ウクライナを想う(89)
先日ウクライナ避難民の方々へ配給を行った際、食べものがないと泣きながら話してくたタティアナさんへ、食料を届けに行ってきました。
タティアナさんは戦争が始まる前からクラクフに住み、仕事をしていました。戦争が始まってすぐ、カホフカで祖父母と一緒に住んでいた子供2人を連れて避難してきました。ウクライナで兵士として戦っている長男、軍事高校へ通う次男、クラクフ85番小学校に通うカティアちゃん(1年生)の3人の子どもがいます。
1日12時間(夜勤も)、窓を製造する工場でくたくたになるまで働き、両手にはたくさんのけがの痕。給料の殆どは家賃と光熱費でなくなり、政府から支給される育児保証金で何とか繋いでいるが、冷蔵庫の中が空っぽになることがあり、学校に持っていかせるサンドイッチも作ってあげられないと涙をこぼしていました。
校長先生と相談してカティアちゃんの給食費(サンドイッチ代)を6月20日の終業式の日までJCFで負担することにしました。
カティアちゃん(1年生)。とても静かで勉強のできる子。
カホフカに残してきたおじいさんおばあさんに会えないのがつらく、早くウクライナに帰りたいと話している。
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