世界はどこへ行くのか(12)
1948年に刊行されたジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984』。
ビッグブラザーが統治する独裁政党は、どんなフェイクもファクトと言い続けることで、民衆の認識を操作する。
ロシアや中国をみていると、この小説を思い出す。
日本でも、陰謀論を信じる人たちが出だしている。
「世界は影の政府に操られている」
はじめは荒唐無稽な陰謀論だと思っていても、
「もしかしたら」と思わせるような事件が重なると、
「そうかもな」と信じはじめてしまう人がいる。
「コロナワクチンにマイクロチップが埋め込まれている」という陰謀論もある。
ワクチンが嫌いな人は一定程度いる。
それはそれでいいのだ。
でも、陰謀論に夢中になってしまうと世界はとんでもない方向に行ってしまう。
陰謀論はひとつのエンタメくらいに思って、
おもしろいけど、あやしいなと思えるバランス感覚をもつことがこの世界をまっとうにするのだと思う。
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