« 2023年10月 | トップページ | 2023年12月 »

2023年11月

2023年11月30日 (木)

加藤登紀子さんを囲む会

加藤登紀子さんのコンサートが11/23、佐賀で行われました。
その翌日は、ぼくの鎌田塾。
佐賀県知事ご夫妻や佐賀市長らがやってきて、加藤登紀子さんを囲んで楽しい時間を過ごしました。

Img_0132

Img_0129

ノリ漁師で独学でピアノを習得した徳永さんも飛び入り。
「ラ・カンパネラ」を演奏してくれました。
徳永さんは52歳のとき、フジコ・ヘミングの演奏を聞いて、自分も「ラ・カンパネラ」を弾きたいと思ったそう。
楽譜が読めないのでYouTubeを見て練習。
光るシンセサイザーの光に誘導されながら指を覚え、ようやく弾けるようになったといいます。

フジコ・ヘミングの前座で、何回も演奏。
NHKのドキュメンタリーに出たり、彼を中心とした映画づくりもされています。
鎌田塾でも「ひまわり」と「ラ・カンパネラ」を演奏してくれました。
すごい人がいるものです。

|

2023年11月29日 (水)

大活字本

埼玉福祉会では、弱視の人や高齢者にも読みやすい大活字本を出しています。
すばらしい活動です。

この大活字本シリーズに、『人間の値打ち』(集英社新書)が加わりました。
価格は3100円+税

Img_0104

Img_0103

問い合わせは、社会福祉法人 埼玉福祉会へ。

www.saifuku.com/daikatsuji/index.html

|

2023年11月28日 (火)

新刊!本日発売です

 「医師のぼくが50年かけてたどりついた 
 鎌田式 長生き食事術」
(アスコム  ¥1,540)

『きん・こつ・けつ・のう・ちょう』
まるでお経のような、これが健康のもと。

 筋肉も骨も、血管も脳も腸も、全部元気に!

90歳を超えても、日帰り温泉に行ったり、食堂でかつ丼を食べたりできる力を与えてくれる食事術です。

ぜひ読んでください。
本日発売です!

4_20231128133801

|

人口減少問題を考える(3)

『人口ゼロの資本論』のなかで、著者の大西氏は、少子化を進める要因として、教育コストの急増を上げている。
教育コストの急増、マンション価格の上昇により、韓国も中国も日本も子どもを産めない、あるいは一人だけにせざるをえない状況に追い込まれている。

Img_9999
人口減少を防ぐには、教育の無償化を実現し、
希望する子どもには、大学までの教育を国が保障していくことが大事である。
子ども子育て市民委員会でも、このことは強く訴えてきた。

合計特殊出生率を2.95まで引き上げて有名になった岡山県奈義町は、
子育て支援より、家賃の安さがカギになったといわれている。
教育問題に加え、住宅問題を解決することが大事だろう。

|

2023年11月27日 (月)

人口減少問題を考える(2)

『「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義』(大西広著、講談社+α新書)
なぜ少子化対策は失敗するのか。非常におもしろい。

Photo_20231127084801

有配偶者率と年収は関連が深く、年収400万円超えると、有配偶者率は一気に上がる。
しかし、非正規労働者は50歳以前でも有配偶率が40%に満たない。
バブル崩壊後の経済から脱出するために非正規労働者を増やしたことが、結婚できない若者たちを生み出してしまった。

若者たちも苦しんでいるが、日本全体も苦しんでいる。
結局、若者の貧困を減らすには、非正規を正規へと変えていく努力を企業がすることが大事だ。

 

|

2023年11月26日 (日)

幅広歩行

座りっぱなしはよくないので、
一時間に一回、立ち上がって、家の周りを歩いています。
3~6分、幅広歩行をすると、気分転換になります。

Img_9754

 

|

2023年11月25日 (土)

そばがきのしるこ

仕事が終わった後のドライブはいい気分転換。
この日は、蓼科湖から15分ほど進んだところにある、そばの「しもさか」へ。
10年ぶりくらいですが、ちょうどこの日から新そばが始まりました。

Img_0093

Img_0094
夏の間はたいへん混雑するお店ですが、この季節になると客もまばらになります。
そばがきのたっぷりはいったおしるこが、おいしかった。

 

|

2023年11月24日 (金)

人口減少問題を考える(1)

国立社会保障・人口問題研究所の予測では、
日本の人口は、2020年1億2615万人から、70年には8700万人に減少する。
人口減少は地方の過疎化をいっそう進め、都会でも空き家や空きビルが大量に発生する。
合計特殊出生率を2.07まで回復しなければ、人口減少を抑えることはできない。

