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2024年7月22日 (月)

納豆の練り方

6月26日放送の「林修の今知りたいでしょ!スペシャル」(テレビ朝日)にゲスト出演したとき、
郷ひろみさんが、納豆ご飯にネギを入れていると話していました。
郷さんのこだわりは、納豆を200回くらいかきまわすこと。

時間栄養学の研究者は200回かき回しても栄養的には変わらないと話していました。

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では、味はどうか。
北大路魯山人の『魯山人味道』という本を調べ直すと、
「納豆の拵え方」として、「練り方がまずいと納豆の味がでない」と書かれています。

何も加えないで、そのままも二本の箸でよくねりまぜる。
そうすると納豆の糸が多くなる。この糸を出すほど納豆はうまくなる。
不精しないで手間を惜しまず、極力練り返すべきである。
硬く練り上げたら、しょうゆを数滴落として練る。
要するに、しょうゆを少しずつ加えながら練ることを繰り返し、
どろどろになったら辛子を入れてよくかくはんする。
このとき好みによって、ネギのみじん切りを散らす。
これを茶漬けにしてもいい。

…そんな風に、魯山人は書いています。

郷ひろみさんの納豆ごはんも魯山人の流れを汲んでいるのかもしれません。

 

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