絵本のイチオシは『悲しみのゴリラ』(ジャッキー・アズーア・クレイマー作、シンディ・ダービー絵、落合恵子訳、クレヨンハウス)
「みんな死ぬの?」
「だれだっていつかは死ぬんだ・・・」
ママを病気で失った後、小さな男の子が悲しんでいるとき、
想像のゴリラがそばにいてくれます。
「ママはどこにいるの?」
「たしかなことはだれにもわからない」
悲しいときに、悲しみのゴリラのように静かにそっとあたたかい風を送れるような存在でありたいと思いました。

今年2022年のぼくのイチオシの絵本です。
生と死、命のことをしみじみとあたたかく考えさせてくれる傑作です。