一人の女性が一生の間に産む子どもの数を意味する「合計特殊出生率」は、
イタリア1.24
ドイツ1.53
イギリス1.58
アメリカ1.64
スウェーデン1.66
フランス1.82
日本1.26
日本はイタリアに次ぐ低さである。

Img_9641

児童手当や保育サービスなどの支出を示す「家族関係社会支出」の対GDP比も日本は低い。
スウェーデンは3.40%、イギリスは3.24%なのに比べて、
日本では1.73%(19年度)にとどまっている。

フランスでは3人産めば、合計で3900万円もの家計補助(減税分も含む)が出ている。
これはとても大事な施策だと思う。

|

2023年11月23日 (木)

鹿の親子

おそばを食べに、八ヶ岳をドライブしていたら、
鹿の親子に会いました。

Img_0089
このあたりではクマの話は聞きませんが、鹿はかなり多くなっています。

 

|

2023年11月22日 (水)

60㎏

バーベルを担いでワイドスクワットをしています。
コロナ前は57.5㎏のバーベルを担げていましたが、
コロナ自粛で1年ほどジムを休んだため、筋力が低下していました。

そこで、45㎏のバーベルから再スタート。
最近、コロナ前を上回る60㎏のバーベルを担いでワイドスクワットができるようになりました。
4歳年をとったので筋力が落ちても仕方ないのですが、
わずかでも記録が更新されたのはうれしいことです。

Img_0068

ベンチプレスも、2.5㎏ずつ負荷を上げ、いま27.5㎏になりました。
30㎏も目前です。
上半身の筋肉がついてきて、今まで着ていた長袖のTシャツの着脱が窮屈になってきました。

 

|

2023年11月21日 (火)

文知摺観音

福島県の飯坂温泉で講演。
福島市にある文知摺観音に行ってきました。
芭蕉が立ち寄り俳句をよんだという名所で、紅葉がきれいでした。

Img_0082

Img_0077

前日は宮城県の涌谷町で講演。
東日本大震災のとき、諏訪中央病院の若い医師たちが毎日、ここに泊まり、
支援に入りました。
そのお礼の意味も込めた講演会でした。

|

2023年11月20日 (月)

ほろ酔い座談会

地元の公民館で、ほろ酔い座談会での健康講演会をしてきました。
この地区で、飲みながらの座談会は4年ぶり。
講演のはじまりと同時にみんなで乾杯。
ビールやお酒を飲みながら、楽しく健康について考えます。
久しぶりの開催に、参加した住民のみなさんもうれしそうです。

 Img_0100

ぼくのミニ講演の後、諏訪中央病院副院長の髙木先生を中心に座談会。
行動変容を起こすためにはどうしたらいいのか、一人ひとりが自分の言葉で語りました。
ここが大事なところ。
聞くだけでなく、自分の言葉で語ることで、より行動変容がおこりやすくなります。

 

|

2023年11月19日 (日)

今こそ読んでもらいたい絵本

11/15の朝日小学生新聞の一面に、大きく紹介されました。
「今こそ『アハメドくんのいのちのリレー』を」

481876000960675986

パレスチナの12歳の少年の心臓が、イスラエルの12歳の少女へ--。
実際にあった心臓移植の事実を多くの人に伝えようと、
ガザ地区や西岸自治区、イスラエルなどを旅しながら書きました。
『アハメドくんのいのちのリレー』は、一時は教科書にも取り上げられました。

Img_5344_20231119091501

たくさんの人に読んでもらいたい絵本です。

 

|

2023年11月18日 (土)

11/20からチョコ募金スタート

チョコ募金の季節が始まりました!

JIM-NETでは、イラクの小児がんの子どもたち、シリア難民、福島の子どもたちの支援のために、チョコ募金を行っています。
今年は19回目。
13万個を用意しています。

Set_2024

毎年、好評の缶のイラストは、
イラクのアルビルにあるJIM-NETハウスで、白血病などの子どもたちが治療をしながらかいてくれたものです。
バラやチョウ、ライオン、フルーツ、どれもかわいらしいです。
六花亭のおいしいチョコレートが、3種類10枚入っています。
4缶1セットで2200円。

ちょっとしたお礼やプレゼントに喜ばれています。
ぜひ、ご協力をお願いいたします。

申し込み開始は、11月20日から。
チョコ募金専用ダイヤル 03-6908-8473(平日10時30分~16時)
インターネット https://www.jim-net.org/

|

2023年11月17日 (金)

