15年ちかく前、パレスチナ西岸地域やガザを訪ねました。
イスラエル兵に何度も銃で脅される怖い旅でした。
その旅行で取材して書いた『アハメドくんのいのちのリレー』は、
今も読み続けられています。
最近、増刷がかかり6刷になりました。

争いの歴史は深いものの、お互いを理解し合うことが大切です。
両国の間に、ある臓器移植という「いのちのリレー」があったことを、
今こそたくさんの人に知ってほしいと思います。
まったく宣伝をしてないなかで増刷がかかっているということは、
この本の持つ意味がじわじわと広がっているのだと思っています。