メメント(1)
やなせたかしさん
膀胱がんの再発をくりかえし、最後は肝臓に転移、2013年に亡くなられました。
晩年、がんとの付き合い方をうかがいました。
度重なる再発にショックを受けながらも、
がんは細胞分裂が活発なほど増殖する、だから、「細胞が若い」と病院で言われ、やなせさんはうれしくなってしまったそうです。
なんとも素敵な人でした。
まだ世に出ていない若い詩人や画家の発表の場として、
「誌とメルヘン」を創刊。
30年間、385号まで刊行されました。
まるで、アンパンマンのような人でした。
◇
「メメント」とは「思い出せ」「記憶」「思い出」という意味のラテン語。
忘れてしまうこと、忘れてもいいことが多い日々のなかで、
いつまでも慈しみたい記憶があります。
そんな大切な記憶の断片を、つれづれなるままに綴っていきます。
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