェスタ2022事務局」へ、はがきかファクス(03・5577・3043)で申し込むほか、申し込みフォームでも受け付ける。
【問い合わせ】アクティブライフフェスタ2022事務局(☎03・5577・3045 平日午前10時~午後6時)へ。

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2022年8月25日 (木)

復興支援手づくり展

コロナの影響でずっと中止されていた、熱海の「復興支援手づくり展」。
今年は3年ぶりに開催されるそうです。

東日本震災以降、ずっとJCFの応援をしてくれました。とても感謝しています。
今年は、東日本震災支援、熱海土石流復興支援、の二本立てで行われます。

会場の起雲閣もすてきなところです。
ぜひ熱海で美味しいものを食べて、日帰り温泉がてら、手づくり展にお立ち寄りください。

日時/会場

 9月29日(木) 11:00-16:30
 9月30日(金)  9:15-16:30
10月 1日(土)  9:15-15:00

起雲閣 音楽サロン(熱海市昭和町4-2)

https://tezukuriten.jimdofree.com

 洋服・雑貨・陶器・漆器・紙アート・プリザーブドフラワーなど、すてきな作品が並びます。

草絵: 須藤裕子
草絵: 須藤裕子さん

お問合せ:東日本震災・熱海土石流 復興支援 手づくり展実行委員会

090-2246-9009(梶原)

fumiewueda※gmail.com(※を@に入れ替えて送信してください。植田)

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2022年8月24日 (水)

JINRIKI

諏訪中央病院にJINRIKI(じんりき)が寄贈されました。
人力車のように車いすを引くことができる「けん引式車いす補助装置」です。

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ウクライナの高齢者・障害者の避難を支援するプロジェクトを行っている介護機器メーカーJINRIKIが、
クラウドファンディングで4000万円を集め、第一弾として避難民の多いポーランドに支援に入りました。
たいへん好評で、用意した100台がすべて有効活用できたとのこと。
この支援の際、JCFのポーランド在住のカウンターパートナーを紹介したご縁で、
諏訪中央病院にもJINRIKIが寄贈されたのです。
ありがたいことです。

じゃり道や雪道でも楽々走行できます。
災害時や緊急時、エレベーターが止まったときなども役立つということで、
隣接するやすらぎの丘やふれあいの里の特養や老健で使いたいという話になりました。
JINRIKIはウクライナ避難民支援のため、今月中にも再びポーランドに入るそうです。

 

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2022年8月23日 (火)

夏のパスタ

たまにはカレー以外のものも食べたいということで、
蓼科に行く途中にあるイタリアンレストランのイルポルトへ。
イルポルトは、蓼科では予約のとりづらい繁盛店の一つ。
緩和ケア病棟の患者さんたちのためにおいしいものを食べる会を開いてくださったこともあります。

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セロリを練りこんだパスタに、野菜と果物を使った夏の冷製パスタです。

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2022年8月22日 (月)

粉豆腐のお好み焼き

鎌田家のお好み焼きは、キャベツたっぷり。
小麦粉は使わず、粉豆腐を使います。
具は冷凍のホタテ、牡蠣があるときは牡蠣を入れ、豚バラは少しだけ使います。
粉豆腐は、レジスタントたんぱくをたっぷり含むので、血糖値も下がり、コレステロールも下がります。
しかも、おいしい。

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タンパク質いっぱいの生活を「タン活」と言っていますが、
鎌田のタン活の秘密兵器は粉豆腐です。
旭松の粉豆腐が使いやすいですが、安い高野豆腐を買ってきて、おろし金で粉状にするのもいい方法です。

 

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2022年8月21日 (日)

送り火

お盆の送り火をしました。
ぼくを育ててくれた岩次郎夫婦。
そして、血のつながりのある実の父母。
ぼくには4人の父母がいて、その4人のことを思いながら、送り火をしました。
実の父はものごころついてから会っていないので、覚えていません。
父はずいぶん前に亡くなりました。

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産みの母が亡くなり、墓参りをしてきました。
ぼくの本に、「産んでくれてありがとう」と書いて、仏壇に供えてきました。
母の実家は、埼玉県のある町の駅前に広い地所をもっていて、
荷物を運ぶ馬車からはじめ、バスやタクシーをしていると聞きました。
ぼくが小説家なら、小説の舞台になりそうな血脈です。

4人の人生がどこでどのように交差して、ぼくが生まれ育ったのかわかりません。
人生はわからないことばかりです。
父母たちの墓参りをし、感謝した今年のお盆でした。

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2022年8月20日 (土)

カレー礼讃(18)

