睡眠を妨げない排泄ケア
介護専門誌「おはよう21」で
大王製紙の「介護の快護化」という連載をしています。
介護をする人も受ける人も快適になる排泄ケアというものを考えています。
排泄ケアは睡眠ととても関係があります。
かつては2時間おきなど頻回なおむつ交換をよしとする時代がありましたが、
頻回な排泄ケアは、利用者の睡眠を妨げることがわかってきました。
10年ほど前、台湾の不老学会に呼ばれたとき、
台湾の介護施設では「2時間おきのおむつ交換」がよい介護施設の条件になっていたので、これは考え直したほうがいい、利用者の希望に沿ったほうがいい、と話しました。
ぼくが利用者の立場なら、こんなに頻回に起こされたら、中途覚醒していい眠りが得られないだろうから、と話したことを覚えています。
大王製紙の論文では、おむつや衣服、シーツの交換など、一人の排泄ケアにどれくらいの時間がかかるかを調べ、質の高いおむつを使用することで交換回数や時間を減らすことができるとしています。
ケアされる人は熟睡でき、ケアする人は負担の少なくなる。
どちらにとっても快適になります。
アテントは、いいおむつを作ることで「介護の快護化」宣言をしているのがいいなと思いました。
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