鎌田實の一日一冊(420)
『温泉の秘密』(飯島裕一著、海鳴社)
著者は、信濃毎日新聞編集委員で、サイエンスライター。
ぼくの友人でもある。
飯島さんは、科学ジャーナリスト賞(2007年)を受賞した「20年目の対話 チェルノブイリ原発事故」の取材班メンバーで、チェルノブイリの子どもの医療支援を行っているJCFともかかわりが深く、何度も現地を訪問している。
本書は、温泉通でもある飯島さん、渾身の一冊。
20年間を費やして自分の足で歩き、温泉の魅力と謎解きに挑んでいる。
黒い湯、白濁の湯、青い湯、緑の湯、さび色の湯……。
白骨温泉、栄村の秋山郷など、いくつかぼくも行ったことがある温泉も紹介されている。
温泉の魅力満載の非常におもしろい本だ。
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