蓼科湖の前にあるメラ・ナタラジというインド料理のお店。
ビーガンカレーで、肉は使わず、大豆ミートを使っています。
写真はダルタルカという豆カレー。

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スープカレーに近い感じで、おいしく食べることができます。
暑い夏、カレー礼讃の日々が続いています。

 

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2022年8月19日 (金)

ウォーキング+α

ウォーキングをしながら、ときどき大きく踏み込んで体を沈み込ませましょう。
この踏み込みウォーキングは、股関節のストレッチになります。

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回旋ウォーキングは、腰から胸にかけての動的ストレッチになります。
右足を出して、左へ回旋するパターンと、右へ回旋するパターンと両方できるといいですね。

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2022年8月18日 (木)

8月のイチオシ③

「ファミリー・オブ・マン」は、有名な写真家エドワード・スタイケンの写真集。
恋や仕事、出産、子育て、老い、死といった「人間劇場」が素敵な写真で展開されます。

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この写真集は、20年ほど前に手に入れました。
大切に見続けてきた写真集。
鎌田文庫に寄贈しました。
ぜひ、佐賀に行ったときには鎌田文庫に足をのばしてみてください。

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2022年8月17日 (水)

8月のイチオシ②

絵本のイチオシは2冊。
「ポストマン」(村上龍著、はまのゆかイラスト、NHK出版)
戦場から届かなかった無数の手紙。
村上龍の詩がいいです。

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「キミへの手紙」(木村裕一作、かとうようこ絵、PHP研究所)
作者は、「あらしのよるに」の木村裕一。
こんなやさしい手紙をもらえたらいいなと思わせてくれるすてきな絵本です。

 

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2022年8月16日 (火)

8月のイチオシ①

原田泰治さんの画集はいくつも出ていますが、
今月はそれを見てもらおうと、佐賀にある鎌田文庫、今月のイチオシにしました。

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来年は佐賀にアリーナができ、さだまさしさんのコンサートが計画されています。
そのときにアリーナのロビーで、原田泰治原画展ができたらいいなと動いています。
佐賀へは年間3回、鎌田塾で講演しているので、
展覧会があるときに鎌田塾も開こうと思います。
原田泰治さんの絵がかかっているサンテ溝上病院のロビーも、とてもすてきです。

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2022年8月15日 (月)

高校生ボランティア・アワード

明日 8月16日から2日間、風に立つライオン基金の「高校生ボランティア・アワード2022 全国大会」が行われます。

オンラインによる地区大会/活動発表交流会を経て、各団体からの投票および選考委員会による審査の結果、98のブース発表団体が選抜されました。

鎌田は、17日のシンポジウムと表彰式に、スペシャルナビゲーターとして参加します。

風に立つライオン基金の公式YouTubeでも 生配信されます。高校生たちの素晴らしい活躍をぜひご覧ください。


ホームページ https://lion.or.jp/va/va2022_schedule_delivery/

2022年8月16日(火) 12:20〜16:45
開会式・発表大会 https://youtu.be/GGImTaETKno

2022年8月17日(水) 10:00〜12:00
シンポジウム https://youtu.be/S3FQWE0PmkQ

2022年8月17日(水) 12:50〜16:30
発表大会・閉会式 https://youtu.be/eth6QXrdo64


公益財団法人 風に立つライオン基金

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2022年8月14日 (日)

たまにはおそば

夏はカレー三昧の生活をしていますが、
たまにはおそばを食べに行きます。
蓼科に向かうそば街道には、たくさんのそば屋さんがありますが、
この日は、そばきり道玄に行きました。

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ここのどうづきそばと、寒ざらしそばはとてもおいしいです。
親父さんの二八そばも芸術的で、二八なのにとても細く腰があるのです。
写真は、寒ざらしそば粉を用いたそばで、甘味があって実にうまいおそばでした。

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2022年8月13日 (土)

八ヶ岳薪能

山梨県北杜市にある身曽岐神社に、八ヶ岳薪能を見に行きました。
能は、「石橋」と書いて「しゃっきょう」と読む演目。
唐の時代、深い谷にかかる細い石橋、渡るにはそうと難儀な橋に、白獅子と赤獅子が出てきます。
勇壮ななかに平和を祈り、再生していくエネルギーに満ちているすばらしい舞台でした。

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かがり火が舞台を照らし、それが風に揺れる水面に映り、
幽玄な世界を作り出していました。

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2022年8月12日 (金)

ウクライナを想う(44)

ポーランド・クラクフの宮永さんが、ウクライナ避難民のための援助物資配給所に食料と衛生用品を届けてくれました。

夏休みに入ってから援助物資の届く回数が減ってきて、倉庫の食料も底を尽きる寸前だったとのことです。

集団避難所が設けられていた旧ショッピングモールは、8月末までで閉鎖・解体されるとのこと。

集団避難所に住んでいた人たちは、クラクフ市内にある3カ所の別の集団避難所に引っ越しをしています。

衣類配給所(SzafaDobra)や、ショッピングモール前の駐車場に設置されているWorld Cetral Kitchenの食料配給所も、8月いっぱいで閉鎖されるそうです。

