鎌田劇場へようこそ!(549)
「もうひとりのシェイクスピア」
シェイクスピアは引退して3年後に亡くなるが、その間に手紙を一本も残していない。
本当にシェイクスピアの作品はシェイクスピアが書いたのかという別人説に基づいてつくられている。
主人公はオックスフォード伯エドワード。
実はこの人物が本当のシェイクスピアであり、陰謀渦巻く世界のなかで、「リチャード三世」「リア王」「お気に召すまま」などの作品を書いていく。
劇中の〝シェイクスピア〟は文字が書けない役者が演じているという設定だ。
王座をめぐるドロドロありの、見事なサスペンスでおもしろかった。
この後、新訳版の「マクベス」を取り寄せて読み、
さらに黒澤明が「マクベス」をもとにつくったという映画「蜘蛛巣城」をみてしまった。
シェイクスピアの作品は、今も古びず、天才たちが触発されて次々と新しい形で世に出している。
10年ほど前の映画ですが、Amazonプレミアムで見ました。
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