来年こそ中東に平和を(下)
パレスチナの少年の心臓は、イスラエルの少女に移植されました。
その事実を多くの人に知ってもらいたいと思い、『アハメドくんのいのちのリレー』という絵本をつくりました。
そして、英語版とヘブライ語版、アラビア語版をつくり、現地に持っていきました。
ヨルダン川西岸自治区では書店が読書会を企画。
その後、ガザの作家協会の人たちも読書会を開いてくれました。
イスラエルの各地の町にも、二国共存が平和への近道と考えている穏健派がいて、
読書会に参加してくれる人がいました。
パレスチナの少年の心臓は、イスラエルの少女の中で生き続けている
いま、再び多くの人たちに『アハメドくんのいのちのリレー』を読んでもらい、
両国の間にいのちのリレーがあったことを思い出してもらいたいと思います。
イスラエル人とパレスチナ人、それぞれが苦しい歴史を背負っていることをお互いが理解し、
共存していくことを考えなければ、この地域に平和は実現しません。
2024年こそ、中東に平和がやってくることを心から祈ります。
一年間、「八ヶ岳山麓日記」をお読みいただき、
ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
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