高野豆腐、欧州で評価
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AERA dot. で鎌田式食事術が取り上げられました。
【医師が教える食生活】
鎌田式「筋肉・骨・血管・脳・腸」5つの健康を大切にした食事術
鎌田式長生き食事術 #5
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【鎌田實】医者だから言える「医者の話を鵜呑みにするな」【デイリーWiLL】
医者だから言える「医者の話を鵜呑みにするな」
なんて、とんでもなく過激なことを、
精神科医の和田秀樹さんと鎌田が、一冊の本にしました。
和田秀樹さんは、血糖値:660。へモグロビンA1C:9。
血圧:なんと200→170にコントロール。
こんな数字を聞くと、自分はそれよりはいいかなと、ちょっと安心できてしまう。
とにかく、今までにない視点で本を作りました。
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門前町にある「グループほーむもんぜん楓の家」は、小規模多機能施設。
震災後、福祉避難所として20数名の障害をもった高齢者を引き受けています。
全国から看護師、介護士が応援にきています。
案内してくれたのは釜石から来た介護士さん。
ぼくが東北支援に入っていることをよく知っているそう。
82歳の女性はパーキンソン病があり、前方突進になっているので、歩き方を教えました。
この方は、本を読んでいました。
「この状況のなかで本を読んでいるというのはとても素晴らしいことだ」と言うと、
うれしそうでした。
厳しい状況のなかでも、自分の心の時間をもっている人はとても強いように思います。
ケアワーカーが車中泊をしていると聞いたので、
ぼくがお世話になっている「のと酒心館」をすすめました。
こごでは、食事などをつくれるスタッフがいて、泊まることもできます。
ハセヤンが、生活しやすいように整えています。
QR能登の人たちもとてもあたたかく、居心地がとてもいいです。
被災した人たちの支援も大切ですが、支援している人たちがも体力を消耗しないですむようにすることもとても大切。
穴水や輪島へボランティアに入る人で、泊まるところがない人は、
酒心館に相談してみてはいかがでしょうか。
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『医者の話を鵜呑みにするな』(鎌田實、和田秀樹著、ワック)
「ヘルシズム(健康至上主義)」や「健康幻想」がはびこる日本。
正しく楽しく「健康長寿」を目指そう!
そこで「きちんきちん」の鎌田式か「自己責任」の和田式か、
それとも両者の「いいとこ取り」か
<本書の内容>
・健康オタクは寿命を縮める
・「健康寿命を延ばす食べ物」ベスト8
・「慢性炎症」と「フレイル(虚弱)」こそが万病の元
・人は「ちょい太」の方が長生きする
・物忘れや湯鬱になったら、認知症やうつよりまず男性ホルモン減少を疑おう
・ぎりぎりまで仕事はやめるな!免許は返すな!
・たとえ認知症になっても10年は大丈夫
・「60歳を超えたら苦労から逃げる」が認知症を防ぐ
・年取っても「英雄色を好む」で行こうよ
・異性に触れるだけで〝絆ホルモン〟が出る
・孤独は楽しむのもの、孤立は避けるもの
そのほかためになる話が満載
おもしろい本ができました。
ぜひ、お読みください!
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門前町にあるクリニックに
「お疲れなら、週一回外来の交代要員を手配します」という話をしましたが、
兄弟でドクターをしているので、何とか交代で対応できているとのこと。
二次避難をしている患者さんも多く、
140人近くの外来患者が、半数近くに減っているということです。
輪島市の朝市通り近くのクリニックで話を聞いたときには、
やはり二次避難の患者さんが多く、一日の外来数は十数人程度に減少。
この状態が長期間続くと、運営も大変だろうなと想像します。
市立輪島病院では、震災前130人いた看護師が、通勤が困難という理由で30人が退職見込みとなりました。
中長期的に見ると、クリニックや病院の運営は非常に厳しく、
財政的、人的支援が必要だと感じました。
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輪島市門前町にある諸岡避難所では、風呂や洗濯場が用意され、3食の炊き出しも行われています。
避難所のリーダーの話では、
1月にはインフルエンザや新型コロナなどの感染症が広がって大変だったが、
2月に入り徐々に落ち着いてきたとのこと。
自宅の一室を整備して生活する人が増えてきたが
お風呂や食事にはこの避難所を利用している人も多いといいます。
健康相談で82歳の女性は、
初めのうちは眠れなかったが、このごろは眠れるようになった。
昼間はできるだけ足腰が弱くならないように外に出ていると話してくれました。
この地域は地盤が砂地で出来ているところがあり、
その地域の家屋はかなり大きな被害を受けています。
全国的なマスコミがあまり入っていないので、厳しい現状は伝わっていません。
3/10の「日曜はがんばらない」(文化放送、朝6時20分~)では、避難所の責任者森さんに避難所の現状や今後の問題点などをうかがいます。
ぜひ、お聞きください。
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https://youtu.be/cbEhJbO-qjk?si=Vscb-JZ3NcmapR-0
能登半島地震の被害の大きい輪島へ入り、
炊き出しと健康相談をしました。
風に立つライオン基金のライオンカフェを開くための調整も行っています。
火災にあった朝市一帯は今も大変な状況が続いています。
輪島の南部にある門前町に拠点のあるRQ能登に宿泊させてもらい、救援活動をしました。
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スヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチ
『戦争は女の顔をしていない』などで知られる作家。
ノーベル文学賞を受賞する前、松本で対談しました。