ライオンオブザイヤー

11月14日、「風に立つライオンオブ・ザ・イヤー」第一回目の贈呈式が行われました。


「風に立つライオン基金」が、支援活動や奉仕活動を実践する個人・団体を表彰するものです。

「鎌田實賞」は、医療法人双樹会よしき往診クリニック院長/KISA2(きさつ)隊OYAKATA(おやかた)の守上佳樹(もりかみ・よしき)氏が受賞しました。

オリコンニュースの記事、ご覧ください ↓

20231115-152051

https://www.oricon.co.jp/news/2302574/full/

|

2023年11月16日 (木)

東洋経済オンライン

東洋経済オンラインに記事が載りました。

著書『ちょうどいいわがまま』の内容が取り上げました。

ぜひお読みください。

鎌田實
「自己肯定感は自主トレで高められる」
日常的に取り入れるべき3つの習慣

20231115-151500

|

2023年11月15日 (水)

好評、健脳ドリル

『鎌田實の大人のぐんぐん健脳ドリル101』(EDITORS)が増刷になりました。
シリーズ第5巻です。

これまでの巻も増刷がかかっています。
第2巻『鎌田實の大人のいきいき健脳ドリル101』(二見書房)は4刷です。
健脳ドリルのファンが定着しつつあるように思います。

Gungun

認知症予防には、毎日5分~10分、脳を刺激することが大事です。
ぜひ、健脳ドリル、挑戦してみてください。
新鮮な驚きや戸惑いがあり、面白いですよ。

|

2023年11月14日 (火)

オーディオブック

鎌田實の『未来を生きる きみたちへ 「二分の一成人式」で伝えたい いのちの話』(小学館)
オーディオブックになりました。

Photo_20231114093701

1時間55分。
子どもをもつお父さんお母さん、孫をもつ祖父母、子ども自身に読んでもらいたいと思って書きました。
電車のなかやウォーキング中、家事の合間などに、聞いてもらえるとありがたいです。

|

2023年11月13日 (月)

うれしいお便り

『ちょうどいいわがまま』(かんき出版)の読者から、うれしいお便りがありました。


がんの治療が始まったとき、病院の図書室で偶然、ぼくの本を読み、
「がん闘病の一筋の希望になった」とのこと。
それ以降、ぼくの本を読んでくれているそう。
「鎌田先生の本のいいところは、あれをやれこれをやれという強制的なものがなく、
その人のそばに立ち、支えてくれること。この本も希望を与えてくれる本です」

うれしいお便りです。

___20231111140701

|

2023年11月12日 (日)

ワタリガニのパスタ

蓼科に行く途中にイルポルトというイタリアンレストランがあります。
ときどき、緩和ケア病棟でのおいしいものを食べる会に協力していただいています。

Img_0016

ぼくのドライブコースになるので、ときどきランチに寄ります。
この日は、ワタリガニのパスタを食べました。

 

|

2023年11月11日 (土)

介護の日

今日は「介護の日」。

「がんばらない介護生活を考える会」は、
介護する側にも、される側にもやさしい、ケア
をモットーに、
2005年『介護の日』をつくりました。
その後、厚生労働省もを『介護の日』を認定。

あらゆる立場の人が介護についての関心と理解を深めるとともに、
質の高い介護をあきらめずに続けられる
「がんばらない介護生活」の実現を目指して、
21年間、活動してきました。

ことしは、最終回として、特別動画
「わたしたちのがんばらない介護生活
 ‐ ミノルの部屋 – 」を配信します。

これまでの活動を振り返りつつ、
「これからの日本の介護に向けたメッセージ」、
「自分が受ける側になった時、どうしたらよいか」
をお伝えします。ぜひご覧ください ↓

https://youtu.be/WgCnxIUFBVw (ダイジェスト版)

がんばらない介護生活-ロゴ

https://www.gambaranaikaigo.com/index.htm

|

2023年11月 9日 (木)

北九州市の健康づくりアドバイザーに

今年2月に北九州市の市長になった武内さん。
厚労省出身で、医療、介護、健康づくりを専門にしてきた方です。
その武内市長に請われて、北九州市の健康づくりのアドバイザーになりました。

政令指定都市の北九州市は、明治、大正、昭和の産業の中心を担っていた北九州産業地帯。
小倉や若松、八幡など5つの市が合併し、エネルギーがあふれた街ですが、
町の保健、医療、介護には課題がありそうです。
骨粗しょう症のリスクが高く、認知症が5万人、介護保険の認定者は6万人を超えました。
医療費も高く、平均在院日数も長い。
病院も施設も最先端ですが、在宅医療はまだ十分に機能を発揮していません。

