友人の佐藤雅彦さんが70歳を記念して作品集を出版しました。
『古希記念臨床美術作品集』には、彼の絵画のほか、50歳で若年性アルツハイマー病と診断されたこれまでの歩み、生きがい、認知症とともに生きる思いなとが綴られています。
ぼくも、「友人・佐藤雅彦さんへ」という文章を寄せました。
彼からはいつも生き方を教わっています。
夜9時ごろ、電話で「さびしい」と言える率直さ。
梅干しを食堂に持っていくのを忘れる、持って行っても食べるのを忘れる、というすっぱい失敗。
ロマンス詐欺にひっかかりそうなった、甘い体験(いや、苦い体験か)。
困りごとや失敗談もユーモアに変えてしまう、彼は本当にすごい人です。