陽なたぼっこの小屋
諏訪中央病院の庭を作ってくれているグリーンボランティア。
毎冬、お礼の健康勉強会をしています。
今年は、健康づくりとして、腸活、筋活、脳活の話をしました。
また、院内助産院の環境整備をするためのクラウドファンディング、
能登半島地震の緊急支援などの報告もしました。
終わった後、群馬から来ている材木屋さんから声をかけられました。
20年ほど前、ぼくの本を読み、ぼくの外来に来たそうです。
群馬の病院で手術をすすめられているが迷っているということで、セカンドオピニオンを求めにきたのです。
ぼくは、良性の病気なので経過をみていけばいいと説明しました。
材木屋さんは、それに納得して手術は受けず、
ドックや諏訪中央病院の外科で経過をみているそう。
「手術はせず、大正解」
群馬で材木屋さんをしながら、諏訪中央病院のグリーンボランティアに参加。
昨年は、2日休んだだけといいます。
ある時、冬の庭は人が少なくなるが、日向ぼっこができたり、お茶を飲んだりできる居心地のいい丸太小屋をつくろうという計画が上がりました。
材木屋さんは、受診の後、その集まりに参加。
必要な材木をそろえてくれたおかげで、素敵な小屋ができました。
群馬でもいい材木をそろえられると評判の材木屋さん。
原村の工務店から特別な木材を買いたいという話がきて、それに応えました。
すると、その評判が口コミで広がり、今では諏訪盆地一帯の15工務店から注文が来るまでになったとか。
この日も、朝4時に起き、材木を諏訪の工務店に運び、その後、グリーンボランティアに来たといいます。
健康講演会では、オキシトシンというホルモンの話もしました。
「絆ホルモン」や「思いやりホルモン」(さだまさしさんは「おせっかいホルモン」と呼んでいます)です。
ボランティアで人のために動いたことが、自分の健康にも、仕事にもつながり、
元気の源になっていく。
材木屋さんの話を聞いて、ぼくも元気をもらいました。
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