2015年10月、このブログで「今、最もノーベル文学賞に近い作家」としてアレクシェーヴィッチのことを書きました。
その直後、彼女がノーベル文学賞を受賞したため、
新聞社からコメントを求められたこともあります。
ルカシェンコやプーチンに批判的。
著書『チェルノブイリの祈り』は、ベラルーシのルカシェンコ政権下での言論統制により出版が取り消されています。
現在はドイツに暮らしています。
プーチンによるウクライナ侵攻から丸2年。
ベラルーシ人の父親とウクライナ人の母親をもつアレクシェーヴィッチは、
この侵攻を強く批判しています。
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富山大学医学部卒業生有志と、輪島市にある「ごちゃまるクリニック」が令和6年能登半島地震支援金募金のクラウドファンディングをしています。
クリニック名の「ごちゃまる」とは、赤ちゃんから高齢者、障がい者らすべての人と「ごちゃまぜ」に向き合い、病気だけでなく、人生、歴史、風土も「まるごと」支援する地域支援型診療所。
被害の大きい輪島のなかにあり、地域のために必死に活動を続けています。
クラウドファンディングをを推薦している富山大学の山城名誉教授とは友人です。
ぜひ、応援をお願いいたします。
https://congrant.com/project/wajimakko2024/10390
3日前からカナディアンファームのハセヤンが、
水道を掘るために輪島に入っています。
水道が復旧すれば、お風呂をつくったたり、炊き出しもしようと考えています。
炊き出しの際には、茅野市にあるレストラン・ピーターの3兄弟と協力しようと準備を進めているところです。
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小澤征爾さんが2月6日、88歳で亡くなられました。
言うまでもなく世界的な指揮者ですが、
長野県民にとっては、夏に開催される音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバルで馴染みが深い方です。
斎藤秀雄氏の没後、彼の教え子であった小澤さんは、門下生たちとサイトウ・キネン・オーケストラを結成。
92年からサイトウ・キネン・フェスティバル松本を開催し、15年からはセイジ・オザワ松本フェスティバルと名前を変えて、夏の信州を音楽で盛り立ててくれました。
ぼくも毎年、オーケストラかオペラを鑑賞するのが楽しみでした。
東日本大震災後、松本にあるJCFでは福島の子どもたちを応援していましたが、
その子どもたちをサイトウ・キネン・フェスティバルが招待してくれたことがあります。
小澤さんは、予定になかったのにステージに上がり、指揮。
子どもたちへのあたたかな心が感じられました。
2010年に食道がんの手術。
手術の後、食べる量が少なくなっていたと想像しますが、
はつらつとした印象で、ぼくたちにすばらしい音楽を届けてくれました。
小澤征爾さん、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
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『海辺の俳人』(堀本裕樹著、幻冬舎)
ぬくぬく、ひらひら、さくさく。
俳句結社「蒼海」主宰、俳人のエッセイ。
海が見える町に住みたいと思い探していたら、湘南の片隅に一軒家が見つかる。
一人暮らしを始めるが、やがてパートナーができ、結婚。
女の子が生まれる。
俳人はこんな句をつくる。
「七草や疫病の世に児のおなら」
生牡蠣のこんな食べ方も。
「しんしんと牡蠣にボウモアたらすべし」
牡蠣にアイラ島のシングルモルトウイスキー「ボウモア12年」を垂らして食べる。
こんな食べ方があるのかと思った。
ぼくも生牡蠣が好きだが、レモンか、三つ食べるときはケチャップで。
ニューヨークでも、アイスランドでも、モロッコでも食べたが、
牡蠣はその土地の海の味がする。
この本の「あとがき」を書いているときに、
立ち退きを求められる電話がかかってくる。
結局、『海辺の俳人』が世に出るころには、海辺の俳人ではなくなっている。
そんなしゃれたオチのある本である。
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諏訪中央病院の庭を作ってくれているグリーンボランティア。
毎冬、お礼の健康勉強会をしています。
今年は、健康づくりとして、腸活、筋活、脳活の話をしました。
また、院内助産院の環境整備をするためのクラウドファンディング、
能登半島地震の緊急支援などの報告もしました。
終わった後、群馬から来ている材木屋さんから声をかけられました。
20年ほど前、ぼくの本を読み、ぼくの外来に来たそうです。
群馬の病院で手術をすすめられているが迷っているということで、セカンドオピニオンを求めにきたのです。
ぼくは、良性の病気なので経過をみていけばいいと説明しました。
材木屋さんは、それに納得して手術は受けず、
ドックや諏訪中央病院の外科で経過をみているそう。
「手術はせず、大正解」
群馬で材木屋さんをしながら、諏訪中央病院のグリーンボランティアに参加。
昨年は、2日休んだだけといいます。
ある時、冬の庭は人が少なくなるが、日向ぼっこができたり、お茶を飲んだりできる居心地のいい丸太小屋をつくろうという計画が上がりました。
材木屋さんは、受診の後、その集まりに参加。
必要な材木をそろえてくれたおかげで、素敵な小屋ができました。
群馬でもいい材木をそろえられると評判の材木屋さん。
原村の工務店から特別な木材を買いたいという話がきて、それに応えました。
すると、その評判が口コミで広がり、今では諏訪盆地一帯の15工務店から注文が来るまでになったとか。
この日も、朝4時に起き、材木を諏訪の工務店に運び、その後、グリーンボランティアに来たといいます。
健康講演会では、オキシトシンというホルモンの話もしました。
「絆ホルモン」や「思いやりホルモン」(さだまさしさんは「おせっかいホルモン」と呼んでいます)です。
ボランティアで人のために動いたことが、自分の健康にも、仕事にもつながり、
元気の源になっていく。
材木屋さんの話を聞いて、ぼくも元気をもらいました。
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