人口減少問題を考える(6)
この40~50年、日本は成果主義を重視して、GDPを伸ばしてきたが、一人当たりGDPはG7の中でイタリアに抜かれ、最低になりつつある。
いくつかの国際共同研究のデータから言えることは、格差をなくした工賃金こそが高生産性の条件であり、人口減少を防ぐことになる。
カルロス・ゴーンは日産を下降線から脱却させたが、その実、労働条件を下げて企業業績を上げ、自分の年収は20億超という異常な構図を作り上げた。
これでは高生産性も達成しないし、人口減少を止めることもできない。
ユニクロは給与を最大で40%引き上げると発表し、格差縮小で株価を上げることになった。
ニトリもそのようなことを考えているようだ。
物質の生産を扱う経済学のなかで、『「人口ゼロ」の資本論』(大西広著、講談社+α新書)は生命の再生産の問題を、人口の問題としてとらえていて、とてもおもしろい。
「人を大事にする資本主義」という言葉にとても共感する。
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