避難生活が長期化して、支援が減っています。ウクライナの戦争は、終わりが見えません。

日本は、終戦から77年。平和について、あらためて考えています。

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2022年8月11日 (木)

鎌田實の一日一冊(420)

『温泉の秘密』(飯島裕一著、海鳴社)

著者は、信濃毎日新聞編集委員で、サイエンスライター。
ぼくの友人でもある。
飯島さんは、科学ジャーナリスト賞(2007年)を受賞した「20年目の対話 チェルノブイリ原発事故」の取材班メンバーで、チェルノブイリの子どもの医療支援を行っているJCFともかかわりが深く、何度も現地を訪問している。

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本書は、温泉通でもある飯島さん、渾身の一冊。
20年間を費やして自分の足で歩き、温泉の魅力と謎解きに挑んでいる。
黒い湯、白濁の湯、青い湯、緑の湯、さび色の湯……。
白骨温泉、栄村の秋山郷など、いくつかぼくも行ったことがある温泉も紹介されている。
温泉の魅力満載の非常におもしろい本だ。

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2022年8月10日 (水)

Coffee for Peace!

好評につき、JIM-NETの「Coffee for Peace!」の第2弾がスタートしました。
カルディコーヒーファームの協力により、オリジナルの絵をパッケージデザインしたドリップコーヒーを限定販売をしています。

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黄色い鳥と花の絵をかいてくれたのは、イラクにあるJIM-NETハウスでアート活動が好きだったエハラス。
姉のサーラとともに地中海性貧血を患っていました。
サーラは14歳で20年12月に他界、その半年後にエハラスも12歳で亡くなりました。
ふたりがとても楽しそうにJIM-NETハウスでお絵描きをしていた姿が忘れられません。

もうひとつの仲良し猫の絵をかいてくれたのは、9歳で白血病を発症したハウラ。
今ではJIM-NET専属のアーティストとして活躍中です。

ドリップコーヒー2個とスペシャルカード1枚のセットで550円(税込み)。
このうち300円が活動資金になります。
ポストカードのご用意もあります。
※送料は別途ご負担をお願いいたします。

おいしくて、かわいい「Coffee for Peace!」のドリップコーヒー。
ちょっとしたプレゼントにも喜ばれると思います。
ぜひ、お買い求めください。

詳しくはこちらから↓

https://www.jim-net.org/2021/08/10/7102/

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2022年8月 9日 (火)

健康づくり条例

上田市では「上田市人生100年時代をより良く生きる健康づくり条例」が今年4月1日から施行されています。
その制定記念式典が行われ、記念講演会に呼ばれました。

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長野県は健康県として有名になりました。
1990年代から平均寿命日本一になることが続き、最近は、男性が時々滋賀県に抜かれていますが、男女合わせると現在も日本一になっています。
健康寿命のほうはいろいろな算定方法がありますが、介護保険の要介護2以上を「介護状態」とする客観的な算定方法では、
長野県は人口当たりで最も少なく、健康寿命日本一ということが言えます。
しかし、多くのマスコミが取り上げている健康寿命の算定方法は、「自分が健康であると思っているか」という
主観的なもので、静岡県や山梨県、滋賀県が健康長寿県ということになっています。

どんな算定方法でも健康寿命日本一になったほうがいいのですが、
健康長寿県・長野の牙城が少しずつ崩されてきました。
そんななか、上田市がこの条例を施行したことはとてもよいことです。
上田市に刺激され、長野市や松本市もあらためて健康づくりに励んでいくと、
今度はその周辺の小さな市町村も、しっかりと健康づくりに取り組んでいこうという機運が高まります。

「ひと笑顔あふれ輝く未来につながる健幸都市」を目指し、健康づくりに取り組む上田市。
10年後がとても楽しみです。

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2022年8月 8日 (月)

木陰の庭

諏訪中央病院には、大きな庭が2つ、建物のなかに2つ、都合4つの庭があります。
そのうちの一つ、産婦人科や小児科の病棟から見える庭は、涼める場所があって、
木道を渡って行くとお茶が飲める場所があります。

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水曜日はグリーンボランティアの人たちがここでお昼ご飯を食べたりしています。
ぼくも時々、お茶やご飯をよばれたり、いい時間を過ごしています。

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2022年8月 7日 (日)

