あの日を忘れない
12年前の東日本大震災。
南相馬に支援に入りました。
そのときの光景は、いま写真を見返しても衝撃がよみがえります。
少し南へ行った新地というまちでは、電車がとんでもない姿にひしゃげていました。
地震と津波の衝撃の強さがわかります。
避難して数日たつのに、一度もあたたかいものを食べていないという話を聞き、
避難所の体育館に、あたたかいおでんを持っていきました。
希望する人にはビールを一本だけ配りました。
漁師のおじさんたちが、涙を流しながら、「やっと生きた心地がする」と言ってくれました。
一年後、仮設校舎の中学で「教科書にない一回だけのいちのの授業」をしました。
子どもたちもつらいはずなのに、その笑顔にこちらが救われました。
あれから12年。13回忌。
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