ウクライナを想う(86)
ポーランドのクラクフに、アシスタント協会というのがあり、ウクライナの避難民がくるとこの協会が応援をしています。そのアシスタント協会にも、JCFは応援をしてます。
ミコライウ北西の街から避難してきたイリナさん母子は、マンションの地下室で避難生活をしていたのですが、ミサイルが着弾しマンション上部が破壊され、危険を感じて、高校生の娘さんを連れてポーランドへ脱出しました。
夫はウクライナに残っています。持てるだけの荷物と現金約10万円。それがすべて。
国境を越えてポーランドのクラクフにやってきました。
イリナさんは、もともと小学校の国語の先生です。今は、皿洗いの仕事を必死でしています。胸が詰まります。
ポーランド語がもう少し分かるようになって、またクラクフの小学校でせめて教師のアシスタント等の仕事ができれば、生活面も、心の面でも、希望がわいてくるように思います。
娘さんは絵が書くのが大すき。最近は絵の表現にも影が落ちていると言います。
支援物資として、娘さんにマーカーセットを送りました。今度は、紙や絵の具などの画材セットを送って、精一杯絵を描いてもらいたいと思っています。
JCFは、ウクライナの子どもたちの絵画展を全国でさせて頂いています。ぜひウクライナの子供達の絵画展をしたり、あるいはJCFに寄付をしていただけるとありがたいです。
国境を超えて避難をしてきても、なかなか安心できる生活ができていない人たちがたくさんいます。とてもつらいことです。
プーチンがしてることはとても許せません。
不条理に悲しい人生にさせられている人たちに、少しでも手を差し伸べないといけないと思います。
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