暑いときはカレー

カレーは、毛細血管の循環がよくなります。
人間の血管の9割は毛細血管が占めています。
この毛細血管が加齢とともにゴースト化をすると、
シワやシミ、冷え、むくみを起こしやすくなります。

Img_7765 ナマステの野菜ゴロゴロのカレー。前の日にカレーを食べたのに、このカレーは飽きません

ぼくは、靴下のあとが少しつく程度で、はっきりしたむくみはありません。
それでも目に見えないむくみがあると思い、毛細血管の血流をよくする生活の工夫をしています。
食べ物ではカレーを食べる回数を多くするのもその一つ。
シナモン・ジンジャーティーも毎日飲んでいます。

新刊の『鎌田式ずぼらストレッチ』(宝島社)は、この毛細血管の血流改善に注目しています。
ストレッチで腹式呼吸をすることで、毛細血管の流れが良くなります。

暑いときこそ、カレーを食べて汗をかきましょう。

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2022年8月 6日 (土)

ジャボチカバ

ジャボチカバという木に実がなりました。
名前はブラジル先住民族の言葉で「亀のいる地」という意味。
木の上に亀がはっているように見えたのでしょうか。
別名はブラジリアングレープツリー。
その他、地域によって名前があるようです。

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ブラジルの市場では一般的に売られているというこの実。
木に直接なるというのがちょっと変わったところ。
ジャムやワインなどにもされているようです。
ぶどうとブルーベリーを足して2で割ったような、甘酸っぱくて美味しいジャボチカバでした。
 

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2022年8月 5日 (金)

踏み込みウォーク

フロントランジをするように深く踏み込みます。
前に出した足の太ももが地面と平行になるぐらい、そして、後ろの足のひざが直角に曲がるぐらいに、深く踏み込みます。
股関節がストレッチされます。

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速遅歩きのゆっくり歩きのときに、時々この踏み込みウォークをしています。

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2022年8月 4日 (木)

カレー礼讃(17)

ぼくが勝手に〝中道のカレー横丁〟と呼んでいるところにあるスープカレー屋さん「和月」。
夜は、茅野市内で「月とすっぽん」という和ダイニングをやっています。
そのため出汁を極めた和風スープカレーは、実に美味しい。
エビ、牡蠣、イカ、ホタテ貝などが入っています。
季節の野菜もいっぱいです。

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お昼時に行ったら、なんと30席以上が満席でした。
開店してちょうど一年。
畑のど真ん中にある普通の民家のスープカレー。
不思議な取り合わせですが、完全に客の心を掴んだようです。

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2022年8月 3日 (水)

北九州未来会議

8月24日18時30~、講演をします。
コロナになってからは久しぶりに北九州市を訪ねます。
ピンピンひらりと90歳の壁を越えていく健康長寿の方法をお話しするつもりです。

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無料です。
ぜひ、お出かけください。

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2022年8月 2日 (火)

回旋ストレッチ

幅広歩行をしながら時々、体をひねって、動的ストレッチをしています。
歩幅を大きく踏み出した後、ランジをするように深く沈みこみ、右足を出した場合は左へと腰を回旋します。

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背筋や股関節がストレッチされ、とても気持ちがいいです。

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2022年8月 1日 (月)

鎌田實の一日一冊(419)

『民衆史の狼火を 追悼 色川大吉』(三木健編、不二出版)

八ヶ岳南麓に住み、昨年、96歳で亡くなった歴史家・色川大吉さんの追悼本である。
上野千鶴子さんからこの本をいただいた。
巻末の上野さんの特別寄稿からは、「色川さんありがとう」という思いが伝わってくる。
上野さんは、色川さんについて「私の中から最もよきものを引き出してくださった」と書いている。
そして、こんに文章も。
「好きな男性はと聞かれ、私はすかさず色川大吉さんと答えてしまった。
色川さんは小柄で風采の上がらない初老の歴史学者。
見てくれはおしゃれでもなければ、かっこよくない。
この人は笑顔がすばらしい。
相手の心の中を見透かすような悲しい目をして、くしゃくしゃと微笑み崩れる。
色川さんは人間として本当に上等な人でした。少年らしい誠実、正直さを持ち合わせていました」

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色川さんは本当にピュアで少年のような人だった。
一時期、車で50分ほどかけて諏訪中央病院の外来に通っていた。
世界をどう見るか、色川さんの話はとても面白かった。
外来では、山登りやスキーの話もしていた。
自宅のすぐそばにスキー場があるので、子どものようにスキーをしているという話を聞いた。
結局、一緒にスキーをすることはなかった。

大腿骨頚部骨折をし、3年半にわたって車椅子生活を続けた。
上野千鶴子さんが隣の山荘に住んでおり、色川さんを支えたようだ。
素敵だな思った。

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