年末年始おすすめ映画(中)
先日、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの映画『わたしを離さないで』を紹介したが、
今回は、『日の名残り』(1993年)
小説もすごいが、重量感ある映像は映画ならではの魅力。
第二次世界大戦直前、ダーリントン卿の屋敷につとめる執事をアンソニー・ホプキンスが演じている。
次第にナチスに取り込まれていく主人への忠誠。
女中頭の女性との淡い恋。
もどることのできない人生。
いくつも過ちを重ねていくが、これも人生だよなと思わせてくれる映画になっている。
黒澤監督の『生きる』(1952年)を、カズオ・イシグロがイギリスに舞台に脚本を書いた『生きる LIVING』(2022年、イギリス)もすばらしかった。
主演は名優ビル・ナイ。
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