『「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義』(大西広著、講談社+α新書)
なぜ少子化対策は失敗するのか。非常におもしろい。

有配偶者率と年収は関連が深く、年収400万円超えると、有配偶者率は一気に上がる。
しかし、非正規労働者は50歳以前でも有配偶率が40%に満たない。
バブル崩壊後の経済から脱出するために非正規労働者を増やしたことが、結婚できない若者たちを生み出してしまった。
若者たちも苦しんでいるが、日本全体も苦しんでいる。
結局、若者の貧困を減らすには、非正規を正規へと変えていく努力を企業がすることが大事だ。