Img_9821

そんな北九州市で新しい健康づくりに挑戦しようと思っています。
先月中旬に第一回があり、夜遅く茅野に帰りました。
翌早、朝もや。
あたたかな北九州と違って、茅野は冬まじかの冷え込みが始まっていました。
次回は、3月に北九州市に行きます。

|

2023年11月 8日 (水)

まさしんぐワールド

さだまさしさんのファンクラブ通信「まさしんぐワールド」で
原田泰治美術館で行われた鎌田との対談が、「テレビ寺小屋」で放送されることをお知らせしています。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2023/10/post-d19061.html

Img_0051

風に立つライオン基金ではハワイ・マウイ島山火事緊急支援プロジェクトとして
クラウトファンディングを実施中。
寄付額によって、泰治さんの傑作「ジャカランダの丘」の限定ピエゾグラフやポストカードのお礼があります。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2023/10/post-adef36.html

 

|

2023年11月 7日 (火)

丹波篠山の黒枝豆

「日曜はがんばらない」(毎週日曜、朝6時20分~、文化放送)の相方、村上信夫さんから毎年10月末、
丹波篠山の黒枝豆をいただきます。
これが絶品。

Img_0010

普通の枝豆は食べられなくなる時期ですが、
黒枝豆はとにかくおいしい。

 

|

2023年11月 6日 (月)

サライ.jp

小学館の雑誌「サライ」のオンラインサイトに記事が載りました。

Img_5929

一度きりの人生、思うままに生きていい

鎌田實さんがすすめる「ちょうどいいわがまま」な生き方とは?

https://serai.jp/living/1154072

 

|

2023年11月 5日 (日)

蓼科の紅葉

秋になっても暑い日が続いた今年は、紅葉がいつもより遅めです。

降るような落ち葉のなかを、ドライブをするのは気持ちのいいもの。
景色の美しいところで車から降りて、落ち葉を踏みしめました。

Img_0049

心安らぐ時間です。

|

2023年11月 4日 (土)

キース・へリング美術館へ

山梨県の小淵沢に中村キース・へリング美術館があります。
キース・へリングは、31歳でHIVで亡くなった夭折のストリート・アーティスト。
ヒッピーのアート運動やイーストビレッジの新しい潮流を経て、
80年代に現れたへリング。
若者たちに、絶大な評価を得ました。

Img_9943

Img_9928

自然のなかに突如出現する中村キース・へリング美術館、
なかなかすてきな美術館です。

|

2023年11月 3日 (金)

幸せの青い卵

南アメリカ原産のアローカナという鶏の卵は「幸せを呼ぶ鳥」と言われています。
殻も、うっすらと青い色をしています。

Img_9652

アローカナの卵は、数が通常の鶏よりも少なく、3割ほどとか。
しかし、その卵の黄身は濃い黄色で、コクがあって実においしい。
ビタミンEとビタミンDがふつうの卵の10倍で、疲労回復によく、レシチンも約2倍で、老化防止にいいとされています。

|

2023年11月 2日 (木)

八ヶ岳中央農業実践大学校のなかにある八ヶ岳農場直売所。
学生が育てた野菜や牛乳、チーズ、卵などが販売されています。
放し飼いの卵は、鶏にストレスがない状態で飼われているので、
食べるこちらも元気になりそうです。
ただ、数は少なく、手に入りにくいです。

Img_9653
市場で多くを占めているのがケージ飼い。
衛生管理が行き届き、えさの管理もされているので、栄養価も安定しています。
鶏小屋と野原を自由に行き交う「平飼い」もあります。
卵は毎日のように食べるものなので、値段も考えて選ぶのが大切です。
ぼくは時々、味比べをしながらどの卵にしようか、楽しんでいます。

無洗卵を買うこともあります。
産み落とされままで洗っていない卵には、外側がクチクラ層という膜があり、細菌の侵入を防いでいます。
無洗卵は、食べる直前に洗います。

Img_9651

ぼくは卵かけごはんが好き。
ぜいたくに黄身だけを、少量のごはんにかけて、めんつゆを一滴。
無洗卵の卵かけごはんをいただきます。

|

2023年11月 1日 (水)

ウクライナを想う(83)

11月1日は、ポーランドでは「死者の日」。
もともとは死者を想う静かな休日、
ですが数年前からハロウィン風になってきたとのこと・・・。

さて、宮永さんがウクライナ避難家族のもとへ食料の配布にいくと、
お母さんが涙目で、手作りの花をプレゼントしてくれました。

Img_20231027_092216

生活が大変なのにもかかわらず、
遠慮してなかなかリクエストができない方もいるようです。
そんな方にも届くように、あたたかな手を差し伸べていきます。

|

« 2023年10月 | トップページ | 2023年12月 »